勤務途上の枇杷葉の木が、橙色になりだした。青かった実が熟れている。袋をかけていないので、色付が見える。我が家のは、1袋を試食してみた。甘くて美味しい。今週の日曜日が休みなので、孫等と枇杷狩りをして収穫しよう。
両親の墓掃除もある。まめに草刈に行っていないと、草で足の踏み込む隙がない。それに蝮もいるから、墓参りどころではなくなる。祖先の墓掃除をしなければならない理由もないが、だからと言って知らぬ顔はできない。人として。
父の、母の好きだった枇杷を持って行こう。皮を剥く傍から、滴を垂らして齧り付いていた。実は小粒だが、味は市販品にも負けない。酸っぱさと甘さのバランスがとれているのも特徴。肥料は鶏糞を入れ、寒肥で糠と塩を遣っていた。
夏場に、メタンガスを発生するので、木が傷む。それと虫がわんさかいる。甘酸っぱさには、多少の変化はあるものの、塩を1年に2回入れるだけだ。糠の臭いに、猪が出没した。いやいや、田舎ですから、何処にでも居るんです。
以前、淡路島に枇杷狩りで行った。その時に、猪にやられる。と溢されていたが、実際に直ぐ傍にいながら、高を括っていた。枇杷葉の木が被害に遇わなくてよかった。まあ、餌がない分、何処に出没するかはわかりませんがね。
枇杷の実を食べられて、味を占めたらどうなることか。他所の実はどうかは不明だが、少なくても我が家のは、美味しいのだ。摘果しないので、粒は小さめ。今後、苗木が育って、500以上生るようなら、1枝に1~5個止まりに。
枇杷葉の木丈も剪定をして、あまり上に伸びないようにしよう。袋かけも手間だし、脚立がないと手が届かない。このところ背が縮んできたようで、脚立に乗っても及ばない。年齢を考えての行動が伴わずである。困ったことだわ。
庭のあちこちに、春が訪れて来た。ムスカリは上機嫌で咲いている。群れて咲くと、帯が敷いてあるようだ。