最近は人の言うことを聞きすぎて、すっかり自分の信念がブレブレ。自分の情けなさが嫌になる今日この頃。しかし、俺がもっと許せないのがブレまくっている政治家の存在。コロコロと権力のある人の方にばかり引っ付いている政治家を見ていると、どん底まで自分自身を貶めることができる人間性を疑わざるを得ないし、昨日と言っていることが変わるような政治家なんか信用できるはずがない。何の信念も無く、目立ちたいだけで政治家をやっている奴が居るが、本当に税金の無駄。そんな政治家は議員を今すぐ辞めろ。せめて政治家を目指すならば、決して曲げることのない信念を持って欲しいし、いざとなれば自分の命を投げ捨てる覚悟で臨め。
日本に住んでいると私利私欲、自己保身のために政党をコロコロ変えるような政治家のダメっぷりを見せられる機会が多いが、そんなデタラメな政治家に俺からのアドバイスとして絶対に観ておけ!という映画が今回紹介するわが命つきるとも。ヘンリー八世が英国王だった時に、大法官まで上り詰めたトマス・モアの伝記映画。彼は政治家としてだけでなく、弁護士でもあり、そしてユートピアの著述家としても有名だ。
決して国王の我儘にも屈せず、滅私奉公に徹し、自らの信念を貫いたがために、断頭台の露となって消えってしまった男の中の男であるトマス・モアの生き様を描いたストーリーの紹介を。
イングランド国王であるヘンリー八世(ロバート・ショウ)は王妃キャサリンが世継ぎの男子を産まないことを理由に離婚して、愛人であるアン・ブーリン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)との再婚を望んでいた。しかし、カトリックを国教としているために離婚は許されることではなかった。
そこでヘンリー八世は、ローマ法王に顔が利く大法官であるトマス・モア(ポール・スコフィールド)に離婚調停のためのお願いをする。しかし、敬虔なカトリック信者であり、高潔な人として知られているトマス・モアは国王の要求を断固として拒否。そのことによってトマス・モアは大法官を辞職し、宮廷内での謀略に巻き込まれてしまい・・・
この映画を観た人は宮廷の内部事情に驚くだろう。賄賂の横行、自らの出世のために人を裏切り、嘘をつく。金ピカの衣装を身にまとった華やかなヨーロッパの宮廷のイメージがぶっ飛んでしまうが、実のところ現在の日本の政治も大して変わらない。俺は自分の地域に住んでいる政治家の私利私欲にまみれている現場を目にしているので、この映画を観ている最中は、デジャヴの感覚に陥ってしまった。
しかし、トマス・モアの生き様は格好良い。今の時代に置き換えて観ると、確かに信仰の自由の観点からは少し疑問もある。しかしながら、自らの信念を貫き、決して権力にすり寄らず、私利私欲に興味を示さず、嘘をつく人間には激昂して正しき道を示す。まさに政治家の本来のあるべき姿を観ることができる。そして、俺自身が人間として見習うべき点が多々ある。
とにかくアッチやコッチにウロウロする節操のない政治家は必見だし、これから政治家を志す人、人間の尊厳とは何かを知りたい人、なぜ現在のイギリスの国王はカトリックではないのか知りたい人、時には命よりも守るべき大切なことがあることを知りたい人・・・等に今回はわが命つきるともをお勧め映画として挙げておこう
監督はフレッド・ジンネマン。本作のように信念ある人間を描く作品が多い。ゲイリー・クーパー主演の西部劇真昼の決闘、反戦映画の傑作地上(ここ)より永遠に、オードリー・ヘプバーンが真面目に演技をしている尼僧物語、見栄えのしない刑事と暗殺者の戦いを描いたジャッカルの日、女同士の友情が切ないジェーン・フォンだ主演のジュリア等、お勧め映画が多数です。
日本に住んでいると私利私欲、自己保身のために政党をコロコロ変えるような政治家のダメっぷりを見せられる機会が多いが、そんなデタラメな政治家に俺からのアドバイスとして絶対に観ておけ!という映画が今回紹介するわが命つきるとも。ヘンリー八世が英国王だった時に、大法官まで上り詰めたトマス・モアの伝記映画。彼は政治家としてだけでなく、弁護士でもあり、そしてユートピアの著述家としても有名だ。
決して国王の我儘にも屈せず、滅私奉公に徹し、自らの信念を貫いたがために、断頭台の露となって消えってしまった男の中の男であるトマス・モアの生き様を描いたストーリーの紹介を。
イングランド国王であるヘンリー八世(ロバート・ショウ)は王妃キャサリンが世継ぎの男子を産まないことを理由に離婚して、愛人であるアン・ブーリン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)との再婚を望んでいた。しかし、カトリックを国教としているために離婚は許されることではなかった。
そこでヘンリー八世は、ローマ法王に顔が利く大法官であるトマス・モア(ポール・スコフィールド)に離婚調停のためのお願いをする。しかし、敬虔なカトリック信者であり、高潔な人として知られているトマス・モアは国王の要求を断固として拒否。そのことによってトマス・モアは大法官を辞職し、宮廷内での謀略に巻き込まれてしまい・・・
この映画を観た人は宮廷の内部事情に驚くだろう。賄賂の横行、自らの出世のために人を裏切り、嘘をつく。金ピカの衣装を身にまとった華やかなヨーロッパの宮廷のイメージがぶっ飛んでしまうが、実のところ現在の日本の政治も大して変わらない。俺は自分の地域に住んでいる政治家の私利私欲にまみれている現場を目にしているので、この映画を観ている最中は、デジャヴの感覚に陥ってしまった。
しかし、トマス・モアの生き様は格好良い。今の時代に置き換えて観ると、確かに信仰の自由の観点からは少し疑問もある。しかしながら、自らの信念を貫き、決して権力にすり寄らず、私利私欲に興味を示さず、嘘をつく人間には激昂して正しき道を示す。まさに政治家の本来のあるべき姿を観ることができる。そして、俺自身が人間として見習うべき点が多々ある。
とにかくアッチやコッチにウロウロする節操のない政治家は必見だし、これから政治家を志す人、人間の尊厳とは何かを知りたい人、なぜ現在のイギリスの国王はカトリックではないのか知りたい人、時には命よりも守るべき大切なことがあることを知りたい人・・・等に今回はわが命つきるともをお勧め映画として挙げておこう
わが命つきるとも [DVD] | |
ポール・スコフィールド,ウェンディ・ヒラー,ナイジェル・ダベンポート,ロバート・ショウ | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
監督はフレッド・ジンネマン。本作のように信念ある人間を描く作品が多い。ゲイリー・クーパー主演の西部劇真昼の決闘、反戦映画の傑作地上(ここ)より永遠に、オードリー・ヘプバーンが真面目に演技をしている尼僧物語、見栄えのしない刑事と暗殺者の戦いを描いたジャッカルの日、女同士の友情が切ないジェーン・フォンだ主演のジュリア等、お勧め映画が多数です。
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