「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「境界性パーソナリティ障害をもつ人と 良い関係を築くコツ」

2015年09月16日 21時54分29秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 本日より、
 
 星和書店 「境界性パーソナリティ障害をもつ人と 良い関係を築くコツ」
 
 (シャーリ・Y・マニング著) の内容を、 抜粋・要約して 紹介していきます。
 
【序文】
 
 境界性パーソナリティ障害 (BPD) は、
 
 最も汚名を着せられている 精神障害のひとつです。
 
 誰もこの障害から逃げ出したくなり、 専門家はBPDの治療を 頻繁に拒みます。
 
 BPDと接する人からは、
 
 「どうしたら この人物に耐えていけるのか?」
 
 「どうしたら この人を助けられるのか?」
 
 「私は悪い人間なのか?  どうして彼 (彼女) を 幸せにできないのか?」
 
 という質問が出てきます。
 
 これらには、  「助けて!」 という メッセージがあるのです。
 
 弁証法的行動療法の技能は、 感情調節不全, 怒り, 衝動的行動を減らします。
 
 しかしこのプログラムは、 自ら治療に来ることを要求し、 実行するのが困難です。
 
 本書は、 BPDの人を 効果的に治療する方法と、 愛する方法を示してくれます。
 
 最初のステップは、 BPDの人を 理解できるように助けることです。
 
 次に、 弁証法的行動療法の 承認のスキルを導入します。
 
 これは決定的に重要な技能です。
 
 承認とは、 価値判断によらず 他者に理解を伝えることです。
 
 承認の6つのレベルを 身に付ける方法を示します。
 
 それから、
 
 あなた自身の感情の扱い方と、 自殺傾向のある人への 対応の仕方を提示します。
 
 愛と慈心を維持して、 巧みな手段を使いたいと 希望する人のための本なのです。
 
                             マーシャ・リネハン博士
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]
 
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