中土佐町久礼漁港にあがるカツオが 過去10年で最多を記録しており港は
活気づいている との朝刊記事をみると 行こ! 連休前にカツオを食べに
行こう となります。
久礼行きには カツオを食べる楽しみだけでなく 中土佐町立美術館へ寄る
という もうひとつの楽しみがあります。
中土佐町出身の実業家 故・町田菊一氏が 白壁の土蔵造りの建物とともに
800点あまりのコレクションを 平成元年 町に寄贈した美術館です。
4月~6月なかばまでは「幕末から明治へ・近代絵画の夜明け」展が
開かれていました。
撮影自由はうれしいですが 天井のライトが どうやっても入ります
図録を買いました。表紙の字も 建物前にある石碑も 町田氏と親交の
あった 司馬遼太郎氏が書いたものです
図録によると所蔵品のなかには 黒田清輝・棟方志功・竹久夢二・横山大観
藤田嗣治・写楽・ピカソらのものも含まれ 町田菊一氏の没後 会社を継いだ
息子さんの多額の寄付により 図録をつくるまでにいたった とのこと。
所蔵品は 売ればかなりの額になるお宝ばかりです。それら全部を建物付きで
寄付してくれ 100円で私たちに見せてくれることに 深く感謝いたします。
中土佐町立美術館を出で お目当ての大正市へと移動しました。予想より人が
少なく まずほっとしました。
田中鮮魚店の店頭にならんだ 生カツオと カツオのタタキから サクを
選び漁師食堂で待っていると はいおまち とお皿に盛られて出てきました。
一度も冷凍してないカツオは 独特のもっちり感と 風味があります。
わら焼きタタキは ぷ~んと口の中でわらが香り 生ニンニクと合います。
お腹がいっぱいになったので 帰ることにします。大正市入口にある
レトロなお菓子屋さんは 昔からこのスタイルで売っています
青柳裕介氏の「土佐の一本釣り」で有名になったここ久礼の町は (と言っても
現代の若者は知らんかもですが) 連休にはもっと人が出るでしょう。
GWの高知市内のホテルはほぼ埋まったと聞きました。老人はじっと家に籠ります。