ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

コラボレートに業務停止命令

2006-10-03 22:26:50 | 時事
昨日付記事「業務請負大手クリスタルの子会社に業務停止命令の方向」に続報。業務停止命令を出す検討をしているという記事が出て、すぐだなぁ。

偽装請負で初の事業停止命令 大阪の人材派遣会社
 実際には労働者派遣なのに請負契約を装って違法な「偽装請負」を繰り返したなどとして、大阪労働局は3日、京都市の大手人材派遣「クリスタル」グループの製造業請負「コラボレート」(大阪市)に対し、労働者派遣法に基づき事業停止命令を出した。偽装請負を理由として事業停止命令が出されるのは全国初。


 ちなみに、Wikipediaでは「中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、あるいは議論中」という注意書き付きで項目がある。

Wikipedia-クリスタル(企業)

 資本金3800万円で連結売上約5000億円って(汗)。ちなみに、今回の対象企業コラボレートの名前は関係企業のリストに入っていない。

☆★☆★

 10/4追記。クリスタルグループについて、朝日新聞が書いている。
偽装請負のコラボレート親会社、15年で年商10倍

 読売新聞は前身の「タイアップ」について。
偽装請負コラボ社、全事業所で最長1か月事業停止

『ニッケル・アンド・ダイムド』書評

2006-10-03 13:02:15 | 時事
 未読の、しかし関心がある本の書評。カテゴリは「読書」でなく「時事」に入れてみた。

ニッケル・アンド・ダイムド[書評]
低所得者の生活実態
~米国のそれは日本の明日の姿か
文・松浦晋也

 書評そのものも興味深く読んだが、最後の頁に震撼した。

 今回、本書を読み、上記の作品と比べるに、「人間を抑圧する現場は、ずいぶんと似てくるものだ」と思わざるを得ない。キーウェストの厨房の不潔さは、ジョージ・オーウェルが描いたパリのホテルの厨房に通じるし、ミネアポリスのウォルマートにおける労務管理は、どことなく鎌田慧が体験したトヨタ自動車のそれに似ている。

 洋の東西、時代も関係なく、貧困の現場が共通するならば、貧困層が増えた社会で何が起こるかは、過去の歴史が教えてくれる。

 歴史は二つの可能性を指し示している。

 一つは貧困層が立ち上がっての革命だ。

 しかし、過去1世紀以上にわたって革命の指針であった共産主義は、実社会への適用において見事なまでに敗北した。ジョージ・オーウェルが「動物農場」で「すべての動物は平等である。しかし、ある動物は、ほかのものよりももっと平等である」と喝破したように、人民による権力集中と計画経済は、新たな特権階級と貧困層を生み出すだけなのだ。

 もう一つは、極端な愛国主義の台頭である。

 自尊心なしに人間は生きることができない。社会生活において、自尊心を奪われた人々は往々にして、自尊心の代替物を社会に求めて、愛国心に走る。

 わたしは、かつて勤務していた職場の労組集会に、酔ったホームレスが紛れ込み「君たちは会社の恩というものを理解していない。不忠者だ」と暴れたのを見たことがある。

 自尊心を奪われ、社会から疎外されるほどに、人は自分から自尊心を奪い、疎外を進めた権力者を愛する傾向がある。権力者が国というものを代表する存在だからだ。


 特に「社会生活において、自尊心を奪われた人々は往々にして、自尊心の代替物を社会に求めて、愛国心に走る」という一節が、びりびりと響く。

 そして、幕末の歴史に関心を持つ者として、最後の一節に微苦笑せざるを得ない。

 海千山千の戦略家であった勝海舟は、「憂国の士というのがいて、国が滅ぶ」という言葉を残しているのだが。

立花隆、新記事

2006-10-03 13:01:43 | 時事
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
第85回 新総理 安倍晋三が受け継ぐ“妖怪”岸信介の危険なDNA

私は立花隆と同じく、今や少数派となった現行憲法支持。

  時代は間もなく岸信介のDNAを受け継ぐ者と南原繁のDNAを受け継ぐ者とが本格的に対決しなければならない時代を迎えつつあるような気がする。

 南原のDNAを受け継ぐ者とは、一言でいえば、戦後日本国の基本的あり方に高い価値を認める者である。教育基本法前文にある、「個人の尊厳を重んじ」、「真理と平和を希求する」、「個性ゆたかな文化の創造をめざす」ことが大切だと思う者である。


