精神医学界でも境界例はトピックスで、21世紀を迎えた現在「境界例の時代」とも言われています。
人口の1~2%に境界例が見られるというデータもあります。
不登校や引きこもり,家庭内暴力などを起こす人の中には、境界例的な資質のある人が多いようです。
(自分の延長である家族には当たっても、第三者を害することは少ないでしょう。)
都市化が進むにつれて人々のストレスは高まり、精神が揺らいでボーダー的性質に傾くと言われます。
社会の変化のスピードに人格の成長が追いつきません。
境界例は時代の反面的な産物でもあるのです。
(続く)