中共のウイグル弾圧が問題化しているなか、サウジ記者の死亡事件が起きました。
二つのニュース、メディアが意図的に続けて出したのかどうか知る由もなく、たまたま重なっただけかもしれません。
しかし両方に共通して見えてくるのは「残虐野蛮のアジア」に対する西欧の批判的なまなざし。
米国での人種差別に対する負い目からのポリコレと同じく植民地支配の負い目もあってか、「文明の西欧」側は「残虐野蛮のアジア」に対する批判を戦後は抑制していました。
しかし中共によるウイグル弾圧は清朝のムスリム弾圧と何一つ変わりません。
サウジの事件にしても欧米側、その非道さについて追い込むだけの自信満々の証拠をつかんでいるようにも見えます。
19世紀風の「残虐野蛮のアジア」対「文明の西欧」の図式が再来したようにも見えます。
では日本はどうすればいいか?
「残虐野蛮のアジア」に立ち向かうのが「文明の西欧」かどうかは別として、中共のウイグル弾圧はまさに残虐野蛮そのものであり、日本も含めた現代の価値観と相容れないことは明白です。
『脱亜論』で福沢諭吉が退けた支那朝鮮の旧弊にはこうした文明と相容れない残虐な刑罰もあります。
そして現代の中共や南北朝鮮が福沢諭吉の時代の野蛮なアジアを完全に超克したとも言い難い。
こんな「アジア」とは多文化共生したり東アジアの友愛関係にあるより、現代にあってもやはり「脱亜」すべきでは?