枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

さのよいよい・・・

2009年07月20日 | Weblog
 蒸せます。暑いと言うより、湿気が多くて不快指数が大きいです。でも高齢者には、自然の風がいいね。建てこんでいて風が通らないのは、気分が悪くなります。扇風機の風は、生暖かいので余計に困る。

 我が家には、クーラーが設置されていません。扇風機はありますが押入れに入っています。出番があるのでしょうかね。仕事から帰って来ると、行水をします。着替えてさっぱりです。網戸にして、風を入れ替えます。換気扇をつけているので、風は濁ってはいないのですが、中の空気を外に出し新鮮な物を取り入れます。

 銀河の居る場所は涼しいので、そこに居ればいい訳ですが、それだと何にもできないので、ちょっとした工夫をします。緑が庭中に溢れています。勤務先から帰宅すると、ほっとします…。枇杷葉に囲まれて心が安らぎます。

 精一杯の努力を惜しまないのですが、心底疲れは増していきます。それでも働けることを感謝しなくちゃ。況してやお給料をもらえるのです。ありがたいことです。

 そうなんだけど身体がついていかない。自分の体を労わって楽をすればいいのだし、お給料は変わらない。それでもここに居る限り、居てよかった。と思えるように感じてもらいたいのです。皆には無理かも知れないけれど。私にできるのはそういう空気を創っていけるといいな。時間も心も、とてもたくさんかかりますができるといいなあ。

 アンジェラ・アキさんの、『手紙』。15歳の頃に限定しているのでないでしょう。気がついた時点で、そこに還ってみればいいとも思います。その時には、小指の先程も思わなかったことも、またまったく違った人生になっている人もそれはそれでいいのではないのでしょうか?

 いい加減であったとしても、一生懸命にやってきたとしても全部自分の人生です。何かしら意味があるように思えます。唯しその時に還っての、やり直しは効きません。今からの出発は可能ですね。

 もう一つの『手紙』は、東野圭吾の小説。殺人を犯した兄によって、人生が狂ってしまう弟の生き様ですが、根底には人間の心の弱さがあります。人生の夢を描きその通りにいけば、幸せなのでしょうか?

 思い通りにいかないからこそ、人間は努力をし夢を持つのではないかしら。今日よりは明日へと、進んで行くのではないのかしら。隣の芝生がきれいなことに気ばかりいって、自分地の芝生の手入れもしないでいたら、みすぼらしくなっていく一方でしょう?

 何事も諦めない。でも己を知っておくことです。また、努力を怠らないことではないのでしょうか?
 初夏の陽射しに、背伸びをする枇杷葉です。宇宙に向かって、眩しそうです。
コメント
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