・ フーバーリング
相手が引いたあとで、 関係を引き戻すために、 想像できる限りのことをする。
・ 過度の警戒状態
過度に、 継続的に ガードを固めた状態。
とてもビクビクしていたり、 突然の動きや雑音に 過剰反応することも。
・ 「私」 主語の文
文を 「私が」 で始めることで、 防衛的な反応を 避けることに役立つ。
・ 自分の高潔性を尊ぶこと
「自らの高潔性を 自分自身に向かわせる」 人々は、
愛情と敬意をもって 自分を扱い、 自尊の価値観をしっかり守る。
自分の高潔性を 汚してしまう人たちは、
自分の行為を合理化したり、 価値観を変えるかもしれない。
・ 無効化
その人の感情や経験, 視点が間違っているとか、
有効でないという メッセージを与えること。
ボーダーの人は、 無効化を受ける環境で 育てられた可能性があり、
ノン・ボーダーの人に対して、
ボーダーの人が正しく、 ノン・ボーダーの人が間違っていると 確信させるために、
この手法を用いる。
ノン・ボーダーの人が ここから抜け出すには、
他の人たちに価値を承認してもらい、 自分で自分を承認し、
ボーダーの人もノン・ボーダーの人も 自分の意見を持つ権利があると 認めることだ。
承認 (有効化) されるというのは、 理解されたと感じること。
承認は、 真実かどうかではなく、 相手の感情を認めることが重要。
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
(星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
[星和書店の許可の上掲載]