褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 A.I.(2001)  時空を超えて母の愛を求める

2009年11月09日 | 映画(数字、アルファベット)
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 近い将来、人間の知能を持ったロボットが生まれそうな時代を予見したようなアイザック・アシモフの短編小説がわれはロボット
 そんな小説の映画化された作品にアイ、ロボットというウィル・スミス主演の映画があったが、非常に面白い映画だった人間とロボットが共存する世界考えてみるだけでワクワクする世界だけれど、一方でロボットが人間の言うことを無視したときの恐ろしさも描かれていた
 そして、今回紹介するA.I.だが、こちらは殆ど姿は人間と変わりが無いようなロボットが出て来る
 そんな人工ロボットを通して、人間の愚かさ、逆に人類の凄さが描かれているが、内容的にはと思わざるを得ない
 原案がスタンリー・キューブリックということだけあって、流石に考えさせられるロボット映画になっているが、ロボット少年が母の愛を求めて人間になりたがっている内容だが、感動もしなければ、腹も立たない中途半端な映画になってしまった
 監督はスティーヴン・スピルバーグだが彼の監督としての能力を持ってしても、キューブリック原案のこの映画を感動的な映画にすることが出来なかった
 本当にキューブリックが生きていたらなあと思わざるを得ない
 しかし、2000年という永い時空を超えてまでも子供型ロボットが母の愛を得たいとするこの壮大な?映画A.I.を紹介しよう

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 ロボットが人間の雑用をこなしている時代。そのロボットは姿は人間そっくりそして、更なる進化を遂げた人間の愛情を持った少年型ロボットが誕生した
 それはデイビッド(ハーレー・ジョエル・オスメント)と名付けられたロボットがその開発者であるヘンリーとその妻のモニカ(フランセス・オコナー)のもとに引き取られるようになった
 実はこの夫妻には難病に罹ってしまったマーティンと言う息子がいるのだが、その悲しみを癒すためデイビッド(オスメント)という子供型ロボットを引き取ることになった
 そしてモニカ(オコナー)はデイヴィッド(オスメント)に母をすなわちモニカ(オコナー)永遠に愛し続けるプログラミングをデイヴィッド(オスメント)に伝達する
 しかし、奇跡的にマーティンは元気になったそうなるとデイビッド(オスメント)の存在がヘンリー夫妻には複雑な存在になってしまった
 しかも、マーティンはデイビッド(オスメント)を苛めるその結果、マーティンは死んでしまう
 モニカ(オコナー)はデイビッド(オスメント)と熊型のロボットテディと一緒に嫌がるデイビッド(オスメント)を森に捨てるデイビッド(オスメント)は必死でモニカ(オコナー)に人間らしくするからと願うが・・・

 そんな時、ジョー(ジュード・ロウ)という、女性を悦ばす専門のロボットと出会う 廃棄処分になったロボットが捨てられ、その廃棄されたロボットの部品を取ろうとする壊れかけのロボット達
 デイビッド(オスメント)とジョー(ロウ)はそんな他のロボットたちを見ていると、ロボット狩りにでくわしてしまった
 今や人間たちはロボットの存在を否定しはじめ、ついにロボットを抹殺しようとしているようだ
 デイビッド(オスメント)とジョー(ロウ)はロボット破壊のショーに出させられる怖がるデイビッド(オスメント)だったが、観客はデイビッド(オスメント)の姿があまりにも人間のように見えて、しかもまだ子供のような姿をしていたため、騒ぎが起こる


 その騒ぎに乗じてデイビッド(オスメント)とジョー(ロウ)は逃げ出すことに成功するが、デイビッド(オスメント)は人間になるために、ピノキオのストーリーでピノキオを人間にした青い妖精を探す旅にジョー(ロウ)とテディを巻き込みながら、海底に沈んだマンハッタンに青い妖精を見つけ、デイビッド(オスメント)はひたすら青い妖精に人間になりますようにとひたすら願いをかけるが・・・ついにデイビッド(オスメント)はエネルギー切れ
 そして、それから2,000年の時を経て世の中は氷河期に入ってしまっていたそこでデイビッド(オスメント)は自分より更なる進化したロボット(人間?)によって生き返り? デイビッド(オスメント)は母親?のモニカ(オコナー)と出会うことを未だに願っているが・・・
 続きは映画を観て下さい

 本当はデイビッド(オスメント)という子供型ロボットを通して、2,000年という永い時空を超えた愛を描くつもりが、どうも観ている側を騙せないような都合の良いラストシーンを無理矢理ひねりだしたような映画になってしまった
 全く感動しない映画になってしまったからねしかも、ロボットに感情移入させようという試みも失敗に終わっている人間の愚かさを描くつもりが、途中で人間賛歌に変わってしまったのが感動が薄れてしまった原因か
 それにしてもスピルヴァーグ監督もちょっと最近の映画はちょっと変だねキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンにしても、宇宙戦争そして極めつけはインディーズ・ジョーンズシリーズの4作目を監督してしまったこと
 あまりにも短絡的な映画を撮りすぎているねここら辺でミュンヘンや、シンドラーのリストのような、本当の人間ドラマを撮って欲しいね

