褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 地の果てを行く(1935) 最期に行き着く所は外人部隊か?

2009年11月18日 | 映画(た行)
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 フランスの映画で僕にとって忘れられない映画が望郷です
 それまでフランス映画は観たことは無かったけれど、この映画を観てからはフランス映画も良いなあと思ったものだ
 フランス映画には人生の悲喜が描かれていて、それまでハリウッド映画の大作ばかり観ていた僕に人生まで教えてくれるそんな映画に出会ったような気がしたものだ
 その望郷の監督がジュリアン・デュヴィヴィエ、そして主演がジャン・ギャバンである
 その二人のコンビの映画が今回紹介したい地の果てを行くです
 この映画は今回観るのが初めて実は望郷は1937年の作品で、今回紹介する地の果てを行くの方が早く製作されていたんだね
 しかし、望郷のコンビの映画だから僕自身は観るのを非常に楽しみにしていた映画
 そして、実はこの映画は外人部隊について描かれている
 しかし、外人部隊を舞台にした名作というと、タイトルがそのままの外人部隊モロッコの2つの映画は名作だねちなみに僕は外人部隊は大好きな映画
 最も素晴らしい映画のラストシーンなんてコーナーがあれば、1位に外人部隊を挙げるね
 今回紹介する地の果てを行くだが、普通”外人部隊”と言えばフランスの外人部隊を僕はイメージしてしまうのだが(モロッコ、外人部隊もフランスの外人部隊が舞台)、今回はスペインの外人部隊が描かれている
 それほどフランスとスペインで外人部隊の違いが実は僕はわからないのだが、しかし両方とも犯罪履歴があっても入隊は出来ることは一緒
 それゆえに外人部隊というのは映画になりやすい設定だと言えるのかもしれないそのような犯罪者でも入隊できることを描いている点では、地の果てを行くは、前述した外人部隊や、モロッコよりもうまく描かれている
 それでは地の果てを行くを紹介しよう

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 パリのモンマルトルのある通りで、男女のカップルが酔っ払っていたしかし、その酔っ払った男女に1人の男がぶつかって、慌てて逃げ去っていった
 そして、女は自分の服に血が付いてるのを見て絶叫する
 そのぶつかった男の名前はジリエト(ジャン・ギャバン彼は殺人を犯してしまった
 彼は身を隠すためにスペインのバルセロナのアパートに隠れるしかしジリエト(ギャバン)は酒場で旅券と有り金を全てスリに盗られてしまった
 彼はアパートを追い出されてしまい、警官(?)から追いかけられる彼は拾った新聞に自分の記事が載っており、しかも自分には報奨金をかけられている事を知った
 金が無くて、既に空腹状態のジリエト(ギャバン)が行く所はこうなると一つしかなかった当然のように彼はスペインの外人部隊に入ることになる
 彼は外人部隊で友人が2人できた。1人は楽しい同じフランス人のマルセル(レイモン・エーモス)、もう1人がお金を持っているリュカ(ロベール・ル・ヴィギャン)だ
 やがて彼ら3人はモロッコへ送られるそこで3人は店で飲み食いしていると、リュカ(ヴィギャン)がパスポートを落とすのを、ジリエト(ギャバン)は見た彼はリュカ(ヴィギャン)が賞金目当てで自分を追いかけているのではないかと疑う兵舎でジリエト(ギャバン)とリュカ(ヴィギャン)は喧嘩をしてしまうが、ジリエト(ギャバン)はリュカ(ヴィギャン)を他の部隊に変えることに成功した
 そして、さらにジリエト(ギャバン)の隊は危険区域に行くことになるが、その現地の店の踊り子のアイシャ(アナベラ)と出会い2人は恋に落ちる

 しばらく平穏な日々を送っていたジリエト(ギャバン)とアイシャ(アナベラ)だったが、別の部隊がやって来たなんと、その中にリュカ(ヴィギャン)の姿を見つける
 やがてリュカ(ヴィギャン)もアイシャ(アナベラ)に恋をするようになるジリエト(ギャバン)は密かにアイシャ(アナベラ)に対して、リュカ(ヴィギャン)がここまで、自分を追いかけてくる目的を探らせる
 やっぱりリュカ(ヴィギャン)の目的はジリエト(ギャバン)を見つけ出して賞金を得ることだった
ジリエト(ギャバン)はリュカ(ヴィギャン)を呼び出して、誰も居ない所へ連れて行く 
 ジリエト(ギャバン)は自分から、リュカ(ヴィギャン)に事件の犯人であることを告白するそしてリュカ(ヴィギャン)を叩きのめすが、リュカ(ヴィギャン)を殺すことは避けた

 そしてついに更なる作戦のためにジリエト(ギャバン)とマルセル(エーモス)、そしてリュカ(ヴィギャン)も絶対に生きて帰れない作戦に参加することになるジリエト(ギャバン)はアイシャ(アナベラ)から、お守りを受ける
 果たしてジリエト(ギャバン)の運命は・・・
 いかにもフランス映画らしい切ないラストーシーンは映画を観てください

 この映画は果たして望郷を超えることが出来たのか確かに犯罪者の集まりである外人部隊に生きていくために入るジャン・ギャバンと、賞金欲しさに彼を追い詰めようとするリュカ(ヴィギャン)の存在はサスペンス感を高めるそして、アイシャ(アナベラ)との恋愛を絡めた男と女の悲喜を描いた点は流石はジュリアン・デュヴィヴィエといったところだが、殺人を犯したジャン・ギャバンを観ていて、彼に対して肩入れする感情が沸いてこないね
 しかも、彼が殺人を犯した理由がちょっとわからないしねどこかで台詞で説明されていると思うけれど、もう少しジャン・ギャバンに対して同情するような描写がないとラストシーンは良かったけれど、ちょっと違和感もあるね
 しかし、外人部隊に入隊するというのはみんな人に言えない思いがあるんだねこの映画でもジャン・ギャバンが、外人部隊に入った理由を友達になったマルセル(エーモス)に言おうとするシーンが出てくるけれど、マルセル(エーモス)が彼の言うことをさえぎるように、外人部隊に入ってくる人間は何かの理由があるから入ってくるんだと言うシーンに外人部隊に入ってくる人物をこの台詞に集約されているそして上司も外人部隊に入ってくる人間のことを深く知ろうとしないしね
 最近日本でも人殺しの罪で、顔の整形をしてまでも日本中を逃げ回っていた人間が逮捕されていたけれど、もし今の日本に外人部隊があれば・・・
 ちょっとそんなことも考えてしまいました

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