英国君主として即位70周年を迎えた エリザベス女王のプラチナ記念祭
の祝典が 6/2-3とあるため 英国は4連休になることを知りました。
先日NHKで『エリザベス女王 愛される理由』のドキュメンタリー番組
があり 女王の幼い頃から 96才の現在までが紹介されました。
女王が幼い頃のご一家です。父のジョージ6世には 兄エドワード8世が
いたため 自分が国王になるなどは 夢にも思わなかった時代です。
ところが兄はシンプソン夫人と恋に落ち 周囲の説得には聞く耳をもたず
『王位を放棄』したため 急きょ弟のジョージが 英国王の座に就くことに
なりました。
しかしジョージには 人前で話をするに吃音(どもり)があり 吃音を克服する
さまを描いた2011年公開の『英国王のスピーチ』はアカデミー賞4部門受賞の
感動作となりました。
国王となったジョージ6世は もともと 体が弱かったせいもあり
50代の若さで亡くなります。
国王ジョージ6世の崩御により 1952年エリザベス女王の誕生です。この時
女王は25才。なんと美しい女王でしょうか この日から70年が経ちました。
国民により添い 公務を最優先の70年で 英国民に長く愛される理由は
女王の人柄と仕事熱心につきます。そして女王のファッションも 大きな
要素となります。
気配りを忘れず カナダ訪問時のブローチは メイプルリーフ
アイルランド訪問時には この国の国花である クローバーのブローチ
90過ぎたら こんな色の服はふつう着ませんが 女王の肌と髪の色には
どんな色も映えます。 そして世界一 ブローチの似合う女性です。
ずうっと国民に絶大な人気のエリザベス女王にも 危機がありました。
ダイアナ元妃が事故死のとき すぐ声明を出さずに 国民にそっぽを
向かれた時期がありました。
それは一時のことで 公務に精出す女王の姿勢は すぐ国民の信頼を
取りもどし 今に至ります。
昨年は夫である フィリップ殿下を亡くしましたが 96才の今も女王
としての公務を 精力的にこなしておられるとのこと。
メディアによると 96才の英女王の悩みは 三男アンドリュー王子の
性的暴行裁判や 孫ヘンリー王子がリリースした 王室の暴露本 etc・・
長生きしたら 子や孫の成長が楽しみになりますが 皆が皆 優等生
とはいきません。これは王室に限らず どこの家庭にもあるでしょう。
日本でも とても人気のあるエリザベス女王様 100才まであと少しです。
英国民に長く愛される女王の魅力が 私にもすこし分った気がします。