日本から8,000㌔離れたトンガの 海底火山爆発で起きた津波警報や
注意報が 昨日は未明から流れており TV画面の上部には
つなみ! にげて! の文字が しばらくの間出ていました。
お昼ごろ岩手県の警報が注意報になり 大惨事にならず終わりましたが
わが県では 土佐清水市で90㎝・室戸市で80㎝潮位が上がり 県内では
19隻の漁船や小型船が 沈没や転覆をしました。
一昔前トンガから留学生を迎えた 大東文化大のラグビーが強かった時代が
ありました。それとスーパーに並ぶかぼちゃは トンガ産がほくほくと美味
とこれしかトンガについての知識がなく ここだったのかと地図を見て知り
8,000㌔離れていても 噴火によりうねった波が はるばる半日もかけ日本に
押しよせるという 津波とは なんと怖ろしく執念深いのか。
海の近くで育った夫が言うには 中学生の頃チリ津波があり その時なんと
先生が引率して 港に津波を見にいったそうです。
第一波ではないにしても 港の潮がごうごうと引き 港の水がカラになりや
せんかと思う間もなく 沖からどんどん波がおしよせ あわてた先生は
「お~い みんな逃げろ~~!」 と叫び 皆が山むけて走ったと言います。
朝から何度もくりかえされる「海に近づかないでください!」を聞いた夫が
教師が生徒を連れ海へ津波を見にいくなど 今ならクビになるであろうことを
60年前の先生はしていたそうで ええ時代やったわ となつかしみます。
長い時間 岩手の三陸海岸には警報が出ており 住民の皆さまには11年前の
つらい記憶がよみがえったことと思います。
午後になり 全国の津波注意報も消え 沿岸部の人達はほっとしたでしょう。
コロナ禍での共通試験は それだけでも受験生には負担でしょうに 輪をかけ
津波もあって気の毒です。 どうぞ 持てる力が発揮できていますように。