フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

建物訪問(COCOさん邸)と秋祭り

2011-09-10 | 人々との交流

朝起きてみると少し曇っている。外気温16度、室温22度、湿度58%。
今日は、原村にあるCOCOさん宅を訪問することになっている。軽い昼食でもご一緒にしませんかというお誘いがあったので、昼前に家を出る。PJmamaとジャスパー君ともご一緒だ。

原村の樹林の中を通り過ぎるとぽっかり開けたところに出てきた、そこにCOCOさん邸がある。2階建ての大きな屋根の家だ。COCOさんご夫婦は「ロハス」的な生活を送っている一方、色んなサークル事業も企画されている。ご主人は、セルフビルド中の木工小屋で木工作品を作成販売されているとのこと。

建物は、ご主人とお二人でセルフビルド中とのこと。1階は完成していて、現在2階の内装作業中だ。1階から2階にかけての高い吹き抜けが素晴らしい。2階は間仕切りがまだだが、かなり広いスペースがあるので驚いた。

1階のフロアはテラコッタタイルが敷かれていて、いい感じだ。南側のサンルームから明るい光が一杯入ってきている。こだわりのある木の窓枠。室内にはご主人の手作りの木工作品が置かれている。久しぶりに出会ったジャスパー君は、また一回り大きくなっていて、元気で、皆に甘えてくる。PJmamaさんに言われると、素直にお座りだ。


昼になったので、早速、昼食となる。COCOさん手製の、ハッシュト・ビーフライスをご用意いただいた。それにお持ちした燻製。ハッシュト・ビーフライスは、爽やかで甘く、適度に香辛料が効いていて美味しかった。私も一度手作りのハッシュトビーフを作ってみたくなった。毎日の料理もつくるというご主人から、燻製が美味しいと言っていただいた。

美しく飾られたオードブル

 

春先の草の新芽を摘んで砂糖を入れ発酵させた「酵素ジュース」は、ほのかな野草の香りと発酵した旨味があった。

食後、先日COCOさん宅で行われた銅板のワークショップの作品を見せていただく。Pjmamaさんの、手作りの樹木ネームプレートも見せていただいた。専用の道具を使った刻印には手間がかかるとのことだ。

その後、ジャスパーと女性たちは散歩に出て、私はご主人の「男の隠れ家」に案内してもらう。18畳ほどある大きな作業小屋のなかは、電動カンナなどの各種の電動工具が供えられている。壁側には、色んな工具がびっしりと置かれていた。作業小屋自体がまだ建設中なので、冬が来るまでには壁を仕上げたいと言っておられた。小屋裏の丸太切り用「馬」、これは役立ちそうだ。

その後、アフタヌーンティーを楽しむ。香り高い紅茶とケーキ、それにPJmamaさんが持ってきてくれた「八ヶ岳農場アイスクリーム」が美味しかった。話が尽きなかったが、一度、私たちのアダージョの森にもお越しくださいとお誘いし、お暇した。


今日は夕方から地元で、「♪村の鎮守の神様の♪」秋祭りがある。正式には「金毘羅神社祭典」という。家に戻り、少し休んでから出かける。車では行けないので、懐中電灯を持って会場へ歩いていった。

会場では、地元の男性陣が作る屋台がいい香りを出していた。焼きそば、

焼き鳥、

イカ焼き、フランクフルト、子どもとたちには綿菓子もあった。

これらの食べ物はもちろん、缶ビール・生ビール・ソフトドリンクも全て無料なのがうれしい。カラオケ大会あり、婦人会の踊りありで、この村でこれだけたくさんの人や子どもを見たのは、これが初めてだ。

初めての人は何か一曲歌うことになっていますと請われて、私も、千昌夫の「夕焼け雲」を歌うという一幕があった。楽しみの福引きでは、なんでも切れる鋏が当たった。

 

9時45分からは、フィナーレを飾って花火が夜空に高々とあがった。

 

花火が終わってお開きになるころには、中空に、満月に近い月が上がっていた。


月明かりに照らされて、家までの道はびっくりするほど明るかった。