一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』

2008-01-27 | 乱読日記
小飼弾氏のブログ404 Blog Not Found - あなたはなぜ勝間和代に勝てないのかを見て買ってみました。

書名にあやかり、スポーツクラブでマシンをこぎながら読みました。
全体で約300ページですが非常に読みやすい本で、特に速読でない僕がウォーミングアップのバイク15分、トレッドミル40分で190ページほど進んだので1時間半くらいあれば読めます。


内容は非常に真っ当なことが書かれています。
 ①自分の関心・テーマを持ち
 ②枠組み、原理原則から考え
 ③とりあえずやってみて試行錯誤の中で取捨選択する
ということを徹底してやりなさい、ということです。
詳細は本書を読んでください。

各論の中には僕自身やっていることもいくつかあるのですが、著者のすごいのは「徹底」の度合いが半端でないところです。

小飼弾氏が「健全なあさましさ」と評したように、すべて著者を見習うにはには抵抗を覚えるのも事実です。
「私はここまでして効率を追求したくない」と思わせるくらい鬼気迫るものがあります。
ただこれは日常生活の効率性をとことん追求しなくても困らない余裕のある立場からの感想で、筆者の勝間和代氏のように成果主義の職場、子育てと仕事の両立という必要に迫られればこういうスタイルは必然なのかもしれません。
(そこが日本のホワイトカラーの生産性は低い、と言われる所以かもしれません)


著者は「日常生活の効率性を上げる」という成果を得るためには、①適切な方法で②実行し③習慣として定着させるという三段階が必要だ、と言います。

この部分が「効率的に努力する方法(=楽して結果を出す方法)」をうたい文句にする他のノウハウ本との最大の違いです。


どこまで取り入れるかは読者の覚悟次第、というところですが、生活全般を変えるのでなく何か特定のことについて取り組もうとする際にも方法論としては参考になると思います。







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