フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

クラリーセージと釣り納め

2011-09-28 | 庭探訪

今朝も薄い雲のヴェールの向こうに青空が広がっている。外気温6度、室温16度、湿度40%。
朝食を食べていると、みるみる目の覚めるような青空が広がってきた。

昨日、KITAHOさんから「クラリーセージの苗要りませんか」というテレが入り、二つ返事で「明日の朝お伺いさせていただきます」とお答えしていた。KITAHOさん宅への道を走ってみると、びっくりするほどの青空を背景に、甲斐駒ケ岳の雄姿が、ぐんぐん大きくなってきた。

10時過ぎ、お伺いすると、庭の水撒きをされていた。私などは、直か植えの花には、ほとんど水やりなどをやったことがないので、えらい違いだ。早速、植えられている花の話になった。丁度キリシマターフという野芝を張り終えたところだった。クラリーセージ(サルビア・スクラレア)は、畑エリアの一角のすくすく育っていた。それをスコップでおりお越し、丁寧に新聞紙でくるんで段ボールに入れていただいた。ついでに、野草エリアの育っていたヤブミョウガの苗もいただいた。


昨日、「村田バラ園」で購入したという、ハマナス系のバラが、大きな赤いローズヒップをつけていた。ローズヒップは春の花だけではなく、秋の赤い実が美しい。寒さにも強いらしいので我が庭にも植えたくなった。裏庭には、自生しているというアオハダが見事に赤い実をつけている。これは垂涎ものだ。

KITAHOさんの庭をひと渡り見せていただいた後、いっしょに、付近の庭を外から見せていただく。このあたりは、どの家もガーデニングに熱心に取り組まれていて、それぞれに特色があり、外から見ているだけでも楽しくなってくる。
丁度、Tさんご夫婦が庭に出て庭作業をされていたので、KITAHOさんが「今日は!」とあいさつすると、Tさんから「シュウメイギク要りませんか」と声がかかった。それはい嬉しいですねといいながら、お庭を見せていただいた。南アルプスを眼前にした、広く、日当たりのいい庭には秋の花が満開だ。

厚かましくも、奥さんからケーキとアイスコーヒーを出していただき、しばし花談義で盛り上がった。バラがいたるところに植えられていて、春にはさぞかし美しい花とかぐわしい香りでで包まれるのであろう。シュウメイギクとカクトラノオを貰ってお暇すると、時間は12時を回っていた。

今日はフルートレッスンの日なので、KITAHOさん宅を後にして明野に向かった。途中、日野春ハーブガーデンの横を通ると、「20%カット」と書かれた看板が目に入る。ちょっと覗いてみると、忘れな草の様な可憐な「エリトリキウム・ベビーブルー」があったので、2鉢買ってしまった。

昼ご飯は、清里ライン(R141)添いにある、「万福楼」という中華料理店に入る。台湾ラーメンと小焼き飯のセットを注文した。この台湾ラーメン、透明のスープに色鮮やかなニラが載せられていて、食べるとキリキリとトウガラシの味がした。なかなかの一品である。文字通り満腹となってしまった。


店の駐車場から、黄金なす稲穂の向こうに富士山が堂々とたたずんでいた。

 

今日のフルートレッスン、懸案のアルテ20課NO2がようやく○を貰うことができた。続いてNO3だが、複打音がなかなかきっちり決まらない。ゆっくり吹いて下さい、音を出す前にきっちり準備をしてから吹いてくださいと、何度も指摘された。

アダージョの森に帰ってくると、今日は、今シーズン最後の渓流釣りの日だ。いつもの3人組が集まって、4じ30分から大門川に入る。

台風の影響で、水量が多く流れも速いのでポイントがなかなか見つからない。途中、対岸の柳の枝にラインが引っかかってしまって、ウエーダーを履いているKさんに取りに行ってもらうというハプニングがあった。あたりが暗くなるまで釣って、結局Kさんが小さなアマゴを釣りあげただけで、私とSさんは、全く駄目だった。

その後はいつものように、反省会となる。釣りに行かなかったN子さんが食事の準備をして待ってくれていた。(残念だが、写真を撮り忘れた)早速「乾杯!」だ。途中、Sさんが持ってきてくれた、地物のマツタケも出てきて大いに盛り上がった。お酒は、鹿児島白金酒造の「芋焼酎 黒」で酔いが回る。冷え込んできたので、お湯割りが特に美味しかった。


話題は、健康のために「塩、砂糖、醤油」を控えるべきかという健康論、東京下町の美味しい飲み屋、美しい清里を取り戻すため何をすべきか、まで、誰はばかることのない山の中だから、皆さん、ほぼ絶叫するかのような大声を張り上げ、大笑いして夜が更けていった。お開きになって外に出ると満点の星が美しかった。