昨日は母の病院日で トンボが行ってくれました。
帰っての話では 母は少し落ち込んでいた
と言います。
待合室で 「 〇〇さん わたしゃちょっと呆けやあせんろうか 」
とトンボになげいたそうです。
母の話では 昨日のことが思い出せん 今まではしゃんと
しておったのにこれは困ったことだ と悩んでおります。
いや~ 数年前からしゃんとしてないけどねぇ‥‥
診察室で 先ほどの悩みを告げると
「 だいじょうぶですよ 明日になったら思い出します 」
心療内科の先生はにこにこと言い
母もにっこり 元にもどった といいます。
午後になり 少し気になるので 母の施設へ
1人でいってみました。
皆が折り紙を折っており こんなことが得意な母は
ごきげんで 皆さまを指導しております。
「 〇〇さんは元気かね? 久しゅう会うてないが 」
とトンボの名前を言います。
思わず 施設の職員と顔を見合わせると
職員は くちびるに指を当て シーと私を制します。
母ちゃんは 今朝のなやみは忘れたようです。
「 来月は花火じゃきね いっしょに見ろうね 」
86歳の母に告げ 娘は帰っていきました。