風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

奥が深いな~、今日は勉強だ!「上州太田スバルマラソン」を走ってきました。

2011-10-24 18:26:11 | マラソン

2011_10230004 前日の雨も夜中にはあがり

雲の切れ間からは

ちょっとだけ薄日が差しそうな気配。

早朝までの夜勤務を終え

残業などにならぬよう

逃げ帰るように帰宅。

家では朝食を待ち詫びる

母親の面倒を一通りこなし、

それから慌てて会場に向かう。

夏の節電対策以来、シフト制の勤務を敷かれ日曜日に休めなくなる事の

多い今はレースを走るのにも一苦労。

スタート時間ギリギリに会場到着では走る準備もままならず

ましてや今回の「上州太田スバルマラソン」はスタート位置も

最後尾近くにおいやられてしまった。

2011_10230009 しかし、それは仕方ない。

皆、かなり前から良い位置を

キープする為に並んでいるのだから。

諦めろと心の中では自分に

言い聞かせているものの、

いざスタートを切ってしまえば、

根っからの貧乏性が

首をもたげてしまい

せっかく走るのにいい加減に走ってはもったいないと、

何時しか本気モードへと心移りしてしまう。

しかし、並び順で後方に位置してしまうと、絶対といって良いほど

周りのペースで暫くは我慢の走りになる羽目となる。

果てしなく広々とした道路で開催される大会ならいざ知らず、

一般の道路や競技場からスタートすれば前を行くランナーを

かわして前に出ると言う事は、後方になればなるほど至難の業なのだ

この日はそんな状態がかなりの長い距離続いてしまった。

スタート位置から遠く見えるプラカードには「120分」と書いてあった。

2時間か・・・などと周りを見渡すと、確かに良いフォーム、

速い足取りで走られている方はかなり少ない。

2011_10230005 だからといって時々見られる

学生などが不真面目に

走っているような姿はなく

皆、真剣な表情で走っている姿は

とても好感が持てる。

そんな方々を邪魔だと

言わんばかりに急な進路変更等で

かわして行くのは

実に失礼なような気がして好きではない。

が、競技である以上、人より前に出たいのは当たり前であり、

ならば、開いた空間だけでも自分のペースで走るように

まるでインターバルトレーニングでもしているかのような走りになりながら

とりあえずできるだけタイムを稼ぐ。

しかし、そんな走り方ではたがが知れていて、1kmを7分弱。

3kmまでは少し取り返したと言っても、18分弱。

あまりにも遅いペースに我ながら愕然としてしまうのだ。

今日は全くアップらしいアップもしておらず、むしろこの位のペースで

走る方が怪我の防止とかの意味においては良いのかと

思ったのも確かなのだが・・・。

しかし幸いにもこの辺りから徐々に自分のペースに持っていけるスペースが

増えてきた事から、かなりの人数を後方に追いやれる。

2011_10230013 日差しは無いものの、

気温と湿度が上昇したのか、

それとも無睡眠での

レース参加でなのか、

かなりの発汗。

相当暑さを感じていたのだが、

どうも私は走っている最中に

水分を採りたいという

気持ちになれず、給水所は全て素通り。

結果、そこでたむろしているランナー達は労せず抜きされるのだが

給水で息を吹き返してきたランナーとは、そこで良くバトルになったりもする。

この日も何時しか後ろに着かれたランナーが前方をふさぐランナー達を

利用して、私を追い抜いて行った。

が、その後それ程差もつかず、コーナーを内側で回った私が

更に前に出る事ができ、再びピタリそのランナーに着かれる。

それでも荒い息遣いをだんだん遠くに感じはじめ、振りきれたと

後方を確認せづとも感じる事ができた。

時には逆に私が振り切られることもあり、私にとって給水ポイントは

バトル勃発ポイントと言っても過言ではない。

2011_10230023 さて、かなりのハイペースで

ここまでの遅れを

取り返してきたなと

思ったのが、

再びスタート位置にもどり

同じコースを走る。

そこからゴールまで約5km。

が、ここからガックリと

スピードが落ちた。

こんなものである。

練習不足は自分の限界も分からず、ペースもイーブンを維持できない。

しかも、この日の大会は距離表示がはっきりしておらず、全くラップを

確認する事ができなかった。

こんな時こそGPS付きのウオッチでもあれば、周りや自分の不明確な感覚に

惑わせられる事も無く、正確に走れるというものなのだが、

機械に管理されながら走るのは私にとって本位ではない。

たとえ失敗をしたとしても、感覚を大事にしてこそ自分本来の総合的な

走力ではないかと、昭和の時代の古き精神論的な呪縛から

抜け出せない自分でもある。

2011_10230022 ならばこの日は、

タイムはもうどうでもいいと思った。

この疲労がたまった足で

この先どれだけ粘れるかが

今日の最重要課題。

何時しか姿勢は乱れ、

前屈みとなれば

腿は上がらず

足の着地は踵からペタリと置くような感覚となる。

当然シューズにはグリップが存在するので、慣性の付いた足は

シューズの中で動く。

せめて少しでもバネが残っておれば、その違和感も軽減できるのだろうが

引きずるような走どりは更に悪化し、完全に足を鈍らせていた。

体幹、太腿、更に腹筋に筋力がかなり不足している感じだ。

何とか姿勢を保とうと腰や腿に手をやり、意識を深める。

そして腕振りをいつもより大げさに肘を引くというイメージ。

更に肩甲骨を引く、廻すというイメージに変えてみた。

また、開いた手のひらは幾分握り、開きすぎると判断した脇は

2011_10230044 ほんの少し締めてみた。

それでも、どうもアンバランスだ。

力が入りすぎている。

リラックスは足を幾分

スムーズに運ばせてくれる半面、

姿勢を崩させる。

ここはその双方の兼ね合いなのか。

そんな事を思いながらも、

何とか前を行くランナーを追え、そしてかわして行くことができている。

この辺のレベルならこれでも良いのだろうが、もっと上を目指すなら

全く物足りない。

もっとスムーズに、もっと華麗に、もっと強力に、走らなければ・・・。

今日は勉強の日であったなと、ラストの直線を全開で駆け抜けながら

そう思った。

2011_10230017 記録 1時間43分09秒

惨敗であった。

ちなみに抽選会も、

ご他聞にもれず

今年も惨敗であった。

ちゃん、ちゃん~♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする