大阪の富田林署を脱走して大阪から山口まで自転車で逃走した事件がありました。
結局は警察、自力で捕まえられなかった。
以前、瀬戸内の向島でも似たような事件がありましたがその教訓、何一つ生かされていないようです。
そのときこの脱走から学習して警察の監視を破るのは簡単と見た連中が次の事件を起こすかもしれないという趣旨のことを書きましたが、それが的中してしまいました。
そして警察が何も学んでなかった理由は簡単。
過去の事例や前例の想定内の対応しかできないからです。
できないというより、あらゆる可能性を想定して手を打つ能力というか想像力の欠如している無能。
ならば脱走する側は想定外のことをやれば成功する。
戦前、安田善次郎や原敬暗殺事件が連続したときも警察のヘマとされ、警察も対策を見直したがそれでも血盟団や五・一五事件を防げなかった。
日本の警察、戦前からそうした体質を受け継いでいるのかもしれません。
それはさておき、警察署からの脱走というやや特殊な例ではなく世界で発生しているテロ対策はどうか?
いまのところ日本ではテロはあまり起きませんが、警察の手腕で抑止されていると言えるか?
意地悪な言い方をすればたまたま発生しなかったからボロが出なかっただけかもしれません。
テロが発生しない、テロが起きても被害を最小限に抑えられる保証などどこにもありません。
企業や個人、こうした前提で行動した方がいいかも?