BBC Newsを見ていたら、スリランカの選手がクリケットの得点の世界記録を出したという記事がスポーツのトップで取り上げられてました。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/cricket/5226500.stm
昔シドニーのホテルでテレビをつけたらクリケットの試合をやっていて、ルールは全然わからなかったのですが、画面に"Day 3"とあって、何やらえらく時間のかかるスポーツだわいと思ったことがあります。
せっかくだからルールを調べてみようとWikipediaで見てみました。
(末裔である)野球に例えると、ストライクゾーンの代わりに3本の杭が立っていて、投手が投げたボールが杭に当たってばアウト、というのが基本。
打者(2人ペア)はそれを阻止すべくヘラのようなバットでボールを打つ。ボールがノーバウンドで捕球されてもアウト。
一方、遠くへ打ち返した場合、ボールが戻ってくるまでにランナーがピッチャーのところまでいくと1点(要するにホームと2塁しかないということ。走らなくても良いし、逆に2人が走って何点でも取れるが自陣を離れたときにボールが戻ってきて杭を倒されるとアウト)
11人が順番に打席に立ち、10アウトでイニング終了、これを2イニング行ないます。
(用語は野球と違いますし、ルールも誤解があったらすみません。日本クリケット協会のHPに詳細な解説があったのですが、詳細すぎたので読みませんでしたw)
今回の記録はペアでの得点で世界記録、単独の得点でも世界3位だそうです。
(ただ、ルールをよく理解できていないので、記事を読んでも数字の合計がつじつまが合わないのがちょっと哀しいです)
野球と違ってゴロが捕球されてもアウトにならないようで、ボールを打ったけど得点できずに次の打者へ、という延々と攻撃を続けられるので時間がかかるんでしょうかね。
こう見るとつまらない競技のように思えますが、オーストラリア在住の人のHP(参照)によれば(単独の得点はオーストラリア人が世界記録保持者)速球派は時速130~150kmの球を投げ、変化球はワンバウンドするのでものすごい変化をしたりと、けっこう面白いとか。
グラウンドの広さからは日本向きではないですし、時間のかかり方はアメリカ向きでもないですね。
実際ほとんどが英連邦か旧植民地の国で盛んなようです。
ただ、それらの諸国でもさすがにゲームが長すぎるとして、最近はルールを多少変えた"one day match"というのも行われているようです。
フィールドが円形で(また野球で言えば)ピッチャーとバッターはフィールドの真中にいるので、ポジショニング(後方の打球の処理とか)にも戦略性が要求されたり、実際に見たりやってみればけっこう面白いのかもしれません。 http://www.allworldknowledge.com/cricket/index.htmlによれば Lord Larry Grayson(って有名な人なのかな?) 曰く
"cricket, like chess, is won in the field,"
「クリケットはチェスと同じく布陣が勝敗を分ける」
でも、同時にこの記事ではこうも言ってます。
とはいえ大概の野手はすることもなくボーっと突っ立ってることが多いのも事実だ
結局ピッチャーとバッターの勝負という色彩が強いゲームなのかもしれません(上のサイトによれば、11人のうちピッチャーを4人くらい入れるらしい)
うーん、やはり日本ではあまり流行りそうにないかも・・・
ちなみに、ポジションの名称(あんまりはっきりはしてないらしい)の解説もあったので下に引用しました。
下がピッチャー(Bowler)でCreaseというところの反対の端にバッターがいるという位置関係です。
バッターの横とか裏側の辺鄙なところの名称(フィールド外の人の名称まである)が面白いですね。