「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子とのTV出演

2006年03月04日 20時07分09秒 | 心子、もろもろ
 
 心子と僕は一緒に“テレビ出演”したことがあります。(^^;)
 それも2回。

 1回目は、拙著の中にも書いたのですが、二人で神宮外苑の銀杏並木へ行ったとき、たまたまロケをしていた火曜サスペンスです。

 小林桂樹と長山藍子が銀杏並木を歩くシーンで、バックの遠景のベンチに心子と僕は座っていました。

 心子がいつも抱いているぬいぐるみ(拙著の中では犬の「ぷっち」という名前)も“共演”しています。

 2回目は、「犯罪被害者の会」のシンポジウムです。

 当時僕は犯罪被害者支援に関心があって参加しましたが、この会はマスコミでも話題になり、会場には参加者と同数くらいのマスコミが取材に来ていました。

 会場の後ろから撮影したカメラに心子と僕の後ろ姿が映っており、当日夜の各テレビ局のニュースで放送されました。

 このニュースは僕の父も実家で見て、僕は自分たちを指差して父に教えたのでした。

 顔は映っていませんが、心子と僕が確かに一緒にいた事実が、全国的な証拠として残っているわけです。(^^)
 
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心子と同じ誕生日

2006年03月03日 20時40分15秒 | 「境界に生きた心子」

 「境界に生きた心子」のヤフーブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531 )を訪問してくれる「はなさん」という方が、ご自分のブログに「境界に生きた心子」を紹介してくれています。

http://blogs.yahoo.co.jp/kanakana2nyee/283370.html

 先月、はなさんは精神状態がよくなかったとき、たまたま検索で僕のブログをのぞいて、心子の誕生日が近づいてきたという記事を見たそうです。

 そしてよく見ると、何と はなさんと心子の誕生日が同じ日だったというのです。

 さらに記事を読むと、はなさんと心子の言動は非常によく似たものがあり、拙著を購入して読んでくれました。

 その結果、自分を許せる気持ちになり、精神状態が立ち直るきっかけになったそうです。

 書いた者として本当に嬉しいことです。(^^)

 誕生日が同じだったという奇遇、ユング心理学ではこういうのを「共時性(シンクロニシティ)」と言って、「意味のある偶然」としてその機会を捉えることが大事だと言っています。

 はなさんはそれをしっかり捉えられたのですね。

 良いご縁ができて、僕もありがたいことです。

 今後とも引き続きよろしくお願いしたいものです。
 
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「イノセント・ボイス-12歳の戦場-」

2006年03月02日 22時18分54秒 | 映画
 
 また、新たな戦争映画です。

 1980年、内戦下のエルサルバドル。

 11才の少年チャバの目を通して描く、実話を元にした脚本が映画化されました。

 少年たちは12才になると強制的に徴兵され、チャバも12才の誕生日を目前にしています。

 政府軍とゲリラ軍がぶつかり合う小さな町に住むチャバの一家。

 夜にいきなり銃撃戦が勃発し、チャバたちのあばら家も弾丸の嵐にさらされます。

 チャバは飛び交う銃弾の下をかいくぐりながら、窓にマットレスを立てかけ、ベッドの下にもぐり込み、泣き叫ぶ幼い弟たちを守ろうとします。

 学校にいても、銃を構えた兵士たちが乗り込んできて、12才になった少年たちを強引にトラックで連れ去っていきます。

 また、授業中に突然撃ち合いが始まり、教室の窓ガラスが木っ端みじんに吹っ飛ばされるという、信じられないような現実を目の当たりにさせられるのです。

 兵士が幼い少年を銃で処刑するという、目を覆いたくなる惨劇まで起こるのが、戦争という狂気の場なのでしょう。

 そんな修羅場の中でも、少年たちは遊びを忘れず、オナラばかりするお姉ちゃんと笑いあったり、初恋のときめきに胸を躍らせたりします。

 チャバはけなげにも、家族のために日銭を稼いでは母親に渡すのを自分の役割だと思っています。

 しかし最後は初恋の少女の家もチャバの家も焼き討ちにあい、全てを失う悲惨な現状の中に投げ込まれてしまいます。

 常に子供の目線から見た戦争の実体を、リアルな映像で描いていき、衝撃を受けざるを得ません。

 現在でも、世界には30万人の少年が兵士にさせられているそうです。

 子供たちの身と心を踏みつぶし、2度と取り戻せない少年時代を奪ってしまう戦争。

 この映画は、そんな事実を知るよしもない日本人にも、世界で起こっている現実を突きつけるのです。
 
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