「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

何がそれほど感情的にさせるのか? 

2015年09月29日 21時07分18秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 BPDの中核には、 感情の問題があります。
 
 感情の調節に苦労するので、 人間関係がぐらついています。
 
 考えずに行動し、 考えても 有効な行為を思い付きません。
 
 何を言うか 何をするか、 何が事実で 何が解釈なのかも、
 
 本当に分からないのです。
 
 BP (BPDを持つ人) は、
 
 感情に対する 特別な脆弱性を持って 生まれています。
 
 感情の過敏さは、 内面的苦痛の原因になるばかりでなく、
 
 他の人からの不寛容, 不信にも 直面します。
 
 他の人が 意識的努力もなく発達させた技能が、 BPには欠けているのです。
 
 弁証法的行動療法を受ければ、 この技能を習得し、
 
 感情をコントロールする 力が付いてきます。
 
 感情の渦に巻き込まれないよう 手助けするのです。
 
 弁証法的行動療法は特定の技能で、 良い人間関係を維持し、 苦悩を許容し、
 
 危機的状況を生き延び、 感情を重要な資源として 用いることを学べます。
 
 あなた (non-BP) が弁証法的行動療法を学べば、
 
 あなたは BPを助ける方法を教えられるでしょう。
 
 あなたの感情を 平静に保つことにも役立つでしょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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