 憲法とは何かということをもう一度考えるために、立花隆の過去記事を引用。

第15回 自民党改憲案に異議! 憲法は誰を縛り誰を守るのか

 自民党改憲案では、具体的には、「国防の責務」とか、「家族等を保護する責務」(家庭を良好に維持する、子どもを養育する、親を敬う)などを書きこむべきだとしていた。しかし、おばちゃんたちにいわせれば、後者は「なんや昔の修身の教科書みたいなこと」を憲法に入れようとしているようで、憲法とは、そういうものまで入れるものなのか? という疑問を持った。その点、どう考えればいいのか、憲法ってそもそも何なの?というのが最初の質問だった。

これはもちろん、「憲法とは本来、権力者が国民に命令を与えて国民を束縛するためにあるものではなく、国民の側から権力者に命令を与えて、権力者を縛るためにある」という宮台氏の説明が、オーソドックスな憲法学からの正しい解答で、そうであれば当然、国民の義務をもっと盛り込めという議論はナンセンスということになる。歴史的にも、マグナカルタなど、近代的な憲法の起源とされるものは、みな支配される側から支配者に押しつけた要求として成立している。

しかし、日本では、明治憲法も、民衆の側が権力者に与えた命令として成立したわけではない。神の子孫たる天皇が、臣下の民に特別の恩恵として与えた「欽定憲法」として成立したから、日本では誰も、昔から西欧では常識とされてきた、憲法は、国民の側から権力者に与える命令(統治行為のルール)という発想をいまだにのみこめない人のほうが多い。だから、自民党の主張する、「国民の権利規定が多すぎるから、もっと義務規定を」という主張を不思議とも何とも思わない人が多いのだ。

(中略)

 国民に憲法を守る義務があることは、当然のこととして前提とされている。憲法は為政者も国民もすべてが守らなければならないルールブックとしてある。それなのにわざわざ憲法99条に特記することによって、為政者に特に強く、「憲法の尊重義務、擁護義務」があることを想起させているのはなぜか。

 それは為政者の側が、自分たちに法律の制定、改定、執行等の特権が与えられていることから、おごり高ぶりが生まれる心配があったからである。彼らが、憲法より自分たちの特権の方が上位にあるとかんちがいして、憲法を守ることを忘れてしまうだけでなく、自分たちが先頭に立って、それを破壊することすらしかねないと危惧されたからである。――そしていま現に起きている事態、すなわち総理大臣と政権党の議員たちが先頭に立って、改憲に向ってまっしぐらに突き進もうとしている事態こそ、そのような危惧が杞憂でなかったことの証明ともいえるだろう。


 為政者が今の憲法では不自由だから変えるべきだと主張する時、為政者にとっての不自由とは何か、国民はじっくり考えてみる必要があると思う。



キティちゃん湯たんぽ、取り扱い注意

2006-10-03 07:01:00 | 時事
レンジ加熱式「湯たんぽ」、やけど事故相次ぐ
 電子レンジで加熱して使うタイプの「湯たんぽ」が破損し、中身の保温材が飛散してやけどを負う事故が相次いでいるとして、経済産業省は2日、利用者に注意を呼びかけるとともに、製造・販売元の5社に対し、詳しい事故原因や発生状況を10日までに報告し、早期の回収など対策を講じるよう指示した。

 指示を受けたのは、湯たんぽを製造・販売したADEKA(東京)と、同社製品を「ハローキティ」ブランドで販売したタカラトミー(同)など4社。


レンジ加熱式湯たんぽ、やけど38件・1人重傷
 旭電化工業(現ADEKA)やタカラ(現タカラトミー、いずれも東京)などが製造・販売した電子レンジ加熱式湯たんぽで、やけどを負う事故が相次いでいることが2日分かった。両社は、商品の自主回収を進めているが、その後も事故が続発し、96~06年にやけどを負う事故は約40件にのぼった。


 私はレンジで温める湯たんぽを持ってないけど、レンジで温める形式のマッサージパックをふたつばかり持っています。とりあえず、加熱前にパックに傷や破れがないか点検して、温め過ぎに注意することにします。

テンプレ変更

2006-10-03 07:00:00 | Weblog
 ピンクリポンの趣旨に賛同して、キティちゃんのテンプレートにしてみました。

 「こーんな、ど・ピンクのテンプレ、趣味とちゃうねんっ(汗)」と、一応、言ってみたりする。

 ……ええ、一応^^;。

 いいじゃないの、たまには「ど・ピンク」のキティちゃんテンプレだって。