日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

南副店長からの宿題

2008-02-15 02:07:34 | Weblog

年末に、副店長から出された宿題があった。

すなわち、『年末に品切れした商品をリストアップし、反省文を書いて提出すること

末永さんによれば、毎年恒例らしいが、「私、去年、提出するように言われたけど、出さなかったよ

副店長曰く、『一度 回収して、来年の年末に渡すから』

私は遅番の翌日、早番というシフトにも関わらず、ほとんど徹夜で仕上げ、昨日、一番のり~で提出した。副店長が居なかったため、店長に。

店長は、開口一番、「わっ!すごい

タイプして4ページの力作である。

 

しかし、今のところ、副店長からは何のコメントもない。

矢木さんは、今朝、反省文抜きの欠品リストだけ、手書きで提出したそうだ。直接、副店長に手渡したので、その時、コメントを頂戴したという。

ああ、これ、これ、確かに欠品してたね。ウン、これも欠品してた。

そうそう、これも。そう、これもだった!それに、これも・・・・ 一応、全部、俺、チェック済みだから

矢木さん。「・・・・・

(チェック済みなら、わざわざ欠品リストなんか、提出させるなあ~

・・・と、思ったよ、その時」

と、矢木さん。

担当者自身、ちゃんと把握しておいてほしいという副店長の切なる願いからの宿題でしょうが・・・そうですよね?副店長。

でも、コメントもらえるだけ、いいですよ。私は、な~んのコメントも今のところ無し!」

そりゃ、いけんね。真面目に反省文まで書いた甲斐がないね。どうせなら、英語で書いて提出すれば良かったんよ」

英語で・・・?それは、全く思い付かなかった。そんなことをすれば、副店長の顔が引きつることは、まず、間違いないだろう。

それに、今回、提出した宿題の内容だが、真面目な反省文かどうかは、かなり微妙・・・なところだ。矢木さんは私の反省文?の内容を知らないので致し方ない。詳しく説明するのは、よしておこう。

以下、読者の皆様の為に、特別公開します。

『年末欠品リスト』

12月30日欠品

手よりかんぴょう中12g  (31日**店より5つ振り替え)

マルヤ椎茸 徳用35g (31日**店より2つ振り替え)

どんこ30g (31日、**店より3つ)

椎茸中葉(中国産)100g (31日**店より2つ)

かんぴょう30g(**店より10つ)

麺の達人鶏ガラしょうゆ100g  (*:*店より4つ)

タンサン50g (12月30日、花園バイヤーが問屋からリヤカーで運び出し

入荷)

鮮シリーズ ドライソーセージ (30日発注、31日午前入荷)

12月31日欠品

どんべえ 天そばミニ

 

「在庫豊富で欠品は免れたけれど・・・

         売れたぜリスト」

 

てんかす

鮮シリーズ ほぼ すべて

緑のたぬき

銀のり

寿司海苔

きなこ

かんてん

こうや豆腐

春雨(生活良好、マロニーすべて)

小麦粉500g

片栗粉

でんぷん

黒豆

そば(普段、動かない商品も含め、ほぼ すべて)

*お茶漬け、ふりかけ、ラーメン類は、通常の1・5倍は売れた筈。クリスマス前からの over stockで危なげなかっただけ。

後悔文から反省文へ・・・?

  Fukuten cho~は やっぱりすごい

                   賞賛文

 

すぐ忘れるから覚えておく為に・・・。

店長(後に電話で副店長)に相談する前は、通常の2倍~3倍発注するつもりだった。

取引先の正月休みで発注が一回、休みになるため、単純に2倍。プラス年末に動くであろう正月商品は3倍。

ところが、副店長は、「通常とおり」

取引先は休みです」

じゃあ、1.2~1.3倍」

・・・・?」

(普段10発注するところを12にしたりしないから、要するに通常通りと言いたいのね。カップラーメンも、ふりかけ類も。でも、なんで

電話を切った直後、「副店長、なんて言ってた?」と店長。

通常の1.2~1.3倍だそうです」

ええ~っ 発注一回とぶんよ

じゃあ、1.2倍と言われて強気で取る方?」

はい、売れ筋は」

きっと、副店長は前日の休日出勤で疲れているのだ。

『出勤前のリラックス』で、多少・・・ 寝ボケているのかも・・・?

それに きっと、東区の住民は、おせちを作らないのだ。惣菜のお重で済ませるのだ。年末から巻き寿司を作らないのだ(我が家は毎年恒例)、よって、かんぴょうも、寿司海苔も、でんぷんも、椎茸も、私が思う程には売れないのだ・・・ろうね、きっと。

副店長が おっしゃるとおり、ほぼ通常通りの発注をした。

ところが、30日。台風並みとまでは いかないが、ハリケーン並みに商品全体が動き出した。My mother の年末必需品、椎茸、かんぴょう、と相次いで欠品し、この勢いのまま初売りまでいけば・・・。

副店長の言う通りに発注したことを この時点で後悔した。

反省文など、書けません。書くなら、後悔文

日付けが変わって31日。

花園バイヤーが売り場をウロウロしていたので、欠品続出を謝る。

リストアップしてくれたら、他店舗から、振り替えるよ!」

2007年1月3日。

振り替えてもらった徳用椎茸2つのうち、1つは、まだあった!

