くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

どろめ。

2017-02-06 | 食物関係

土日だけ漁師さんが開く市へ   どろめを買いに   早朝車を飛ばしました。

カタクチイワシの稚魚で 獲れたて生食できるものを   土佐ではこれを
どろめと呼び うわばみが言うに これに勝る酒のアテはないそうです。

このどろめを湯がいたものが 釜揚げチリメンになります。

 

地引網を引き 獲れたどろめを肴に 大杯に注いだ日本酒一升を わずか
14秒ほどで豪快に飲み干す どろめ祭り は土佐路の春の恒例行事です。

 

昨年のどろめ祭りは 熊本地震があったため 自粛したと聞きました。

居酒屋では突き出しとしてこの時期 どろめの 緑ぬたを出す店があり
緑ぬたとは 土佐人の大好きな 葉にんにく入りの酢味噌です。

昔は 葉にんにくをすり鉢で気長に当たり 手間ひまかけて 緑ぬたを
作りましたが 今はスーパーに既製品が並び いつでも間に合います。

 

買ってきた早春の味 どろめ1㌔は半分嫁ぎ 残り半分は 老夫婦が朝と昼
ぬたで楽しんだのち あとは卵とじになりました。

緑ぬたはブリのお刺身や   茹でたコンニャクにも相性抜群ですが   食べた日は
友の耳元での内緒話はやめましょう 相手が こらたまらん!と言いますから。 

 

 

コメント (18)
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