「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

死刑制度を考える

2006年03月23日 18時11分35秒 | 死刑制度と癒し
 
 凶悪犯罪は昔からありましたが、近年は無軌道化しているかのような印象もあります。

 このような極悪な犯罪者には極刑を、という意見が世論では過半数を占めています。

 それも無理からぬ気持ちだろうと思います。

 しかし、世界の趨勢は死刑制度が廃止される方向にあり、先進国のうちで現在死刑が残っているのは、アメリカのいくつかの州と日本だけです。

 それは何故なのでしょう? 

 日本で死刑を肯定する意見が多いのは、死刑や“被害者感情”の実情を知らされていないからではないでしょうか?

加害者の処刑によって解決されるものは果して何でしょう? 

 死刑制度の表裏を理解し、私たちはどのような社会を求めるべきなのか、ということを考えていきたいと思います。

 死刑制度を持つか持たないかは、その国の民度をはかるものだとも言われます。

 特に被害者の心の傷の癒しに重点を置いて、書いてみたいと思います。

(続く)
 
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