「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

性的な事柄について 話し合いましょう

2012年03月25日 12時06分43秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 ボーダーの人との性的な関係は、

 最初に刺激的な時期が 数日から数年あり、

 頻繁に 情熱的に 大胆にセックスをします。

 それが過ぎると、 セックスの頻度は激減し、 機械的な作業と化してしまいます。

 セックスによって操作されているように 感じることもあります。

 ボーダーの人は 自分が傷つきやすくなると、

 自分が利用されているように感じるため、

 その心を 二人の関係をコントロールするために 逆に利用するかもしれません。

 あるボーダーの人の女性は 次のように説明しています。

 「私は受け入れられる実感を 求めていたんだと思います。

 セックスをしたがれば、 私のことを愛してくれると 考えたのかもしれません。

 でもその後、 彼が私を愛していると 確信して満足し、 セックスが減ってきました。

 セックスを通して、 愛してくれる人を 手に入れようとしたんじゃないでしょうか」

 熱狂は 一気に燃え上がる代わりに、 一気に冷めてしまうことがあり、

 軽蔑に変わることさえあります。

 パートナーは、 あなたがこんなことをしたから セックスはお預けよ、

 と言うかもしれません。

 あるノン・ボーダーラインの人は 述べています。

 「彼女は 前の夫を “罠に陥れ”、 わざと妊娠しました。

 子供がいれば 絶対に自分を見捨てないと 考えたんでしょう。

 セックスは 見捨てられ不安から解放されるための 手段なんです。

 でも僕は 経済的にも感情的にも、 子供を持つこと認めませんでした。

 彼女は罰として、 セックスを拒むようになりました。」

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 
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