枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

白枇杷の木

2008年08月19日 | Weblog
 

 
 庭に鉢植えで、種をいれたまま、枇杷葉での葉だけ使えればいいと、ほったらかし状態の枇杷がいつのまにか、芽をだし、大きくなっていた。

 何年か経って、何処からともなく、漂ってくる芳香に、冬の時期何の匂いだろう? とよくよく見れば大きく育った枇杷の木であった。

 この時点では、品種も、産地も知らず、芽が出ていたのも4本あり、枇杷の実、事態がどうやってできるのかさえ、無知であった。

 それ以上に、パソコンの操作もまったくできない。(自宅にない)或る人の勧めで中古のパソコンを買い、幾許かの過程で、やっとこ今日に至れば、なんと2本は、白枇杷である!! 

 普通のは、赤枇杷といい、茂木と田中。これに千葉県の房州枇杷があった。
 味も形も、さまざまで、調べていくほどに、発見の連続であった。これらをまとめてファイルにし、友人・知人にあげ続け、そこからいろんな方との出会いがあって、教えてもらえることも多々であった。

 しかし、今年毎日のように観察してみれば、白枇杷は、春先に芽を出すのに、夏の陽射しにやられて、葉が斑点をつけ、無残な姿になっていく。

 設置場所は南側。鉢植えだったから、意を決して移動。
 地植えにしているもう1本の傍に持っていく。ここは東側にあたる。

 しばらくして見てみると、新芽が出始めているではないか! 
 枯れてしまったような枝を切ろうか、迷って鋏を入れた。生きている。

 それが何日かしてみれば、そこから芽吹かせている。うわあぁ♪うれしさが体中に集まってきた。

 白枇杷の怪異? ひょっとしてこの2本はいっしょに居たかったのかしら。まるで両親を視ているようで、高齢の二人を引き離すことは、形をかえた殺人になる、と胸が潰れる想いがした。


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