GAMAの菜園&フォト日誌

SINCE JUNE 2005・・・菜園情報と写真で綴るGAMAの雑記帳

今年最初のMチン播種

2025年01月18日 12時42分56秒 | 農場日誌
温床が稼働したので今年最初のMチン(ミニチンゲンサイ)の播種を行います。いつも通り200穴プラグトレイに
種蒔培土を充填するところから。昨日何気に店頭で見たら右側に映っている水稲の育苗トレイが218円となって
いました。2018年に私が就農した時には98円だったのに。それも4年位前までは変わっていませんでしたが。
何もかもがべらぼうに高騰しています。



充填した培土は鎮圧が必要ですが播種穴も必要です。自分は充填済みの同じ200穴トレイを押し当て穴開けと
鎮圧を同時に行っています。あとはカリカリ君(黒いプラ製のへら)に100粒くらいずつ載せてピンセットの
先で二粒ずつ掻き落として蒔きます。1トレイ10分くらいでしょうか。



今回は2種類(シャオパオとコロポックル)を1トレイずつ蒔きました。この時期の耐寒性を比べてみたかった
からです。温床に置いて苗作り開始です。



米糠ボカシの原材料を一ヶ所に集めました。種蒔き培土、育苗培土と余った落ち葉も同じこの一角に集めました。



温床作りで古いコンタミを思ったより多く再活用したため今年集めた落ち葉がまた10袋も余ってしまいました。
と言っても補充に使うこともあるし、1年置いといてもなんちゃないことは証明済みです。



なんとなくストリートビューで菜園前を通過してみたら2023年4月の絵でした。



次の瞬間景色が一変。何じゃと思ったら一気に10年以上前の2012年12月にワープ。まだKZさんの
車庫も無く、私が今使っている駐車場スペースも同じ菜園仲間の苺博士が使っていました。私の菜園への入り口は
KZさんの自転車置き場の右側で今軽トラを止めている場所には堆造サイロ(完熟堆肥を作るためのサイロ)が
デンと居座ってました。^^ 懐かしい・・・ ストリートビューで過去に行けるのは知ってましたが突然勝手に
ワープし、また一瞬で元に戻るというのもグーグルさんも洒落たお楽しみを用意してくれたもんです。実際は
映像のつなぎ目がずれてしまっただけでしょうがね。



午後は家内のお供でドライブレコーダーやバッテリーの調査に出かけました。
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果菜類浸種、温床完成

2025年01月17日 18時01分22秒 | 菜園ティスト日記
温床も稼働したので果菜類の浸種を行いました。浸種とは催芽播種とは異なり、種を低温発芽させるため自然に
近い環境を人工的に与えて休眠打破を促す植物対話農法ならではの手法です。発根をさせる直前の寸止めで播種
することで完全な状態の毛根を発達させます。これと低温発芽を合わせることで非常に強い苗を育てることが出来
ます。果菜類に便乗してスイカとかぼちゃも浸種しました。





農家の店しんしんへ出向いてトマトハウス用のPO、2サイズを買ってきて温床にセットしました。その作業中
温床内部に仕込んだ温度計を誤って破壊してしまいましたー。また買いに行かねば。
出入り口の冷気遮蔽カーテンも下ろしこれで温床は完成です。





外はビュービューの北風で砂塵が舞い上がっています。でもこの育苗棟の中はヌクヌク。温床の温度が上がって
来ると日の出前でも外とは全然違う別世界です。



育苗棟全景。このハウスだけは完全密閉型です。他のハウスは葡萄ハウスだの農舎小屋なので密閉空間ではありません。
右端1/4は遮光して資材置き場にし、育苗スペースとは隔離しています。



その北風ビュービューの中でもお隣の大根トンネルは微動だにしていません。



しかし、ガマ菜園のトンネルは一つとして無事は無し。これじゃミニチンゲンも育つまい。本当のプロの技は
さすがに一枚上手です。





風の中、なんとか復旧。今日のような快晴の日の翌朝は放射冷却が進むのでめちゃ冷え込みます。直しておかない
と悲惨です。この手の作業は複数人の手があるかないかで結果はぜんぜん変わります。似たような事は出来ても
質が違ってくるんですよねえ。手前のトンネルはもう収穫がほぼ終わっているので放置です。



