今日は、昼から茅野のaosta・papalinさん宅でガーデンパーティをすることになっている。ところが朝方は生憎の雨。どうなるかなと心配していたが、嬉しいことに出発前には、雨が上がって、青空が出てきた。Kさん、N子さんとごいっしょに「八ヶ岳自由農園」に行く。ここで、TMTMさんご夫婦、Ohimajiさんご夫婦と落合い、aosta宅へ。
すっかり夏の様子になった玄関からのプロムナードを通って、
「ピンポーン」、「どうぞ」とpapalinさんからの返事が返ってきた。早速、パーティの準備が始まった。
広い円形のダイニングルームのテーブルに皆さんが用意した料理が所狭しと並べられる。
準備が整ったところでaostaさんに用意していただいたロゼのスパークリングワインで「カンパイ!」となる。今日のパーティが楽しくなることを大いに予感させてくれる、実に口当たりいい美味しいワインだった。
最初に、papalinさんが、このほど晴れてプロ・リコーダー奏者としてデビューされたので、その心境などについて伺った。それ以降は、ワイワイガヤガヤと、飲む食べる喋るの楽しい時間だ。ひとわたり、空腹と喉の渇きが癒されると、庭をご案内していただいた。草が伸び放題で、とはおっしゃるものの、我が家の伸び放題などとは違って美しい庭である。
Ohimajiさんの奥さんは、早速ノートを取り出してaostaさんに教えていただいた花の名前をメモしていた。このあたりがえらいところで、私などは、花の名前を聞いている尻からどんどん忘れてしまった。ニセアカシヤと銅葉色の樹木の小道、ピンク色のベルガモット、
春に咲くスノードロップのような花(名前を忘れてしまった)
その奥は、広い芝生になっていて、早速papalinさんのリコーダーによる、グリーンスリーブズの演奏が始まった。
さすがの演奏で、皆さん聴きほれるばかりだ。その後は、皆さんそれぞれ色んなリコーダーを持って合奏を演奏を楽しんだ。
その後部屋に戻って、しばらく談笑したあと、今度は、私とOhimajiさん、TMTMさんの演奏会。「コンドルは飛んでいく」「スカボローフェア」「庭の千草」などを演奏する。papalinさんから、歌詞の意味を考えてその気持ちを演奏すること、アウフタクトの演奏上の注意など、具体的な指導を受ける。それを受けて演奏し直すと、聴いている皆さんからしきりに「演奏がよくなった」との声が上がった。成るほど、成るほどと感心することしきりだ。
続いて、Kさんのギター伴奏でみんなで懐かしのフォークソング「白い色は恋人の色」「竹田の子守唄」などを歌った。夕闇が迫ってきても、今日のパーティはいっこうに終わる気配がない。お料理や飲み物もまだ沢山残ってるので、「それでは、引き続いて夕食にしましょう」と言うことになった。
夕食を楽しんでいる間にOhimajiさん得意のピアノ演奏がはじまった。BGMにぴったりのムード演奏だ。それを聴きながらこちらのテーブルでは、音楽の発展史、宗教改革とカソリック教会音楽の影響、イエズス会の世界的布教活動と日本に来たのがスペインではなくポルトガルであったことの意味などについて、「熱い議論」がおこった。それが一段落すると、ピアノがジャズ風に変わり、Ohimajiさんとpapalinさんの連弾を聴かせていただく。
果てしない音楽パーティの最後は、オペラの歌唱レッスンを受けてきたpapalinさんの歌の時間だ。「誰も寝てはならない」~「人知れぬ涙」、その熱唱に「ブラボー!」の大歓声。
これをもって、真夏の音楽パーティもようやくお開きとなった。その時間、夜の9時、何と延々9時間に及ぶ大パーティだった。お酒を飲まない妻に運転してもらって自宅に着いたのは10時を回っていた。