朝捥ぎの枇杷の実を取り、箱に詰めて宅配まで持って行く。ところが、改装中である。どうしようか。とうろうろしていたら、新聞を取りに出て来た所を見つけた。運がよかった。某作家さんと、はり灸さん宛てで、生物なので傷むと困るのだ。
Aさん家にも持って寄る。小粒ながら味は保障。我が家の枇杷の実は、平均してSサイズ。Mサイズもあるが、偶然からが多い。殆んどは、10粒の鈴生りで、SSサイズである。然し、小さいが糖度は25~30はある。施すのは塩だけである。
最初の頃の3年くらいは、甘酸っぱさが強くあった。この頃は、鶏糞を入れていた。その後、糠と塩にして、今年の寒肥は塩のみ。白枇杷は糠を入れていないのに、甘酸っぱさが口中に広がる。食べ比べて初めてわかった。自然の恵みである。
今朝の某新聞に、田中枇杷の特徴が、甘酸っぱいと書かれていた。皮が割れたり、痣もあるらしい。然し、もの凄く美味しい。品種としては、廃れていく一方で、市場には出ないそうだ。我が家の枇杷葉は、種類が多々ある。今年はどうだろう。
サンタ枇杷葉には、たった1粒の実であった。無事に熟して収穫したが、これは普通サイズ。試食する訳にはいかないので、取ったままを箱に入れ送った。リエさん、サンタさん。ゆうパックで送ったよ。潰れていないといいです。無事に着くかな。
枇杷の種は捨てないで。きれいに洗って、水分を丁寧に拭き取り、笊に広げて乾かします。果実瓶とホワイトリカー(35℃)1.8ℓを買い、瓶を焼酎(少量)で洗ってから種を入れます。瓶にたっぷり注いで蓋をし、冷暗所で保管(1年以上)する。
ジャム瓶に入れてある物は、焼酎で洗った、果実瓶に入れ直して、ホワイトリカーを注ぐ。こちらは既に1年以上が経過しているので、2~3日馴染ませたら、直ぐに飲めます。小匙1杯に対してコップ7分目のお湯か、水(サイダー等)を足す。
鉈豆(胃弱・口臭)やアケビ(痰)も同じようにして、果実瓶に入れ増やす。ジャム瓶に入れて送るのは、送料もだが、瓶が壊れる心配も。予め濃縮してあるので、寝かせる必要がない。また、農薬をかけていないので、安心して飲用できる。
春分時の、欠伸の出る暖かさにつられて。花芽がかなりしっかりして、小さな実になる寸前の白枇杷。自然って、凄いねぇ。