枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

五月雨・・・

2013年06月12日 | Weblog

 降りませんねぇ。いや、これから降るのでしょうか。五月雨を集めて速し最上川。集中豪雨の後の川は、大体がこんな状態でしょう。穏やかな水を湛えて、流れる様はいいですが、一旦荒れ狂うと、自然の驚異になす術がないのも事実。

 地球の地軸の回転と、潮の流れと大気の関係。重力や遠心力、酸素の濃度や気流の行方。地球を取り巻く様々な要因が、異常気象を引き起こすのか。然しながら、そういった現象こそ、自然そのものではないのか。人間中心過ぎる。

 枇杷の実が、袋を透かして色づいているのが見える。青い実は、然程目立たないが、色づくとオレンジがかってくる。袋が濃くなる。晴天が続くので、色づくのが早い。満月を待っての収穫にしよう。白枇杷と東側のは、7月になってからか。

 帰宅して、あまりの暑さに水遣りをする。小一時間遣って家に入ったら、蚊に刺されていた。枇杷葉のエキスを塗れば、痒みが治まるのだが。それにしても、油断大敵である。夏は、蚊がいることを忘れていた。玄関に常備しておこう。

 花芽のエキスができており、ジャム瓶に詰め替える。杏仁の仄かな匂いがする。化粧水にもなり、万能薬でもある。生地でできているので、果実瓶に移し35℃の焼酎を注ぐ。1.8ℓに増やして使う。小匙1杯を湯割り、水割りで飲む。

 疲労回復。暑気払い、汗疹、にきび、吹き出物、肌荒れ、切り傷、擦り傷、打撲、炎症、扁桃腺、リンパ線の予防。嗽等に用いる。専用のガーゼか綿、曝しなどがよく、患部を擦ったりして、炎症を止める。酷い時には患部に当てる。

 こういった症状に対して、無憂扇・大薬王樹とも呼ばれる。夏分の暑気払いには、尤も効果が大きく、癖のないさっぱりした風味が好まれる。友人は、枇杷葉の方を飲み易いと言う。リエさんは花芽や種の香りを好む。まあ好き好き。

 春の宵の月。夏の何か、おどろおどろしい感じでも、冬の荒涼とした風情でもない。ふわふわと浮かんでいる月。

コメント
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