ピークは31日午前中?

いつもテレビで見るような、『お客さま殺到!!』初売りをイメージしていたが、3日は まるで通夜。 「驚くほど売れない」と言った副店長は、  正しかった!

よって、これは、副店長賞賛文。(教えてくれて ありがとうございました! プラス私にとっての反省文

まとめ・来年は・・・

1) 正月商品(特設コーナー)以外の関連商品も、勿論、売れる。

   2倍の発注で、棚が空っぽにならないだろう。

   かんぴょう、しいたけ、要注意!

2) タンサンを使うと、黒豆が やわらかく煮えるそうだ。(知らなかっ  

  た!) 年末の掃除にも使うので、多めに発注!

 

・・・・以上が私が提出した『欠品リスト&反省文』だ。

副店長、「・・・・」 

コメントのしようがない・・・と言うのが、彼の正直な気持ちでしょうか?

彼は今日、急に咳き込み、以来、ひどい風邪を引いたようです。

私が提出した『宿題』に 激しいショックを受けた事が原因ではない事を祈ります。

 

 

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お笑いの再会

2008-02-14 12:32:23 | Weblog

2007年1月3日。今年 初出勤だ。

仕事始めは、午後からのシフト。

お店の入り口から深呼吸して一歩中へ足を踏み入れた。

「チャン、チャラチャラリン・・・ ポン チャンチャラリン・・・

なっ・・・何なんだ、このバックぐらうんどミュージックは?

お琴と笛の演奏が流れている。

正月バージョンらしいが、初めて聞く私は、思わず噴き出してしまった!

「違うよ、これ、オープニングの曲!

と、カトちゃんがハマグリ君に叫んでいた日々が、果てしなく遠い。

ジャンジャンじゃ~んという、行進曲のようなクリスマスソングがBGMだったのは、つい一週間ほど前ではなかったか

時間の流れというのは、実に早い。

 

さて、B番は 私一人かなあ・・・?と思っていたら、梅子さんが、更衣室へ入ってきた。

私一人かと思った!と、お互いに言いつつ、挨拶を交わす。

「明けまして おめでとう ございます。今年も宜しくお願いします!

 

売り場へ降りて行くと、副店長が荷出しをしていた。

「明けまして おめでとう ございます。新年早々、お電話してすみません

(実は、今朝職場に電話して、副店長を呼び出し、オープン前に、そば、こうや豆腐etcのポップを外しておくように命令したのである

バックでは、店長がパソコンに向かっている。

「明けまして・・・今年も宜しく・・・」

新年の挨拶回りにかなりの時間を費やした。(ように思う

挨拶回りをしながら、なんだか、オカシイ・・・と感じていた。

こんなにスタッフは、たくさんいるのに、お客さんが居ない!!

何故? どうして?

 し~ン、と静まりかえった店内は、お琴のBGMのイメージとは程遠い、

正月というよりは、むしろ、通夜のような雰囲気である。

初売りなのだから、ホークスの優勝セール並みにお客様の群れで、大混雑するのではなかったのか!?

