枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

備前焼・器

2008年08月18日 | Weblog
 枇杷茶を飲みはじめ、体調が整うようなので、事或る毎に会う人に勧めていった。

 枇杷葉も採ってきては、せっせと切り、お茶パックに詰めていく。

 枇杷葉を採るのは主に12月から、1月にかけて。
 炬燵に入って、鋏片手に新聞紙の上に並べていき、お茶パックに詰めていく作業の繰り返しをする。

 夕方傍らを見ると、枝がうず高く積まれている・・・。

 これも最初は、鋏で真ん中を割いて、枇杷湯に入れるのに使っていたが、大量に出るのだ。

 一晩寝て、はっと閃いた。枝を焼いて灰で使えないか?

 備前焼と、枇杷茶の色が似ているのにヒントをもらった。 
 知人にそのことを話すと賛成してくれた。

 ダンボール箱2杯に入れて、知人の家まで持ち込み、知人が備前焼作家のもとに、運んでくれた。

 いつのことになるかわからない、という返事にすっかり忘れていたら、この春のこと。
 出来上がったから、と知人から見せてもらい、そのすばらしさにことばがなかった。

 枇杷の枝も、捨てればゴミになるところだが、単なる思いつきを、こうも見事に作品に仕上げてくださった。

 備前焼作家(M作家)の腕の確かさに感銘してしまった。

 今夏生った枇杷を器に盛って、心の中がゆっくりと温かくなった。

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