褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 フォーリング・ダウン(1993) 現代社会にひそむ狂気を描き出す

2009年11月02日 | 映画(は行)
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 現代社会において、ストレスが溜まってしまうことは、誰にでもあること
 ところが、残念なことに自分のストレスはわかっても、他人のストレスについて残念なことに気付かない
 まるで自分だけ大きなストレスを抱えていると勘違いしている人が多いね
 そんなストレスをはけ口も無く、自分だけで抱え込むのも問題があるもしストレスを自分だけが抱え込んでしまうと
 今回紹介する映画フォーリング・ダウンの主人公のマイケル・ダグラスのようになってしまうかも
 まさに現代サラリーマンの暴走を描いた映画だけれど、この映画は皮肉なことに観ていると逆にストレス解消になってしまうから面白い
 この映画のストレスがついに爆発し、暴力がエスカレートしていく様子をマイケル・ダグラスが怪演している
 それではストーリーを紹介しよう

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 真夏の大渋滞において、ニックネームがDフェンス(マイケル・ダグラス)という男は、車の中でイライラしている
 この暑い中で車の冷房は壊れているし、窓も開かないどこから入って来たのかハエが車の中を飛び回っている
 ついにDフェンス(ダグラス)は切れてしまい、彼は車をそのままにして降りて去っていこうとした
 当然、他の車の運転手からどこへ行くんだと呼び止められそうになるが、Dフェンス(ダグラス)は家に電話をするんだと言って去っていく

 Dフェンス(ダグラス)は別れた妻(バーバラー・ハーシー)に電話をしようと、韓国系アメリカ人のコンビニ(?)へ入り、店長に両替を頼むが何かを買えと言われてしまう
 仕方なくDフェンス(ダグラス)はコーラーを買うが、店主の85セントのひと声にDフェンス(ダグラス)は切れたどうして、コーラーがそんなに高いんだ
 Dフェンス(ダグラス)は店主が持っていた護衛用のバットを奪い取り、店の中を荒らしまくるそしてDフェンス(ダグラス)は50セントを置いてそのまま去っていく
 Dフェンス(ダグラス)は別れた妻(ハーシー)に電話をかけるが、あっさり拒否される仕方なく何もないような場所で休憩していると、2人の黒人のチンピラが絡んできたしかし、Dフェンス(ダグラス)は持っていたバットで対抗し、黒人のチンピラを追い返す
 そして彼は再び別れた妻(ハーシー)に電話をして、娘の誕生プレゼントを渡したいことを告げるが断られる
 しかし、その時先程の黒人のグループが車からDフェンス(ダグラス)を狙って銃撃してきたまわりの通行人たちに被害が多々出るがDフェンス(ダグラス)は奇跡的に無傷だったしかも、黒人のチンピラたちは運転を誤り激突死
 Dフェンス(ダグラス)は黒人のチンピラが持っていた銃やマシンガンを奪い取る
 さてDフェンス(ダグラス)はマクドナルドに入って朝食ランチを頼むが、既に朝食ランチの時間が2分(?)遅かったしかし、それでもDフェンス(ダグラス)は朝食ランチを頼むが・・・ここでも切れたDフェンス(ダグラス)は銃を乱射させる

 ついに事件の報告が警察に届いた今日が定年退職というブレンダガスト刑事(ロバート・デュバル)はデスクワーク専門にしてきたが、この事件には興味を持ってしまい独自に調査を進めるそしてブレンダガスト刑事(デュバル)は彼を尊敬している女性刑事とDフェンス(ダグラス)の行動パターンを読み、彼の母親の所へ行く
 実はDフェンス(ダグラス)は軍事関係の仕事をしていたのだが、1ヶ月前に会社をクビになっていたことを知る

 その間にもDフェンス(ダグラス)の暴走は続く彼は値下がり軍用品店に入るそこの店主はネオナチで、ホモだった
 危うくDフェンス(ダグラス)はこのネオナチの店主に襲われるところだったが銃で撃ち殺し、バズーカー砲を奪って店を出る

 そして彼は妻(ハーシー)の家へ最短距離で行くために会員制のゴルフ場へ侵入し、ゴルフを楽しんでいる老人から文句を言われるが、Dフェンス(ダグラス)はバズーカー砲でゴルフのカートを撃ち、しかも老人たちにもバズーカー砲を向けて脅す
 そして、ゴルフ場の隣の家に侵入して道路工事をしているところに出るが、そこで子供にバズーカー砲の正しい撃ち方を習い、本当に発射してしまい工事中の道路は

 またDフェンス(ダグラス)は別れた妻(ハーシー)に電話をするが、危険を察知した別れた妻(ハーシー)は娘を連れて家から脱出するが・・・果たしてDフェンス(ダグラス)は妻(ハーシー)と娘を見つけようとするが、ブレンダガスト刑事(デュバル)は果たしてDフェンス(ダグラス)の暴走を止められるのか結末は・・・映画を観てください

 実はこの映画を観るのは2回目最初観たときに物凄く面白かった僕が観た映画の中では最高傑作の部類に入る
 何と言ってもマイケル・ダグラスのエスカレートしていく暴力性、そしてテレビゲームのように、最初は何も武器を持っていなかったのにバットからマシンガンそしてバズーカー砲に武器がパワーアップしていくのは、非常に面白い
 そしてこの映画は現代人のストレスを描いているが、しっかり人種偏見問題も描かれているのがやっぱりアメリカ映画らしいところ
 何気にアジア系の人種に対して、経済的に危機を感じているアメリカを感じることも出来る映画です

 ちなみに監督はジョエル・シュマッカー彼の映画は結構観ているけれど、麻薬組織に立ち向かった実在の女性記者を描いたヴェロニカゲリンや、殆ど電話ボックス内が舞台の異色サスペンスのフォーンブースがお勧めかな(今は観る気がしないけれど、セントエルモスファイアーも若い人には観て欲しいね)
 
 僕にとってはこの映画は大傑作だと思っているのだが、どうもあんまり評判になっていない気がするこの映画の良さや面白さをみんなにも感じて欲しいです

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