育苗棟の向こう、駐車場の並びにある休耕地をこの春から農場用地に追加します。80坪ほどの飛び地なので
大手の借り手の目にも触れず地主も管理に手を焼いていました。今借りている農場と同じ地主です。まずは除草
から始めないとなりませんね。冬の朝は10時くらいまで家の日陰になるのが宿命の土地です。



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温床セッティング

2025年01月16日 17時51分51秒 | 菜園ティスト日記
今日は晴れてはいますが空の様子が今までとは少し変わって来ています。ちなみに都内は午前中から曇って
いたようで昨日とは一変、寒い一日になったようです。



寒さの底はあと2-3日続くようでミニチンゲンサイはなかなか収穫サイズになってくれません。



昨日は温床に使うコンタミを集めるまで終わっていましたが、今日は一気に完成を目指します。まず、全体の1/4を
底まで掘り返して反対側に積み上げ、



コンタミを全て積み上げて攪拌しながら広げていきます。



こんな具合に。切り崩すだけですべてのコンタミが落下しながら混ざります。



それを均一に均して雨水をたっぷり。



雨はここのところほとんど降っていませんが、昨年11月までに降った雨水が集水桶に500ℓくらい溜まっています。
水道の水はカルキが入っているので数日放置しないと使えません。



堆肥化している古いコンタミを一部残しておいて巨峰の根元に追肥しました。白い粉は微量要素8種類が混ざった
ハイグリーンという肥料。窒素はありません。葡萄には窒素は多くは要らないので堆肥に含まれる分で十分です。
巨峰へは隣の葡萄ハウス(物置)の片付けを行う時にそちら側でも同様に追肥します。シャインマスカットも
基本同じですが、駐車場で掘りにくいからあちこちに穴を掘ってのスポット追肥にします。



すべての作業を終えトンネル用のパイプをセット。今年は二重トンネルで育苗します。

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温床準備開始

2025年01月15日 17時52分09秒 | 菜園ティスト日記
温床の準備は落ち葉集めから。ここは菜園から車で2分もかからない直ぐ近くの里山。



上の場所のすぐ下のスロープ。ここだけで十分以上に確保できます。



11時に家の修理関係の業者さんが来るのでここでの作業は10時半まで。12袋集めました。戻って農舎を調べたら
昨年使いきれなかった在庫が10袋も出てきました。今年はこれで十分そう。



午後は育苗棟の掃除から。いろんな物を押し込んであったので1時間以上かかりました。



温床から昨年のコンタミの掻き出し。まず半分ほど。ここに新しいコンタミ(落ち葉、米糠、鶏糞、籾殻、油粕)を
混ぜ合わせ大量の水を含ませながら戻します。



まだ新しいコンタミを投入すれば十分発酵しそうな按配ですが圧縮が進んでいるため空気投入のため籾殻を増やす
必要があると判断。



菜園から車で5分の籾殻砂漠へ取りに来ました。ここは世話になってる直売所のオーナーの土地で籾殻は使い放題。





籾殻は入れすぎると米糠の量を増やさねばならず、そうすると温度が高くなり発熱期間も短くなります。自分の
温床は発芽も低温発芽を行い、育苗も5度~10度くらいの低め設定で2ヶ月走らせたいので籾殻もほどほどの加減
が必要です。



尚、堆肥を作る場合はこれに魚かすを加え、米糠と籾殻の量も増やし十分踏み固めビニールを被せます。
そうすると70度くらいまで内部温度が上昇し30日程度でフカフカの堆肥が出来上がります。でも、間に2回ほど
切り返しが必要になるので自分は余力無し。もっぱらサラブレッド堆肥のお世話になっている次第。

写真は稼働中の昨年の温床の様子です。電源の無い育苗棟ですので自然の力と2重トンネルで極寒を凌ぎます



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葡萄の剪定

2025年01月14日 18時10分47秒 | 菜園ティスト日記
今週いっぱいで寒さが底をつき来週から徐々に春に向かい始める由、それじゃのんびりとはしていられません、
葡萄の剪定を最優先にしました。シャインマスカットです。



剪定前。



こちらは巨峰です。



剪定前。



落としたシャインマスカットの枝。20㎝くらいに切って差しておくとどんどん苗ができます。シャインマスカットの
海外流出が問題になりましたが、ほんの一枝持ち帰れば4年後には数千房を生産する大農場が生まれてしまいます。



