この時期、あちこちの新芽が勢いよく、蔓を延ばし、枝を広げて繁っていく。折鶴ランのランナーが伸び、花を咲かせる気配だ。ユキノシタも子どもをぶら下げている。挿し木に、挿し芽にとてもよい。籾播きの時期である。
四季折々の草花は、百姓が行う行事で利用されてきた。今ほど医学が充実していなく、応急手当の基礎として知っていた。全くの無知では命の危険がある。何よりも、自分を守ることを徹底していた。次に親であった。
人間は、無知では団栗の背比べ。知恵と工夫が、人柄に加わる。何時の世も、女性たちはそういった細かなことを忘れない。この先、物価が上がり、税金の方も8%から10%へとなる。国会で消費税還元はしない法案。
高々、3年と言うが、長く感じる。意外に短いものかもしれない。年金の受け取りは64歳で、そこまでは何としても働かねば。収入は低いが、家に居るばかりもならず。年収が150万増える?ご冗談を!そんな訳がない。
明日明後日くらいまでは、お天気らしい。その後は、梅雨時に戻るそうだ。鉈豆の苗も発芽したが、コリウスが出ない。夕顔と綿も出たのだが、バッタに齧られている。ナメクジにもだ。栴檀の木を植えたいものだ。虚しい。
サンタさんに、珈琲代を送金する。今朝は、早くから洗濯をして干す。そのついでに生葉を2枚採る。暑くなったので保存が利かない。加えて冷蔵庫が冷えない。新しいのを買うしかないが、先立つ物の算段が要る。
花樗霧吹く如き盛りかな 西村和子。今朝の季語刻々に、栴檀の古名とある。なんとも優雅な言い回しだろう。昨日、孫を送っていく道すがら、栴檀の木の下に立って見上げた。甘い独特の匂いがし、雲に乗ったよう。
枇杷葉の花もだが、何とも云えない匂い。馥郁としたようで、心を蕩かせるような、それでいて清らかな。薬になるものには、一種独特の香りがあるのだろう。農薬の役目をするという訳も納得。自然の風を吸い込む。
今春の、クリスマスローズが咲誇る。花色もやさしく愛らしい。種が落ちていき、どんどん増えるのだ。鉢に移植する。