境界性パーソナリティ障害の患者は 一人一人異なっています。
ボーダーの人とノン・ボーダーラインの人の関係も、 それぞれみな異なっています。
皆さんはパートナーに 彼らのやり方を変えてくれるよう 求めるわけですから、
皆さん自身も 進んで自分のやり方を変えていくのが 当然と言えるでしょう。
では、 パートナーは自分の行動を 変えていく気があるのでしょうか?
これには ふたつのステップがあります。
第一に行動を、 次に感情を変えるという ステップです。
例えば皆さんが、 復学したいとパートナーに言ったとしましょう。
パートナーは 見捨てられた気持ちになるかもしれません。
しかしパートナーは、 あなたが夜の授業に 出ている間、
自分が子供の面倒を見ると 言うこともできるのです。
次のステップは、 授業を受けたからといって、
パートナーに対する あなたの愛情が減るわけではないと 気付くことです。
このように変化するためには、 集中的な治療が必要でしょう。
ボーダーの人が、 口では変わると言いながら なかなか変わらないときは、
言葉ではなく 行動に着目してください。
行動は言葉に勝るのです。
〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