シャインマスカットはもう手遅れですが、他の新種は一枝たりともぞんざいには扱ってほしくないですね。
自分は粗朶(そだ)を束にまとめ乾燥させてから焼却処分します。



シャインマスカットの雨避けハウスは地上から2メートル以上の高さに這わせ、その上も最大1メートルクリアランス
を確保したから管理しやすいのですが・・・



先住の巨峰の時は何も考えてなかったので地上高も頭が当たる程、クリアランスも最大60㎝しか確保しなかったので
葡萄にとっても人にとっても窮屈だし管理も大変です。下に何も無ければまだしも、資材置き場を兼ねてますからねえ。

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そろりと育苗準備開始

2025年01月13日 17時19分51秒 | つくば・牛久沼周辺日記
今日からまた1週間、晴天が続くようです。稼ぐにはいい天気。農道のぬかるみもだいぶ走れるようになりました。



今年も夏野菜の始動に向けて準備開始です。



夏のトップバッターはキヌサヤ、スナップの両エンドウ。そのネットがこの界隈では隣町のホムセンにしか無い
ので買いに出ました。ついでになす、ピーマンの育苗に使う培土も調達しました。



そのホムセンは利根川に近い守谷という町にあるのですが道すがら筑波山の全景が見える場所があります。高架はTXです。



筑波山は万葉の時代から和歌に詠まれている回数が多く、京都の名山達に次いでなんと富士山よりも多くの
歌に詠みこまれています。こんな常陸の彼方の山にどういう因果があったのか。伊勢神宮の他に「神宮」
という格が与えられた二つの神社が筑波山の南にあります。香取神宮と鹿島神宮。今は魅力度日本一低いとされる
この地域ですが、平安の古代から何かしらの霊験がこの一帯には祀られていたんでしょうねえ。何となくですが
縄文海進の時代には筑波山は本州で一番先に陽が上る日の本の象徴的な山だったんじゃないでしょうかねえ。



伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮を3大神宮とするのは延喜式神名帳です。他に日本書紀由来では伊勢神宮、
出雲大神宮(出雲大社)、石上神宮をもって3大神宮とする説もありますが、いずれにしてもこの5社が
古来から神宮と呼ばれているいずれも全国に数百の分社を持つ総本山です。
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今日は来客

2025年01月12日 17時08分48秒 | ガマのフォト日記
今日は1週間前から雪だの雨だのと騒いでいましたが、二日前くらいからもしかしたらにわか雨が降るかも
しれないとトーンダウンし、今朝になったらただの曇り予報に落ち着いていました。先週40日ぶりに
まとまって降りましたが、その後はまた2週間先までの予報からも雨マークは消えました。降雨の少ない冬になって
います。こうなると春先からのぶり返しが怖いですね。来る日も来る日も雨では堪りません。





葉ネギももう少し気温が上がって来たら株分けをしながら移植してやりたいところ。今はまだ雑草も生えない
極寒の日々です。



8袋、120粒購入したF1のPC筑陽の種が耕作面積増加により足りなくなりました。昨年の株が実をつけたまま
菜園で立ち枯れていたので干からびた実を回収。これらから不足分の種を取ります。F1ではないですが補植分
に充てるので良しとしましょう。ピーマンだとどんな実が生るか分かったもんじゃありませんが、なすはどうなるか。



本日は正月に来られなかった親戚が来訪。ゆっくりしました。
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気温より日照時間?

2025年01月11日 15時12分17秒 | ガマのトピックス&MISC情報



昨年から顕著になってきた野菜価格の乱高下はいろいろな理由が挙げられています。
気温上昇で秋野菜が一気に成長してしまい市場がダブついて下落
その後口は逆に気温が低下したため成長不振で品薄となり高騰

要するに不作と豊作が不規則に交錯した結果とされているわけですが私の小さな畑でもそれに類するような
不規則な現象はいろいろ出てきています。全国の農産地の情報も概ね同様の傾向ですね。
ただ、なんでも気温のせいで済ませられるほど単純ではない複雑な要因も垣間見えてきています。

上の最初のグラフは私の農場から最寄りの観測スポットの気象データから加工したものですが、昨年と今年の
日照時間(1か月間の日照時間の合計)を月別に比較したものです。1月、3月、12月以外はおしなべて
前年を下回っています。非常に大きな差が出ている月もあります。全体では12%の差ですが、11月から12月に
かけて40日も雨が降らない期間もありましたからR6はそこで稼いだとも言えます。

