枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

笹百合

2009年07月05日 | Weblog
 祖母が、こっそりと敷居を跨いで裏口から抜け出していく。私は、はっと胸を轟かせ祖母の後を追って行く。この時の祖母の格好は野良着のままだが、いつも持っている鎌の他に、鉈鎌と茣蓙が背中に結わえてある。足元も長靴に変わっている。

 時間は朝ご飯が済んでの、皆が何かに気を取られていることが多い。私は去年すっぽかされたので、何としてもついて行こうとチャンスを窺っていたのだ。しかし長靴でなく運動靴であった。祖母はその格好を見るなりギョッとしたが、引き返すには遅い場所であったため止む無く連れて行ってくれた。

 家を出て、北の山に向かって登って行く。道を歩いてでなく畦や石の並んである、およそ通れるはずのない所を足を踏みしめて上がって行くのだ。終には獣道を鉈鎌で枝を払って進んで行き、こんなことならついてくるのではなかった。と後悔してしまうため息が出る頃に、さぁっ~と突然開けた山の斜面一帯に、信じられない光景が広がる。

 百合が。笹にそっくりな葉をした、山百合が見渡す限りに咲いていた。淡い陽ざしに透き通るような桃色。白と緑がかった白色の百合が、侵入者に驚きながらも凛として立っていた。祖母は山の神に祈りをして、1本、1本丁寧に伐っていく。私は木苺を頬張りながら、祖母が山の斜面から下りて来るのを待っていた。

 祖母は持って来ていた茣蓙に、伐った笹百合を丁寧に巻き背中におぶって山を下る。私は固い蕾の残った山の斜面の笹百合を後に、木苺に心を残して家路を辿った。その晩から数日間は、咽かえる匂いで家中が包まれて酔いしれた。その山の笹百合も今は何人も入らないので、恐らくないであろう。杉と檜が競いあって山を守っている。

 枇杷葉を置いているが、西側にあるのが日に焼けてしまう。どうしたのかな?新芽がうまく大きくならない。現時点では南側のが発育良好。次いで出窓の所かな?白枇杷の東のは、新芽が噴いてはいるが昨年のが育ちにくい。

 然も大きくならない。やっぱり場所が悪いんだろうか。蟻の巣がある。土の中の世界は蟻帝国かな?枇杷葉にお礼肥えをしておこう。天気に安心していたら、花の元気がなく慌てて水を遣った。昨日は風があったから、土が乾いていたんだ。

 ヤマモモが、勤務先の駐車場から仕事場までの途中にある。食べてみたら松の実の味がしたよ。お世辞にも美味しいとは言えない。加えて自然落下し木の高さがあって取れない。口を開けていたら落ちてきた。
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ストライキ

2009年07月05日 | Weblog
 疲れてたんだろうな・・・。
 自分の体調も、しんどかったよ。
 で。どうしても飛べない。
 いろいろ、みえちゃったし・・。

 ここを訪れてくださるたくさんの方に、ほんとうに感謝します。
 茗荷を入れて、青紫蘇と金糸卵をふって、お寿司をしました。
 シンプルなのが、とても美味しい。

 ミニキウィ。小さな実が幾つかついています。
 親指の先くらいの大きさです。
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