博報堂が60~74歳のシニアを対象に 今欲しいものは? の質問に
お金と答えた人が 幸せと答えた人を 大きく上回ったそうです。
欲しいものを 若さや名誉など 20項目から3つ選ぶやり方で お金は
1位の健康 2位の安定した暮らしに次ぐ 3位に入ったそうです。
また47%の人が先の見通しは暗いと回答 老後が長期化し生活の見通しが
暗い状況で 現実的なお金を求める 切実な気持ちの表れ との分析です。
この調査を始めた 1986年の 30年前は 幸せがお金を大きく上回っており
30年の間に 人の意識が変わっています。
母を連れて 毎週病院へ行きますが 認知が入った母の 毎度の心配事は
むだ遣いせられん いくつまで生きるか分からんしね 病院代が払えんように
なったら もう生きていけんようになる とこれが口癖です。
老人施設で生活する母は むだ遣いなどする場所もないですが 娘への
毎度のお説教は あんたは昔から お金をぱっぱと使いすぎる 年寄に
なったとき お金がないと困るぞね と十分年寄になった娘に言います。
母の感心なところは 自分の費用は決して 子どもに負担をかけることなく
葬儀費用まで自己負担する考えで 裏返せば2人の娘が相当 カツカツの
暮らしをしていると思っています。
20年ほど前 2人の子どもの 仕送りと授業料に追われ難儀していた 私の
姿がいまなお 頭にあるのでしょう。
今回の博報堂の調査は 何歳まで生きたいか の質問もしており回答の
平均は84歳だったそうで 30年前の答えより 4年延びたそうです。
そして60歳を再出発の時と 前向きの回答が 初めて50%を超えたそうで
頼もしい限りの お金大好きな 日本のシニアです。