二つ目のグラフは私の家庭菜園に設置してある百葉箱で取っている気温データのまとめです。
気温は最低気温の月毎の平均と、同じく月毎の最高気温の平均を比較しています。平均気温の比較ではありません。
要するに植物や果樹に大きな影響のある寒暖差を読むデータとなっています。気温については大きな差は無い
ようにグラフからは感じられますが、R6は冷から暑への切り替わりや暑から冷への落ち込みが急激になって
います。秋が失われ夏から一気に冬になったと言われる所以ですね。葡萄の房作りやホルモン処理(無種化)は
4月から5月にかけて行い9月上旬の収穫を目指しますが、データで見ると昨年は気温の推移は一昨年とほとんど
変わらないにも拘らず日照時間は下回り放しでした。日照が無いのに暑かったということですね。病気とか
害虫による影響は無かったのでこれくらいしか葡萄が実らなかった理由が見つかりません。7~8年前ですが
秋にひどい日照不足があり野菜が出来ない事がありました。日照不足と猛暑のダブルパンチ、そして季節外れの
豪雨や干ばつと不安定な要素が重なると本当に何もかもダメになります。それが世界的に起き、更に国際紛争や
不必要な覇権争いなどと重なると自給率の低い我が国はたちまち困窮することになります。恐ろしい事ですが
そこを見据えて政治をやってもらわないと。
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強風なので引きこもり

2025年01月10日 18時31分35秒 | 菜園ティスト日記
氷点下6度なのに北風がビュービュー。めちゃめちゃ寒い日です。ピーマン畑の片付けは昨日終わらせておいたので
今日は寒い中無理して外仕事する必要は無し。朝から室内仕事を決め込みました。



とは言え、データ取りは必須なので菜園へ。注文のあった大根を1本収穫。三太郎です。



三太郎の他に冬みねセブンもありますが、こちらは青首なので地表に露出している部分が多い。そのため、連日
の極寒で青首の部分が凍みてしまって評判悪し。というか、売り物だったらアウトです。その点、三太郎は首まで
普通なので家族からもイチオシ。今後は冬場にかかる大根はミニだけにしましょう。



相変わらずミニチンゲンは育ちません。



葡萄を剪定したいのですが、今日は強風なのでパス。葡萄用屋根だけハウスの中ですが、風が強いので埃が舞います。
この乾燥と低温で強風が当たるとなると健康上ヤバし。無理をする必要はありません。



上はシャインマスカットですがこちら、もう一つの屋根だけハウスは巨峰です。こちらも剪定待ち。まだ袋が
たくさんぶら下がっています。



中身はこれ。黒くならなかった房です。味も乗りませんでした。こんな事はこの樹については20数年来初めて。



一昨年の猛暑ではシャインマスカットも巨峰(真っ黒な方)も難なく実りましたが、昨年の猛暑では「実らない」
という状態になり、それが収穫期の9月はもちろん、10月になっても11月になってもダメで結局ダメなまましぼみました。



まさか葡萄まで猛暑のパンチを受けるとは思っていませんでした。専門的な知識があればなんちゃらの葉面散布
とか、遮光ネットを被せるとか、何かしら手を打てたのかもしれませんが、自分にとっては葡萄は畑のオマケ。
房を整えるのとジベ処理で種無し化するくらいはやりますがそれ以上は手も回りません。猛暑の後遺症の裾野は
広いですね。
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ピーマン支柱、残渣撤収完了

2025年01月09日 17時44分05秒 | 農場日誌
必要な道具を揃えて、



昨日より更に悪化した畑の中の私道をソロリソロリ。



今日はピーマン残渣の運び出しです。一回に約50株ほど強引に載せて6往復。



株の運び出しは完了。午前中はここまで。



所用を済ませ15時に再開。今度は小枝や葉、虫食いなどで捨てた実の残骸など。



16時半に終了。すっかり空になりました。



2トン車一杯くらいの残渣の山。今月は牛久沼湖畔で葦の野焼きが有るのでその時に便乗焼却予定。



HAL_Kさん由来ののらぼう菜が抽苔。やはり狂っています。早くても2月中旬以降の筈。



こちらは一株だけオンタイムに抽苔した早生の秋華。



本来は全ての株が上の株のように脇芽を噴き出していなくてはならないのに他の株はすべてやっと頂花蕾が出てきた段階。
つまり早生が一ケ月以上遅れ、晩生が一ケ月以上早まってしまっている。