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映画 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997) 人生は旅立ちから始まる 

2009年11月09日 | 映画(か行)
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 僕が10年間ぐらい(1995年~2006年)映画を観ていない間に出てきた俳優にマット・デイモンがいる彼はボーンシリーズでは、主演として大ヒットを飛ばし、オーシャンズシリーズでも大活躍
 今や押しも押されぬ大スターになったと言って良いだろう映画を観ない間も度々名前は聞いていたが、実は僕はマット・ディロンが復活したんだと勘違いしていた
 しかし、そんなマット・デイモンが大スターになるきっかけが、このグッド・ウィル・ハンティング内容は天才的な頭脳を持つが、小さい頃に受けたトラウマが原因ですっかり心を閉ざした青年と、妻に先立たれた悲しみから名誉も富みも捨ててしまった精神科医の交流を描いたストーリー
 監督はガス・ヴァン・サントで、最近はミルクという映画を撮っている現在もバリバリに活躍している監督
 彼の映画では文学とバスケットボールに秀でた黒人少年とかつて、たったの1作でピューリツア賞を受賞した残りの人生がすくない伝説的小説家との交流を描いた小説家を見つけたらという映画をみているけれど、非常に今回紹介するグッド・ウィル・ハンティング/旅立ちとよく似たストーリーではある
 しかし、このようなヒューマンな精神を通わせていく映画を撮らせたらガス・ヴァン・サントはうまいね
 それではグッド・ウィル・ハンティング/旅立ちを紹介しよう
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 南ボストンが舞台。ウィル(マット・デイモン)は、仲間のチャッキー(ベン・アフレック)達とつるんで遊んでいる
 しかし、ウィル(デイモン)は町で見かけた気に食わない人間を見ると喧嘩をうってしまう
 そんなウィル(デイモン)はMITの清掃員として働いている

 そんなある日、ウィル(デイモン)は黒板に書かれた数学の問題を簡単に解いてしまうしかし、その問題はMITの学生でも解くのに非常に難問だった
 この問題を出題した数学の教授のランボー(ステラン・スカルスガルド)は、この問題を解いたのが自分の生徒ではなく、清掃員のウィル(デイモン)と知って驚く

 ランボー(スカルスガルド)はウィル(デイモン)と言う人物に興味を持ち、彼のが引き起こした暴力問題の裁判に出くわす実はウィル(デイモン)は何回も拘留されたことがあり、手に負えない人間だった

 しかし、ランボー(スカルスガルド)はウィル(デイモン)の恐るべき数学の才能を認め、ウィル(デイモン)を条件付きで釈放させようとする。
 その条件が週2回ウィル(デイモン)はランボー(スカルスガルド)と会うことそして週1回は精神科医に見てもらう事

 ウィル(デイモン)はランボー(スカルスガルド)と週2回、キッチリと出会いウィル(デイモン)とランボー(スカルスガルド)は数学の問題を解いたり、または一緒に研究するしかしランボー(スカルスガルド)はウィル(デイモン)の数学者としての能力に驚き、また自分よりも既に才能は高いと認めざるを得ないほどの驚異的な能力をもっているウィル(デイモン)に対して、彼の才能を活かせる就職場所を見つけてやろうとする

 しかし、ウィル(デイモン)は精神科医たちには手に負えない彼と出会う精神科医たちはみんなウィル(デイモン)と1回出会うだけで、2回会うことを断ってしまう
 ランボー(スカルスガルド)は大学の同級生で、かつては名声を得ていたが、妻に先立たれてからは、人との交流を避けるようになった今はコミュニティ・カレッジで講師をしているショーン(ロビン・ウィリアムズ)をウィル(デイモン)に引き合わそうとした

 一方ウィル(デイモン)はチャッキー(アフレック)達仲間と、ハーバード大学の学生たちのたまり場である飲み屋に現れる
 ウィル(デイモン)は、ハーバードの学生達が自分の学力を自慢するが、ウィル(デイモン)はハーバードの学生たちよりも賢い所をチャッキー(アフレック)達に見せる
 その場にいたハーバード大学の女学生のスカイラー(ミニー・ドライヴァー)とウィル(デイモン)は知り合いになり、やがてお互いに惹かれあう

 ついにウィル(デイモン)とショーン(ロビンズ)は出会うことになったウィル(デイモン)は子供の時に受けた虐待がトラウマになっていて、ショーン(ロビンズ)に対しても心を開かないそしてウィル(デイモン)は今まで出会った精神科医と同様にショーン(ロビンズ)に対しても横柄な態度を取る最初は軽くウィル(デイモン)の言うことを受け流してきたが、ウィル(デイモン)がショーン(ロビンズ)の亡き妻について、悪態をつくとショーン(ロビンズ)はウィル(デイモン)の首に手をかけた
 これで二人の出会いも終わりかと思われたが、ショーン(ウィリアムズ)はランボー(スカルスガルド)に対してもう一度会いたいと言ってきた 

