今日も申し分のないいい天気だ。風もない。外気温マイナス2度、室温12度、湿度31%。起床後最初に、バッハフルートソナタをかける。これがなければ、元気がでない。次に、薪ストーブのガラスを磨き、火を入れる。コーヒーを淹れ、ネットで新聞を読む。特に関心の引く記事は無かった。
朝食は、卵焼きを作る。簡単たが、奥の深い料理だ。納豆と天ぷら、味噌汁で十分だ。
朝食後は、フルートの練習をする。天気はいいが、庭は霜が降りていて、外に出るには早い。いつも通り音出しをした後、「毎日の練習」NO1はパターン1に戻る。続いてNO4の運指練習は、パターン8。音を濁らせず、運指に力を入れずスムーズな運指を目指す。NO4は♭6までやった。これはなかなか難しい。慌てず、慣れるしかない。
その後、アルテ17課の1の曲をやる。シンコペーションの練習だ。慌てないで、ゆっくり拍をカウントしながらやる。次はバッハフルートソナタ1033を少しやる。
その後、八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」序曲をやる。トリルがきっちりはめまるよう、何度もやってみる。高音のトリルが難しい。まだまだだ。「トランペット吹きの休日」は、あまり問題の個所は無かった。軽く、リズミカルに吹こう。次は「What' New」だ。リズムが甘いところがあるので、そこを一つずつ確認しながらやる。ここまでで12時になったので昼食にしよう。
昼食はパスタカルボナーラにする。材料は、ベーコン、ニンニクの微塵切り、ピーマン、水菜。
ベーコン、ニンニクを炒め、カルボナーラソースを加える。ピーーマンは、オーブントースターで焼く。そこに茹でたてのパスタと水菜を入れれば出来上がりだ。食べるときにタバスコをたっぷりと振りかける。ニンニクが利いて旨い。少しパスタを入れ過ぎたのか満腹になってしまった。
午後は、庭に出よう。一杯の陽光で、森の中はポカポカ陽気だ。今日も、薪小屋横の整理をする。今日は、直ぐ西側にある栗の木が歪んた幹を出しているのでそれを伐採することにしよう。
切ってみると、なかなか太い幹だった。13~15センチぐらいある。幹を30センチにカットしていく。これがなかなか疲れる作業だった。切り終えた丸太は、家の西側の軒下の、薪置き場まで運ぶ。今日作った丸太は、切口が真っ白だ。
それが済むと、そのあたりにある、たきぎを集める。これがなかなか面倒だ。下の方からたきぎを段ボール箱に入れて持ち上げ、一輪車に載せ、ガレージの中まで運ぶのが、なかなかのアルバイトなのだ。そうこうしていると4時になったので庭作業を終える、庭は、夕日で紅く染まってきた。日没後の南アルプスは幻想的な美しさだった。
夕食まで時間があるので、最後フルートを練習しておこう。「カルメン」の序曲以外を最後までやる。何箇所か難しいところがある。
6時になったので夕食の準備に取りかかる。今日は甲州名物ほうとうにしよう。これはなんとも簡単な料理だが、美味しく、食べごたえもある。根菜野菜の大根、ニンジン、小芋、こんにゃくなどを茹でる。鍋にほうとうの出汁を入れて沸かし、そこに、豚肉をいれ、根菜野菜を入れる。煮立ってきたら、竹輪や薄揚げ、長ネギを入れる。最後にほうとうをいれ、出来上がった具材から順に食べる。冬の夕食にうってつけだ。
食後は、ボンファデッリがヴィオレッタを演じるオペラ「椿姫」をDVDで観る。誰はばかることのない、大音響で音楽の良さを堪能しよう。ボンファデッリが細身の身体で全力で歌う姿が、このオペラの儚さを象徴していて、感じさせる。アルフレードのスコット・パイパーは、何も考えない坊ちゃんという役柄通りだが、歌そのものが今一つだ。ジョルジュのレナード・ブルゾンは老練でさすがに上手い。指揮は、プラシド・ドミンゴ、演出はゼフィレッリだ。薄幸の「椿姫」は、冬の夜更けに聴くと余計に心に滲みるオペラだ。