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僕の1番好きな映画監督はビリー・ワイルダー
彼の監督した名作を挙げていけば、切りがないが今まで彼の映画はたくさん観てきたこの監督の映画を観ていて全く外れがない
彼の監督作品で1番好きな映画はアパートの鍵貸しますになるね
僕が映画を観る時に、監督の名前を基準に選ぶようになったのもアパートの鍵貸しますからだそれと同時に古い映画でも名作と呼ばれる映画を観だしたのもこの映画がきっかけになった
既に故人になられた人だけれど、彼の映画を観ていると全く古さを感じない特にコメディータッチの映画を観たら、今の映画とは比較できないほどうまい彼の場合、コメディーだけでなくサスペンス映画にも素晴らしい名作があるサンセット大通りは冒頭のシーンから驚くような見せ方をするね
この冒頭シーンはM・ナイト・シャラマン監督のレディ・イン・ザ・ウォーターのラストのクライマックスシーンに影響を与えているのは間違いない
そんなビリー・ワイルダー監督が、まさに冷戦時代の象徴であるベルリンの壁によってドイツが東西に分けられた時に作り、そして当時のベルリンを舞台にした映画が今回紹介するワン・ツー・スリーである
この映画は今となってはベルリンの壁崩壊によって古いテーマの映画になってしまった感じもするが、当時の流行った映画のスパルタカスや甘い生活などを台詞に盛り込み、また資本主義と共産主義を皮肉っている映画だけれど、これがコメディータッチで描かれていて面白い
ビリー・ワイルダー監督と言えば、主演俳優がジャック・レモンのイメージが強いけれど、この映画の主演は汚れた顔の天使や、白熱などのギャング・ムービーで有名なジェームズ・ギャグニーというのが面白い配役そしてこの映画の彼のマシンガントークが炸裂する
それでは今回紹介するワン・ツー・スリーを紹介しよう早く紹介しろ、ワン・ツー・スリー
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時代はベルリンの壁が誕生して直ぐの時代西ベルリンにおいてコカ・コーラー(西側文明の象徴) ベルリン支店において、マクナマラ(ギャグニー)はとにかく出世に余念がなく、手柄を立ててヨーロッパの総支店であるロンドン支店への栄転を狙っていた
まずは手始めに、ソ連にコカ・コーラーの工場を作る計画を立てていてソ連側から通商役人などが訪れるが、アメリカのアトランタ(当時のコカ・コーラー本社)から電話がマクナマラ(ギャグニー)にかかってきた
結局、ソ連に工場を作る計画は社長に却下されるしかし、現在社長の17歳になる娘のスカーレット(パメラ・ティフィン)が、婚約を既に4回もしている問題娘で修業のためヨーロッパ中を旅行させられていたが、次はベルリンに行く予定になっているため2週間だけスカーレット(ティフィン)を預かって欲しいとの事だった
マクナマラ(ギャグニー)は妻のフィリス(アーリン・フランシス)の反対するも、自身の出世のため、快くスカーレット(ティフィン)を自宅に滞在させる
しかし、スカーレット(ティフィン)は2週間どころか2ヶ月も滞在することになり、マクナマラ(ギャグニー)とフィリス(フランシス)も辟易してきた
ある日、社長夫妻がスカーレット(ティフィン)を迎えにいくと言う電話が来て、しかも昇進の内示まで受けて大喜びのマクナマラ(ギャグニー)だったが、スカーレット(ティフィン)が昨日の夜から帰っていないことに気付いた目撃者の証言によるとスカーレット(ティフィン)は、ベルリンの壁を超えて、東ドイツへ行ったということである
これは昇進どころかやばいことになった
マクナマラ(ギャグニー)は会社から早くスカーレット(ティフィン)を探し出すように命令するが、マクナマラ(ギャグニー)の前に何事もなくスカーレット(ティフィン)が現れた
一瞬ホッとするマクナマラ(ギャグニー)だったが、スカーレット(ティフィン)は東ドイツで出会った、ガチガチの共産主義者の青年であるオットー(ホルスト・ブッフホルツ)という名の青年を婚約者として連れてきていた
しかも、直ぐにスカーレット(ティフィン)はオットー(ブッフホルツ)と一緒にソ連へ行くと言い出す
このままスカーレット(ティフィン)がソ連に行ってしまったら、マクナマラ(ギャグニー)は昇進どころかクビだ
そこでマクナマラ(ギャグニー)は素晴らしいアイデアを思いつき(どんなアイデアかはネタ晴らしになるので書きません)、オットー(ブッフホルツ)は東ドイツ側で秘密警察によってCIAのスパイだと疑われて逮捕される
オットー(ブッフホルツ)の逮捕を聞いて、マクナマラ(ギャグニー)は大喜びするがスカーレット(ティフィン)はショックで倒れてしまった
とりあえずは無事に社長を迎えることが出来ると思ったが、ここで問題が発覚なんとスカーレット(ティフィン)は妊娠が発覚していた
このままでは社長を迎えることが出来ないしかし、またもやマクナマラ(ギャグニー)はアイデアを考えるが、今度は東ドイツの秘密警察に捕まっているオットー(ブッフホルツ)を、今度は助け出し無事にベルリンの壁を行ったり、来たりして連れ戻すことに成功する(この助けるシーンはソ連を皮肉っていて爆笑です)そして、スカーレット(ティフィン)とオットー(ブッフホルツ)を結婚させようとするが、社長の娘の結婚相手にオットー(ブッフホルツ)のようなガチガチの共産主義的考え方、資本主義批判、ボサボサの頭、そしてスリッパ、汚い服など・・・このままオットー(ブッフホルツ)をスカーレット(ティフィン)の結婚相手として紹介するには、相応しくないと考えたマクナマラ(ギャグニー)はオットー(ブッフホルツ)を社長の娘のスカーレット(ティフィン)の相手に相応しい姿に変えるために、社員に命令を下す
しかし、もう直ぐに社長夫妻が飛行機でベルリンに到着する
オットー(ブッフホルツ)を社長の娘のスカーレット(ティフィン)に相応しい男にするために時間が無いのだが・・・マクナマラ(ギャグニー)は秘書や社員に命令するみんな急げ、ワン・ツー・スリー
果たしてオットー青年(ブッフホルツ)を社長夫妻が、到着するまでに無事に変えることが出来るのか続きは映画を観てください
この映画を観ると改めてビリー・ワイルダー監督の演出の面白さが堪能できるとにかく台詞は面白いし、また音楽の使い方も抜群
そして、まだヒットラーが支配していた時代から抜けきれないドイツ人社員たちの行動が面白い
そして、ソ連の役人が西側文明に対して敵意丸出しの姿も笑えるし、ソ連の製造部門の遅れも巧みな方法で見せてくれる
このような映画を僕が好きなうまいと思わせる映画
皆さんもビリー・ワイルダー監督の名人芸とでも言うべき作品を観てください
下記にビリー・ワイルダー監督の映画を紹介しておきます
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他に前述した作品を除いたら、『深夜の告白』、『第十七捕虜収容所』、『翼よ!あれが巴里の灯だ』、『昼下がりの情事』、『七年目の浮気』、『恋人よ帰れ!わが胸に』、『あなただけ今晩わ』、『フロント・ページ』、『情婦』など、どれもお勧めです
もしまだビリー・ワイルダーの作品を観ていない人は、早く観ろよ、ワン・ツー・スリー
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