計画では12月上旬から4月中旬まで、4種の菜花が順送りに抽苔しその間安定した出荷を続けられる予定だったのが
1月下旬から3月上旬まで出荷しきれない量が一度に出来てしまってその後は終了になってしまう。一度にできる
時は他の農家も同じだから値段が暴落し、早く終了すると今度は品薄で暴騰するが出せる物が無くなる。
本当に百姓殺しも甚だしい昨今の気象状況です。キャベツの1000円も納得ですわ。
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ピーマンの抜根と支柱撤収は完了

2025年01月08日 18時45分39秒 | 農場日誌
これでピーマン280株の抜根は完了しました。今年の作付けでは新規の圃場にも予備株を定植する予定ですので
ピーマンの総株数は360株程度に増量される予定です。量的に一人収穫がオーバーキャパになるようなら昨年
三分割でローテーション収穫をしたのを四分割にする事も検討します。収量の少ないニューエースを止めて
多い品種に入れ替えたことと、黒ピーマンを定番に加えるため五分割も有り得るかもしれません。



撤収した支柱棒を再利用可能なものと折れてしまったものに分けてとりあえずまとめました。





竹取りの時にすべての支柱を節止めでカットしておいたので、折れずに残った部分はまだ十分に強度が保持されて
いることが分かりました。一節短くなりますが節間で先を尖らせば再利用可能です。ダメなら燃やすまでです。



昨日も触れましたが、市道から圃場に入って来る私道は両側がロータリーで耕転してあるため柔らかくなっており、
今日のように表面がぬかるんで滑りやすくなっている時は四駆のデフロックONで時速10km未満で移動しても
とてもスリリングです。もちろんドボンしたらクローラーで動くユンボとかブルでけん引しないと脱出不可です。
前に奥さんがドボンして旦那がトラクターで救援に来ましたがトラクターでもかなり苦戦していました。トラクター
は意外に重心が高いのでヘタをすると横倒しになってしまう事があるからです。蛇足ですが、サツマイモや里芋
の農家は、収穫した芋をユンボで掘った穴に埋めておきます。雨の後はその穴が底無し沼になっており、実際に
落ちて死んだ人が何人もいるということです。もちろん地主は分かっているので落ちませんが。
この前、強盗をした闇バイトの実行犯が畑の中を走って逃げましたが、ああいう奴がドボンなら自業自得なんですがねえ。


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今日は内仕事

2025年01月07日 17時06分57秒 | ガマのフォト日記
今日は終日晴れたり降りそうな按配になったり不安定かつ寒い日になりました。畑はぜんぜん乾かないので
内業で片付ける事をいろいろ処理しました。



菜園から大根を収穫。長いのは冬峰セブン、紫は京むらさき。ミニ大根でサラダに向く柔らかい品種



ダメ元で12月18日に播種しておいた大根がやっと発芽。3週間でこの状態は厳冬期でなければ3日目くらいの状態。
一般に野菜の種は20度前後が発芽適温の物が多いが今は連日極寒なのでビニトンの中とは言え時間がかかります。
まずいのは、昼間の気温がビニトンとはいってもあまり上がらない事。20度を越える日が連続1週間程度無いと
低温感知で分化してしまっている花芽が初期化されません。初期化されないと大根が肥大するまえに花が咲くと
いう大失敗になってしまいます・・・



家内は私と真逆で酸っぱいレモンだの柑橘系が好物。今年は数が少ない反面、いつもは写真の大きい方のサイズ
くらいのが50個くらいでした。前年は小さい方のサイズが300個くらい生りました。はてさて今年はどうなるか。
寒さで傷む前に残っている実を全部収穫しました。





内業の記録で私の農場で定番の肥料の在庫確認。微量要素のハイグリーンが約25㎏、土壌改良のOYK(納豆菌)が45㎏。



蛎殻石灰が約50kg、ロングランナー12-12-12が20kg、過リン酸石灰が約10kg。次回の一斉作付けは夏野菜
のなす、ピーマンなのでこれらの倍量程度に馬糞堆肥1トン、米糠ボカシ100kg程度になる予定。



