しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

いろは

2005-05-29 08:24:32 | Weblog
今朝寝床の中で何気なくラジオ聞いていました。例のホリエモンの買収騒動で、ラジオ放送も見直されることになったとすればご同慶の至りです。

最近は「いろはにほへと・・・」を最後まで云える人が少ないとか。最近の若い人(どのあたりの世代?)は「いろは」を学校で習わないので、「いろは」って何?と云う人もいるとか。驚きました。そういえば、名簿の名前の配列などもみなアイウエオ順なわけで、イロハを使う必要性もないのかもしれません。

自分自身の再勉強の意味もこめて、「いろは歌」を書きます。(インターネットで調べた)

いろはにほへと ちりぬるを = 色は匂えど散りぬるを
(香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう(諸行無常)

わかよたれそ つねならむ = 我が世誰れぞ 常ならむ
(この世に生きる私たちとても、いつまでも生き続けられるものではない、
これが自然の定めなのである(是正滅法)

うゐのおくやま けふこえて = 有為の奥山 今日越えて
(この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて(生滅滅已)

あさきゆめみし ゑひもせす = 浅き夢みじ 酔ひもせず
(悟りの世界に至れば、もはやはかない夢を見ることなく、現象の仮想の世界に
酔いしれることもない 安らかな心境である(寂滅為楽)

「いろは歌」のすごいところは、「無同字」であること、つまり47音(=47字)を一字の
重複も、欠けもなく使うという難しい条件を満たして、なおかつ言葉を羅列するだけではなく、
全てで意味のある内容になっているところですね。

「いろは歌」の作者は弘法大師(空海)という説が一番有力とのこと。

話は飛躍しますが、あらためて日本語の素晴らしさを痛感しています。英語も勉強しました、中国語も勉強しました。ほかの国の言葉を勉強して、その言葉との比較で考えてみても、日本語は素晴らしいし、やはり正しい日本語を残したいです。今、あまりにも日本語が乱れているので。