皐月・小潮、気温低下に

　寒くないかな？何だか春分の頃の気温になったようで心許ない。Aさんの手当に出向き、身体の冷えからの神経圧迫を治していると大騒ぎである。枇杷葉エキスを塗布して、患部に手を置くだけであるが痛いと叫ぶ。壺を押さえていくのを拷問を受けているような声を出す。暫くすると静かになってしまう。

　リンパ腺のマッサージを自分でしておくように頼んでいたが、手加減の仕方も違うと納得。枇杷葉の生葉も炙って貼りながら、神経を和らげて痛みを除く。終了間際には気持ちが好いのか眠り始め、止めると笑顔になる。昨日は、休みであったため、京都からの夏越しの祓い菓子・水無月を戴いた。爽やか。

　山形のさくらんぼも15㎜はあろうかという大粒で甘いのを5粒。Aさんの心配りに感謝しつつ、水を貰って暇する。帰宅途中郵便局に寄ったが、まるで南極か？という冷房の利かせ過ぎに、寒いです・平気なんですかと言えば、こちらには余り来ないので。そういう問題なの。病気になるわよと閉口したが。

　今の時期に、冷房を利かせ過ぎていると冬が困るのにと案じる。人間は生身なので、出来れば衣類での調整や温度にも気を付けたい。それが出来ない症状の方もおいでなので、無理強いをしてはいけないがわざわざ病に罹る必要もないだろう。夏は暑いので米が出来る、身体には無理は禁物だが我慢も必要。

　枇杷葉茶の効果が覿面なのは、台所のシンク・排水溝にネットに入れた枇杷葉をセットしておくと分る。汚臭が集まりものの1週間もすれば交換となるが、身体の血管や臓器の汚れを浄化していることに気づこう。脳梗塞や脳血栓は血管が詰まることから起きるが、枇杷葉茶はそれらを防いで掃除をする働き。

　身体の血管を綺麗にすれば、血流が良くなるのは分かり切ったことだ。腐った血液が血管を詰まらせ、破損を起こして命を縮めるのは明らかなこと。わたくしはそういったことへの金も惜しいし、医者への信頼も無い。枇杷葉には自然を敬う気持ちさえあれば、援けて貰えることがうれしい最高の讃美だわ。

　庭に青い花が揺れているのを見つけたが、これは種が零れて咲いたようだ。野生の桔梗は田の畔に、石崖にひっそりと咲く花だ。紫も桃も白さえも、冴えた色あいであると共に濃く鮮やかでもあったが庭では彩が薄く思う。百日紅の白が一番に咲いた。これが咲くと夏本番で、旧暦の水無月を愉しむ装いに。

　桑の葉を剪定しておこうと思いつつ、枇杷の収穫で遅れてしまった。手当もあり落ち着かずであったが、明日にはやれそうだ。今年は、林檎も李も上手くいかずで実は生らなかった。まあ自然任せなのも、結果の出方で大きく異なるが焦るまい。何もかもが上出来にはなりませんので、それが愉しいのだが。