完全有機栽培を試みた年もありましたが私の一人農業では有機栽培による減収とそれでも価格転嫁で一定の利益
を確保できるだけの市場力が足りないため有機+化学の二刀流が適正と判断しています。結果としてピーマンは
一株当たり収穫個数が平均で215個を確保できました。一般市場では一本当たり4300円以上を売り上げる
ペースです。これがオーガニックだと3000円前後まで落ちてしまう計算です。それも一般市場より150%
高い価格で完売できての計算です。私が出している直売所では150%では売れないのでアウトですが。天候不順で
収量減少のリスクが高まる上に病害虫の発生リスクも高まるし予知も難しいとなると今後はオーガニックにこだわる
農業がなりたつのかどうか、はなはだ疑問です。
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低温で生育不振

2025年01月06日 17時20分09秒 | 農場日誌
昨日より最低気温は2.5度高めではありますがそれでも氷点下4.7度。曇天のため日中気温が低迷し午後は
雨が降り出したので肌寒さが堪える1日でした。



降雨の後の冷気で土がむき出しの農道は表面がグチャグチャ、少し下はまだ凍っていてカチカチなため滑るスベル。
四駆をデフOFFで回しても軽トラが斜めのまま進んでしまう。バンクが有ったらドボン確実な危険な状態です。





そこまでのリスクを負いながら収穫に行ったのに菜花が採れへん。昨年はこれの3倍以上が楽に採れていたのに。



菜花がコケたならミニチンゲンでカバーしようと思いきや、なんとミニチンゲンは10日前の収穫断念時と比較
してもほとんど成長していません。これでは一株たりとも収穫成らず。明日の初売りは顔を出すものの本格出荷
は10日から2週間先延ばしにせざるを得ないようです。年を越しても猛暑の後遺症は続きます。



猛暑!と言えば一昨年も猛暑。どれほど一昨年と去年は違ったかと思いきや最高気温を平均で比べると9月から
11月までほぼ横這いで差がありません。実は猛暑は最低気温に顕著な違いを見せていました。10月の最高気温は
2013年も2014年も0.1度しか違わないのですが、最低気温は4度2分も上昇していました。つまり、
夜長の気温が下がらなかったのが苗の発育や花芽の発育に影響したようです。ちなみに11月は最高気温も最低気温も
1度程度の低下で推移しましたが、12月は最高気温が1度低まったのに対し最低気温は一気に3.5度も低まった
氷点下3.1度になっています。そしてまだ年明け間もないですが、1月は最高最低とも2度~4度低く推移しています。
つまり野菜達は強制的に凍結状態に監禁されているということです。苗の時は暑くて狂わされ、定植
されてからは急激に下がった寒気に晒されている。これではデリケートな野菜たちは育てないという状況のようです。
私の野菜ですらこんな按配ですからこれが大規模栽培の主要品目ではニュースになるような惨状を浮き彫りに
しているんでしょうねえ。

先の見えないトランプ時代が来ると言われていますが、天候も地変も先が見えません。世の中には今まで居なかった
ようなとんでもない凶悪犯が出没しています。目先の事から地球規模の大事まで気を許せない時代に没入しつつあるようです。
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最低気温更新、ピーマン抜根

2025年01月05日 17時52分30秒 | 農場日誌
ガマ菜園での今季最低気温が更新されました。氷点下7.2度まで冷えました。見にくいですが、農場の最低気温も
氷点下8.9度で今季最低です。





一昨日の雨水が駐車場のブルーシートに残っていて今朝はスケートリンク状態でした。ガマめでも気を抜けば
ダブルアクセルくらいは飛べそうです。下りることはできないので多分どこか骨折するでしょうが。^^
危ないので車輪道として敷いてある防草シートを辿ります。でないと本当にコケそうです。





午前中はイルミネーションの撤収をしました。





昨日は一畝の半分の28株x3本の支柱抜きをしてあまりのしんどさに杭抜き機の検索に走りましたが、結局
タイムリーには入手困難と判断し作戦を変更しました。まだ抜いていない支柱が右端の列に見えていますが、
今年の作付けは中央に市販の青竹支柱を立てそこから上のイルミネーションのツリーのように何本かの紐で
3本立ての枝を吊る方式でやってみます。そうすればよほどの暴れ枝でない限り補助支柱は不要になります。
ということで、抜く時に棒の天辺を握って直径30㎝くらいの円でグルグルとぶん回し緩んだところでグイと抜く。
この方法だと傷んでいる竹はボキッと折れますが、丈夫なままで再利用できる竹は無事抜けます。品質チェックも
できるので一石二鳥。それでやったらそれほどの労も無く168株、504本の地中棒を抜き去り抜根までできました。



