ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

「タレントマネジメント」と「プロデューサー型上司」

2006-10-26 21:20:39 | しごと
 ふたつの記事がいわんとしているリーダーシップは、似ていると思う。

元マクドナルドの人材開発責任者が語る:
普通の人のためのリーダーシップ
年間1万人のリーダーたちに伝授してきた「タレントマネジメント」

 普通の現場リーダーが、普通の業務の中でできるリーダーシップはとてもシンプルである。

 個々のタレントに注目し、強みと可能性に着目するリーダーシップを、タレントマネジメントの新たなアプローチと定義したい。

 マネジメントの世界では、基準を定め、問題点を探り、目標を決めて改善をする、すなわち、「ギャップアプローチ」が主流である。コンピテンシーを明確にして目標を定め、成果をあげてきたことも事実である。しかし、この手法で成果をあげられる人材はトップパフォーマーがほとんどだった。全員がトップパフォーマーにはなれない。新たなタレントマネジメントのアプローチは、将来のトップパフォーマーを育成するため、強みと可能性に着目する、いわゆる「ポジティブアプローチ」であり、何よりも、普通の現場リーダーが、普通の能力でできるシンプルなアプローチである。


経営の視点からのキャリア開発~会社はお釈迦様の手になれるか~
第10回「これからのキャリア開発に求められる"プロデューサー型上司"」
部下の能力と適性、もっと言えば才能を見極めて、「このように進むのが、この人材にとってベストである」という仮説を持っておく必要が出てきます。本人が専門職を志向しているといっても、必ずしも本人の適性が専門職にあるとは限りません。単なる憧れにすぎない場合もあります。仮に上司から見た適性が本人の希望とは別に、管理職にあると考えるのであれば、その社員の適性に関してしっかり議論すべきです。色々な仕組みやコーチングといった手法もありますが、この議論をしっかりできるかどうかが、キャリア開発においては最も重要なポイントだと思います。


 自分の人材開発の仕事はもともと人材育成のプロデューサーだと思っており、部下に対するリーダーシップも、プロデューサーとして、部下の能力をうまく発揮できたり、部下に経験を積ませて新たな蓄積をさせたり、することが自分のリーダーシップだと思っている。そういう意味では、ごく自然に受け容れられた。

ブッシュ・ドクトリンの翳り

2006-10-26 21:15:12 | 時事
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
第87回 イラク・北朝鮮問題で露呈したアメリカ覇権主義の幻影
最近、日本の政治家の中に、麻生外務大臣、中川政調会長など、日本も核武装是か非かの議論をすべしなどという人が登場しはじめた。

日本に核武装の可能性が本当に出てきたら、その潜在的な国力の大きさ故に、日本は一瞬にして、アメリカの「ナンバーワン・エニミー」に変わってしまうだろう。そしてその場合、本気で日本を叩きつぶそうとするかもしれない。


 ブッシュ政権が中間選挙で負ける可能性も考えつつ、日本の外交ポジションを修正する必要があるという考え方に賛成。でも、核武装には反対。使いこなせない武器は、持て余す。


ピノチェトの隠し財産?

2006-10-26 20:43:52 | 時事
ピノチェト氏の隠し資産か 香港の銀行に金塊9トン
 25日のチリ有力紙メルクリオなどによると、香港の銀行でこのほど、ピノチェト元大統領の隠し資産とみられる1億6000万ドル(約190億円)相当の9トンの金塊が見つかった。同氏の弁護士は「資産は一切隠していない」と主張している。
 ピノチェト氏は、1973-90年の軍事独裁政権下で起きた左翼活動家に対する殺人や誘拐のほか、海外に2700万ドル以上の資産を隠した脱税の罪で起訴されている。


 米国政府をバックにしてアジェンデ政権を倒した(リンク先はWikipedia)ピノチェト大統領の軍事政権下で殺されたり誘拐されたりしたのは、何も左翼活動家ばかりではなかった。軍事政権にとって好ましくない人物は中道派の政治家でもテロの対象だった。

 そして、批判者のいなくなった政権の行き着く先は、やはり不正な蓄財だということだ。



新幹線がベタ遅れで参った……

2006-10-26 00:53:03 | しごと
 東京出張、前泊を含めて3泊3日の最終日。予定に余裕を見て予約していた新幹線の便にぎりぎり間に合わなくなりそうだったので、慌ただしく出張地を出た。移動する電車の中で、あらかじめ予約していた便に間に合わなくなる公算なので、一本遅い便に予約を変更した。

 ……ところが、今日に限って、静岡駅での人身事故で、新幹線はベタ遅れ。一本遅く予約した便は、2時間超遅れての出発。おそらく、イタリアやスペインの国内を出張していたら仕方ないと思うぐらいの「誤差」。日本であれば、ベタ遅れ……でも、東京駅の構内では、遅延が起こったことを理解して皆さん辛抱強く待ってた。暴力事件は起きなかったようで、それは良かったよかった。