枇杷葉の効力は、ごく普通の人なら、知っていることが多い。お百姓さん、農家の嫁さんであるのは、言うまでもない。祖先からの直伝の療法には、そこで生きていく知恵が詰っている。切り傷や擦り傷はむろんのこと、虫刺されなどで医者には行けない。
自然の中で生活をしていると、じゃあちょっと行ってくる。という訳にはいかない。取敢えず、応急手当をしておく。後で行くことになる。その手当てがよければ、何も時間をかけてまで、医者に行くこともない。枇杷葉には、様々な効能があり、治るのだ。
だれでもが知っていて、誰にでもできる。民間療法の利点でもある。但し、医者に行かねば、心配な人もいる。医者の顔を見るだけで、安心する人もいる。心理的に作用する働きもあるので、行くなとは言えない。個人的には、温かみのあるやり取りがいい。
パソコンの画面を見ながら、さも患者をわかったように言われると、ちょっとたじろぐ。医は仁術とも云われる所以には、患者の立場に立って見立て、私利私欲に走らない医者。この節、薬ばかり飲まされるのは御免である。何より副作用が怖いではないか。
古来、日本には漢方薬があり、その担ってきた役割は多大なものだ。西洋医学が悪いのではなく、心理的な作用の及ぼす影響が大きく、頼り過ぎない範囲がいい。誰しも病気にはなりたくないのも心情。健康でいられることが望ましいのも、尤もなことだ。
枇杷葉茶のアミグダリンの作用には、血液を浄化させる働きがある。枇杷葉だけではない。他の植物にもある。単に、枇杷葉が摂り易いだけ。乾燥させた生葉を、煎じて飲むだけだ。手軽なことがうれしい。枇杷の実を植えてみよう。そこから始めよう。
孫等が来て、枇杷狩りをする。学校まで迎えに行き、我が家に連れ帰り、息子の家まで送るのだ。その間に、宿題をさせ、お八つを食べさせ、遊ばさせる。時間的なこともあるが、まあ何がしか楽しいらしい。上の孫は、手伝いもよくしてくれる。
お祖母ちゃんの家では、テレビを観ない。本は幾ら読んでも構わない。自分で出した玩具や本は、必ず元の位置に返す。出しっぱなしにしない。片付けない場合には、次回は遊べない。自由にしていいが、それには必ず、責任が伴うのです。
桃色の乙女椿が、あれっ、何時の間にカメリアになった?白い椿の方が好きだが、2輪咲いてびっくり。