月一のシーラカンス例会が 先日ありました。
60代後半のAさんは 本人の申告では 20代の頃は日活のスター
赤木圭一郎そっくりだったそうで ま わずかにその面影はあります。
そのAさんが最近 上の歯を全部入れ歯にしたそうで 何となく以前と
口元が変わり 赤木圭一郎とは 面影が遠ざかりました。
歯状が悪く 上の歯は部分入れ歯でしたが さらに悪くなってついに
上は本人が言うところの かっぷり になりました。
かっぷりとは昔から 総入れ歯のことをいう 土佐の方言になりますが
発音が ぷり のところが 山になるアクセントで発音します。
かっぷりになったAさんは いつものように朝 味噌汁をぐっと一気に
飲んだところ 次の瞬間 あちちち・・ とのどを焼け通ったそうです。
それってどうゆこと? ですが Aさんの解説によると
熱いものは口へ入れた瞬間 当然熱いので ふーふー冷まし飲むが
上がかっぷりになると 熱さが分からんため 結果のどを焼け通っていく
いかんオレ 喉頭がんになる はよう何とかせにゃならん。
考えても妙案が浮かばず とりあえず熱そうなものが出たら まずは指を
突っ込み熱さを見る いや 計るが正しいのか? とにかく指温度計です。
そら 紳士のすることじゃない 温度計で計りなさいよ それがいやなら
熱いものは食べられん! 総攻撃にあい Aさんはハチの巣です。
以後シーラカンスの赤木圭一郎は かっぷりに慣れるまでは 常に温度計や
体温計を持ち歩き 熱そうな食べ物の温度を計って 口へ運ぶことになります。