あと3列84株で完了できます。目処が立ちました。やはり百姓はたわけたままでは出来ませんわねえ。



ふと見ると不織布トンネルの中で様子が分かりにくかったエンドウ豆の様子が夕陽のシルエットで見えているでは
ありませんか。速攻で発芽状態、生育状態をチェック。完全欠損ホールはただ一つでした。何ホールか一株だけ
というのがありますがそれはいいでしょう。管理が悪いとこの先1ヶ月くらいでバタバタと枯れていきますが、
直播の強みで多分ほとんどが生き残ると思います。収穫・調製はテーヘンですが鬼になって稼ぎ尽くす覚悟です。



今日も良い夕焼けなんですが明日は曇りのち雨なんですよねえ。しかも14時から降るとなっているので本当に
降るつもりなら多分早まって12時くらいから降るでしょう。明日から収穫、調製が再開します。午前中に採って
しまわねば。のっけからカッパ着ての作業は嫌じゃー。

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菜花とにんにくの様子

2025年01月04日 18時23分32秒 | 農場日誌
まだまだ抽苔しない筈の菜花「花まつり」の一株が抽苔していました。



この二畝が花まつりで最晩生という位置づけで栽培しているのですが。この中では一番手前の株です。特に成長
が顕著なわけではありません。狂い咲きってやつでしょうか。




本来先頭バッターの筈の秋華はほとんどの株で抽苔し始めていますが昨年と比べ1ヶ月のビハインドです。
猛暑で苗が出遅れただけでなく、猛暑そのものの後遺症のように思えます。



秋華より3週間~1ヶ月遅い筈の冬華は昨年とほぼ同じペースで抽苔し始めています。つまり秋華だけが遅れ
冬華は猛暑の影響を受けていないという事になります。益々複雑で訳が分かりません。



ジャンボにんにくは残暑が続く10月に播種しましたがマイペースで推移しています。つまり例年通りの感じで
特に猛暑の後遺症も今のところ外見からは判別できません。



初めて栽培する多鱗片の嘉定種。上海付近が原産とされている品種です。こちらは初見参なので評価不能。
3月中からにんにくの芽が伸びて来るなら成功。



左側の畝は青森県田子町産の種を使いました。右側は同じ田子産の自家採種7代目の種を使っています。種が
小さかったのは事実ですが欠損穴が目立ちます。小さくても萌芽していい筈。でも結果は良くないです。つまり
原産地で再生産されたものは上級品質を維持しますが、温暖な茨城で再生産されたものは年々品質劣化するという
ことでしょうね。茨城が名産地とされる品目は大規模営農者と競合することになりますからそれなりに規模がないと
作る意味無し。零細一人農業者はやはりニッチな品目に焦点を当てて活路を見出さないと糧を得られないので
よく考えないといけません。例えば、どの品種でもにんにくは難しいのであれば、にんにくの芽や葉にんにく、
スプラウトにんにくを狙うなどセグメントを研究するということでしょうね。



当面の畑作業は農場のこのエリアに集中しています。手前の不織布ダンポールトンネルはエンドウ2品種ですが
奥に見えている前作のネット支柱を移動しなくてはなりません。間の枯れ軍団はピーマンですがこれは全部撤収
待ちです。



ピーマン280株のうち28株の支柱を引っ張って抜いてみましたがハンマーで打ち込んであるので簡単には
抜けません。一旦止めて杭抜き機を検索しましたが、直ぐには入手困難なので抜き方を考えねば。今年も工業製
の青竹を購入しますが、今年度の栽培本数をすべて購入青竹にするとかなりのコストになります。使える天然竹
は再利用したいので選り分けながらの抜き取り作業になります。温暖化で竹林のマダニリスクが高くなっていそう
なので、竹取翁はできるだけ回避しようと考えています。



夕方は近くの千勝神社へ家族と初詣に行ってきました。九星運気は盛運だが八方塞がり、おみくじは小吉でした。

コメント (6)
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