「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「PUVAS」 によって 自分の身を守る (1)

2012年03月18日 20時44分53秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 「PUVAS」 は、 投影, 非難, 批判的な責任転嫁, 法外な要求をする

 ボーダーの人に、 役立つテクニックです。

・ 注意を払う (Pay attention)

・ 充分に理解する (Understand fully)

・ ボーダーの人の感情を尊重する

 (Validate the BP’s emotion)

・ 「自分の現実をはっきりさせること」 による 自己主張

 (Assert yourself

 with“My Reality Statement”)

・ ボーダーの人の 気持ちと行動に対する責任を、 ボーダーの人に取らせる

  (Shift responsibility for the BP’s

  feeling and actions back to the BP)

  PUVとASの ふたつに分けて考えてみましょう。

  PUVは ボーダーの人に対してのもの、 ASは 皆さん自身に必要なことです。

  それぞれ 正しい順序で行なってください。

  どれひとつとして 省いてはいけません。

・ 関心を払う

  相手の言葉に 真剣に耳を傾けてください。

  何を言おうか 考えるのはやめます。

  ボーダーの人を 変えようとしてもいけません。

  そうすることで、 ボーダーの人の感情を より理解できます。

  また、 裏に隠れているかもしれない感情を、

  うかがい知ることもできるかもしれません。

・ 充分に理解する

  パートナーの言うことを 否定せず、

  穏やかに、 詳しく具体的な説明を 頼んでみましょう。

  責められても、 身構えて自己弁護してはいけません。

  何が問題の引き金になっているか、 正確な原因を 突き止めるのが目標です。

  また、 「いつも」 とか 「絶対に~ない」 という言い方は

 誤解を招くかもしれないと、 彼らに分かってもらう 手助けをするのが目標です。

(次の記事に続く)

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 
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