 ウィル(デイモン)とスカイラー(ドライヴァー)の交際は順調に進んでいたが、スカイラー(ドライヴァー)は彼女自身のすべてを晒して、ウィル(デイモン)に接している
 しかし、ウィル(デイモン)は南ボストンのスラム街で住んでいる事は言い出せず、しかも里親を転々としている自分の生い立ちを彼女に隠して、兄と一緒に住んでいると嘘を言って、自分の暗い部分を彼女に打ち明けることが出来なかった

 ウィル(デイモン)はショーン(ウィリアムズ)との2回目の会見でショーン(ウィリアムズ)から妻についての話を聞かされるそしてショーン(ウィリアムズ)はひたすら心を閉ざすウィル(デイモン)に、とにかく自分の言葉で何でも表現しろとアドバイスする
 ウィル(デイモン)は知識は豊富だが、彼の語る言葉はあくまでもその豊富な知識を引用しているだけだと言うのだ

 それでもウィル(デイモン)は頑なに何もしゃべろうとしないが、やがて彼は口を開いたそのことをきっかけにウィル(デイモン)とショーン(ウィリアムズ)の間に、お互いの苦悩を共有した友人として交流するようになる ショーン(ウィリアムズ)はウィル(デイモン)に本当に自分のしたいことを見つけろとアドヴァイスを送る
 しかし、この言葉がウィル(デイモン)を苦しめることになる

 ウィル(デイモン)とスカイラー(ドライヴァー)の交際は順調に進んでいたが、彼女からハーバード大学を辞めて、医者になるため実家のサンフランシスコへ帰ることをウィル(デイモン)に告げる
 スカイラー(ドライヴァー)はウィル(デイモン)に一緒に付いてきて欲しいと願うのだが、ウィル(デイモン)は彼女の願いを受け入れることは出来なかった彼はボストンを離れることに恐れを抱いていたスカイラー(ドライヴァー)はウィル(デイモン)が一緒にサンフランシスコへ来てくれることを望みながら、結局一人でサンフランシスコへ行ってしまった

 そんな時、ランボー(スカルスガルド)はウィル(デイモン)の才能を活かす為に、コンクリート作業をしていて全く自分の能力を活かし切っていないウィル(デイモン)のために、色々と就職先の斡旋をしていた
 しかし、会社の面接にはウィル(デイモン)は行かずに、全部チャッキー(アフレック)に代わりとして会社の面接に行ってもらっていた
 ウィル(デイモン)は今までどおり、コンクリート作業の仕事で満足していたしかし、会社を斡旋しているランボー(スカルスガルド)の面目は丸潰れランボー(スカルスガルド)はウィル(デイモン)が自分の才能を活かした仕事に就こうとしないのは、ショーン(ウィリアムズ)のアドバイスが悪いためだと彼に食ってかかる
 しかしショーン(ウィリアムズ)はウィル(デイモン)のやりたいことを妨げてはいけないと言う

 そしてウィル(デイモン)とチャッキー(アフレック)は会話をしているチャッキー(アフレック)はウィル(デイモン)にお前(ウィル)のような素晴らしい才能を持った人間が一生こんな仕事をしていたらぶっ飛ばすぞと忠告する
 チャッキー(アフレック)もコンクリートの仕事をウィル(デイモン)と一緒にしているが、会社に送っているのはいつもチャッキー(アフレック)だったウィル(デイモン)は親友のチャッキー(アフレック)のアドバイスに従おうとするそしてウィル(デイモン)はショーン(ウィリアムズ)にも虐待の過去があることを知り、ウィル(デイモン)とショーン(ウィリアムズ)はお互いに抱き合い涙を流す

 そしてウィル(デイモン)は自由の身となり、ランボー(スカルズガルド)のいうとおりシンクタンクに就職することにする
 そしてショーン(ウィリアムズ)も世界を旅しようとする

 ウィル(デイモン)はチャッキー(アフレック)から就職祝いとして古い車をプレゼントされる これからウィル(デイモン)は自分の才能を活かした仕事が見付かり、前途洋洋のウィル(デイモン)の人生が見付かったと思われたが・・・続きは映画を観て下さい

 この映画は基本的に人物の交流を描いたヒューマンドラマだけれど、決して人生の成功者の賛美映画ではないここに描かれているのは人生の旅立ちの瞬間が描かれている。
 ハーバード大学生として、エリートの道を確約されているのに、地元に戻りもう一度医者になろうとする旅立つスカイラー(ドライヴァー)
 そして、妻に先立たれたショックで名誉も富みも捨ててしまった精神科医が再び名誉と富を取り返そうとする旅立つショーン(ウィリアムズ)
 そして、少年時代の虐待に悩まされ、自分の才能を活かそうとしないで小さな世界に収まろうとしているが、自分の本当の生き方を求めるために旅立つウィル(デイモン)の3人の旅立ちが描かれている
 確かにこの3人の旅立ちが成功するか、正しい選択であるのかわからないしかし、一歩踏み出す勇気を持つことの大切さをこの映画は教えてくれる
 僕もようやく旅立つ時を見つけましたしかし、まだ自分はまだ旅立つことを実行にうつすことが出来ないでいます

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