「最初から知っていればよかったと 思うことは何ですか?」
という質問への回答は、 次の通りです。
・ 彼女の家庭では 虐待が行なわれていたんです。
虐待は 人の心を破壊する恐れがあり、
それが回復するまでには、 気が遠くなるほど 長い時間がかかるということです。
・ 理屈じゃないということです。
どれほど彼女を 説得しようとしたことでしょう。
彼女が一体どのように 物事を見ているのか、 何度も理解しようとしました。
これには 「PUVAS」 (後述) が 力を発揮してくれました。
彼女が僕を味方であると 感じられるようにすると、
彼女は僕の言葉に 耳を傾けられるようになります。
・ 夫婦の生活に かかる負担を、 私ばかりが背負い込む 必要はなかったんです。
・ あまりに長く こんな負担に晒されたら、
私自身にも ボーダーの症状が表れかねないということです。
・ 私のパートナーは、
自分が必要と感じることは 私も当然必要としていると 思い込んでいました。
初めから理解していれば よかったです。
〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