枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

初冬の景色・七五三・神無月

2024年11月15日 | Weblog

 古里の思いには、この時期・収穫した稲の脱穀を終え筵に籾を拡げて乾かしていた。早朝は霜や湿り気があるので、山から覗く陽を待ち下敷きを置いた上に筵を置く。其処には籾を入れていて溢さないように気をつけて延ばす。

 朝には通り道も、学校から帰ってには用心していても籾を蹴散らし小言をもらう。宿題はあるがいい加減、山に行き枯れ枝や落ち葉掻きが待っている。風呂場の焚きつけに取って来ないと最初に手間取り子どもの役割でもある。

 山茶花が咲き始め、山の路には不如帰や野地菊が風にそよぐ。夕闇の迫る前には、籾を片付け表の玄関脇へ積み重ね明日に備える。蝙蝠が飛びかい、鴉の鳴き声も騒がしく迷子探しや遊び呆けての仔らに注意を促せる空模様写す。

 枇杷葉の苞が徐々に膨らみゆき、薄茶色の中から白い花弁をのぞかせ辺りに芳香を振り撒く。毎朝、あちこちと咲くのを確かめ香りに癒される。枇杷苗の移植、この時期になら水遣りを然程気にしないで済む。50㎝の苗木移植也。

 フェンスの側には、プランターで何十本と育つ有り様も放置状態。地植えにしたら、勢いを増す為小さくしてと想定内を守る。それにしても、自然発芽の苗が散乱?気づいたら既に20㎝近い。今夏の野鳥の仕業、意外な発見。

 枇杷葉エキス・生葉は、耳鼻咽喉や目への殺菌効果に優れる。花粉症状・耳痛・歯痛・結膜炎から肩凝り等、症状回復は大きい。医者要らずの別名に納得、無憂扇の意味にも感無量だが身体を冷やしてはいけないのですよ。

 植物の旬の時期過たず、ネット依存は控え命を尊ぶ心根持ちたい。枇杷葉は生物為りて、庶民を援けるとも。

コメント (5)
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