調整不全の5つの領域が 相互作用し、 あなたが当惑する行動が生じます。
わざと狂った行為をしているのではなく、
彼ら自身も ジェットコースターに引きずられているのです。
感情を強烈に感じることと、 感情の調整方法を知らないことが、
痛みを和らげるための 死に物狂いの行為に繋がります。
その顛末として、 見捨てられることを恐れるかもしれません。
集中することと、 失敗から学ぶのが難しいために、
BPは 傷つけられる事態を予想して 攻撃に出るかもしれません。
それが 見捨てられるという結果に繋がっていくのです。
そして より多くの痛みを引き起し、 その人の無価値感を強めます。
自己の感覚なしに、 BPは激しく揺れ続け、
新しいパートナーや仕事などを 試します。
これは破壊的なサイクルで、
その機動力になっているものを理解できないと、 断ち切りがたいものです。
弁証法的行動療法は、 何が起こっているのかを理解し、
激しい感情と 後続の行動を調整できるように、 力を貸すことができます。
あなたもバランスを取り戻し、 二人の関係を維持する方法を 見つけられるでしょう。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]