くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

久しぶりでした。

2015-02-14 | 日記

さぼっていたプールへ行かねばと思い 朝済ませておこうと スーパーの
1番客になりました。


この日はポイント5倍日で この際買っておこうと 油 味噌醤油 牛乳と
重いものばかりが 3袋になりました。

駐車場まで帰り 2度に分けて運ぼうかと思いましたが  ええいっ!
面倒だと 腕が抜けるほど重い袋を全部持ち エレベーターまで来たら

あらら  エレベーターの点検で 3時間ほど止まるとの貼り紙です。

階段で登らねばならず 2回に分けて運ぼうとしたところへ 同じくもう1人
点検を知らなかった若者が来て  あれ~~  とのことです。

ユニクロの? ダウンを着た若者は 確か最近まで 遠くからでもすぐ解る
私立進学高の 学生服を着ていた彼です。

エレベーター脇に置いた 重い買い物袋を さっと2つ持った若者は
運びますよ  何階ですか?  と言います。

若者に2つを持ってもらい 自分は1つ持って 彼に付いてゼロゼロと
階段を登り始めましたが 目方があるおばちゃんは だんだん遅れます。

若者は 振り返り 振り返り  デブおばちゃんを待って また歩きます。

ようやくたどり着き 玄関前に2つの袋を置いて 去ろうとする若者を
おばちゃんは呼び止めました。

今運んでもらった袋を ガサガサとまぜて 板チョコを1枚取り出し
「 ありがとう  助かりました  食べてね 」  と手渡しました。

一瞬  びっくりの表情を見せた若者は 次に にっこりと白い歯を見せ
「 ありがとうございます 」

若者から見れば 彼の祖母にも近い そんな歳のおばちゃんの感謝を
ちゃんと 受け取ってくれました。

まだ上へと 階段を登ろうとする若者の背に 更におばちゃんは言います。
「 あ  あのぉ~  それは  バレンタインのチョコじゃないきね 」

若者は振り返り もう一度 にっこりしました。

そりゃそうです 特売で5枚買った 税込1枚69円のガーナミルクチョコが
バレンタインディのチョコであろうはずもなくて コーヒーのおともに求めた
板チョコです。


私立高の卒業式は終わったばかりで 今は大学受験の真っ最中かな?
聞きたかったけれど 他人が 聞いてはならんことです。

荷物を置くとき きれいに散髪された 若者のうなじが美しくて それを
うっとりして ながめたおばちゃんです。

久しぶりのドキドキ感は バレンタインディ前日の 幸運日となりました。
                             



                             
                                                 
コメント (42)
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