「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

はじめに

2015年09月17日 20時17分43秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 「どうして彼女はあんなことを、 私にも自分にもするのだろう?」
 
 「前にも逃げ出したのに、 戻ってばかりいた。
 
 私はどこかおかしいのか?」
 
 BPDの人を愛しているなら、 このような質問を繰り返してきたでしょう。
 
 BPDの人は 驚くほど共感的で 思いやりもあるでしょう。
 
 人間や動物を愛し、 頭がよく面白いのです。
 
 本書は、 あなたがその人と 離れずにすむように意図されています。
 
 愛する人を容易なステップで 変えられるとは言いません。
 
 BPDを理解できるように 力を貸します。
 
 愛する人の内的経験が分かれば、 あなたの人生は 急上昇で改善するでしょう。
 
 対応方法によって、 苦痛を変える パワーが得られます。
 
 愛する人は BPDの一部を克服し、 願わしい関係を楽しめるかもしれません。
 
 目標のひとつは、
 
 あなた自身の 「ウェルビーイング (幸福状態)」 を 確保することです。
 
 自分自身のケアをしなければ、 愛する人が変わるように 力を貸すことも、
 
 関係を救済するために 闘うこともできません。
 
 真実は、 愛する人は 酷い人間ではないということです。
 
 混沌状態を招くことを 望んでいるのではないのです。
 
 人とうまくやっていく 方法を知らないのです。
 
 BPDの人は、 生まれつきの違いを抱えています。
 
 そのため 成長するときに、 世の中の見え方を 根本的に変えてしまうのです。
 
 この相違を理解すれば、 BPDの人の謎の行動が 著しく明瞭になります。
 
 愛する人を変える 確実なステップはありません。
 
 あなたの反応を変化させると、
 
 毎日が幸せになり、 危機の多くが阻止されるでしょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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