とりあえず、梅子さんと倉庫へ行き、年末に確保しておいた在庫を運んできた。

在庫を確認した後、今年初の発注。

荷出しを終え、発注もほぼ終了間際、梅子さんが私を呼びに来た。

「コーヒー入れたから、飲もう!早く来ないと、冷めるよ

なんと、梅子さんは、ポットにコーヒーを入れ、自宅から持参したという。

年末の花岡さんのようだ。

バックへ行くと、西村チーフが紙袋を提げて私を呼んだ。

あっ、鈴木さん、毎回 同じなんですが・・・宮崎の実家へ帰ったので、お土産です。3つの中から、どれでも、好きなものを選んでください」

はにかみ屋のチーフは、相変わらずポッと赤くなりながら、3つの御菓子を両方の手のひらに並べた。

「わあ~い 宮崎って、美味しい食べ物たくさんあるんですよね~。私、チーズ饅頭が好きなんでっす」

私は迷わず前回と同じ御菓子を頂いた。

「じゃあ、それを茶菓子にして、こっち、コーヒーがあるよ

梅子さんのエスコートで、私の他にも高田さんetcが 御呼ばれになった。

勤務中に、なんちゅう幸せ者じゃ。

「コーヒー、もうないの?」

高田さんのセリフに梅子さんは言った。

「全員分はポットにないよ」

けんかをやめて~ 二人を止めて~私のために~」

いきなり、高田さんは歌いだしたのだ。

「わあ・・・懐かしい。 河合奈保子の曲!」 と私。

「えっ 竹内まりや・・・じゃない?」 と高田さん。

「竹内まりや が曲を作って、河合奈保子が歌ってヒットしたんです!」

「へ~。詳しいね」

「この時代は思春期でしたから 私にとっては奈保子や柏原芳江は憧れのお姉さんって感じです」

「可愛かったもんねえ。胸大きかったし

一同、「・・・・・

奈保子のところから、会話に参加した竹輪担当の花岡さんも、絶句した。

「そういえば、紅白の裸踊り、見ましたか?高田さん、喜んで観てるだろうなって思いましたよ!これ、ほんまにNHKって、我が目を疑ったわ。子供に見せたくないよ、子供に 

うちの子、男の子で高校生だけと、抗議がくるよ!って言ってた・・・」

と、花岡さん。

「抗議が750件殺到したってね

ボデイ スーツ着てたらしいけど、リアルで。裸にしか見えない

そうなん そりゃあ 観たかったなあ・・・そこだけ」

話題は、いつの間にか年末の紅白に。

そこへ、カトちゃんがやってきた。

あっ カトちゃん、あんた、良かったよ!北島三郎。盛り上がったやないの」

「はい。前半戦は全く観てないけど、後半の演歌は全部、観ましたよ」

「カトちゃん、あんた、ほんとに19歳 年齢、ごまかしてるんじゃ・・・?」

高田さんと同じ疑問は以前、私も持ったな。あの時は、複数のスタッフに聞き込み捜査をし、事実確認をとったけど?

北島三郎を見るたびに、カトちゃんを思い出すわ」

私がそういうと、全員同意した。

 風雪流れ旅・・・

梅子さんは、そういうと、ブッと噴き出した。

今回の曲目は、『祭り』だったから、まあ・・・紙吹雪は無理かなあ、と思っていた。

ところが、どっこい!色つき紙吹雪が、これでもかあ~というほど、降ってきた時には、家族で大爆笑した。

やっぱり、サブちゃんと、NHKは、こういう演出で意気投合だよね。

そして やはり・・・。

グロッサリーの北島三郎とは、何を隠そう、カトちゃんのことである! 

コーヒーと御菓子、ご馳走様でした。

昨年のシメは、おおとりの北島三郎だったが、

新年の初笑いも、サブちゃんことカトちゃんだった

初笑いをありがとう、みなさん。

 

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とうとう師走 スタッフの皆さん ありがとう

2008-02-13 11:52:32 | Weblog

2006年12月31日。 とうとう、この日がやってきた。

 今年も、あと一日。 とあるスーパーで過ごす、最後の日だ。

 今日は早番、8時出勤で、ほんっとに、久しぶりに雑貨担当の末永さんと同じシフトだ。

入社当初は、末永さんと一緒が多く、色々教えていただいたのだが、 ここ数ヶ月間、ほとんど、一緒になることはなかった。

 末永さんと共に「とあるスーパー」の幕は開き、 再び末永さんと共に「今年最後」の幕は閉じる・・・。 なかなか、グットな演出じゃないか!

さて、その末永さん、風邪を引いて、つらそうである。

 初出勤の日のように、二人で納豆を荷出しした。

おお・・・懐かしい。 感慨深い、師走の納豆だしである。 開店前の戦場のような風景は、今回は省略しよう。

 開店10分前には、店長の店内放送があった。

 「皆さん、おはようございます。 ・・・略。これまで今年、開店したイオンの影響を受けて参りましたが、昨日は前年比とほぼ同じ売り上げを作ることができました。 これも、皆さんの日ごろからの努力のお陰であります!」

スタッフは、一瞬、働く手を止めて、まるで敗戦後の昭和天皇のお言葉を ラジオで聞くような面持ちで、店長の声をしんみりと聞いていた。

そうだ 師走なのだ 今年最後の勤務なのだ  もう、男前店長にも、やかん副店長にも、はにかみ屋の西村チーフにも・・・それから、それから・・・ 北島三郎、風雪流れ旅のカトちゃんを始め、(紅白出場おめでとう、カトちゃん!大とりだね!) おもろいスタッフに会えないのだ。 来年までは。

 そのまま、蛍の光が店内から流れてきそうな雰囲気だったが、 耳にしたのは、いつもの「オープニングの曲」で、内心、ほっとした。

 9時開店。 9時出勤の矢木さんと、梅子さん、「おはようございま~す!」

 続いて10時出勤の岸辺さん、「同じ時間に上がりだったら、一緒にお茶できたのにね!」

 そこへ竹輪担当の花岡さんが、売り場に居た私を呼びに来た。 「鈴木さん、スープがあるから、バックで、どうぞ!」 先日は、ジャスミンテイー、先々日はコーヒーをご馳走になった。 今回は、お手製スープである! 家庭から、ポットに入れ持参してくれるとは、なんとお優しい。 冷えた身体も芯から温まる。

 バックでスープを ひとすすりした瞬間、 荷物を出し終え、忙しそうにバックへ引き上げてきた西村チーフとバッチリ目が合い、 思わずブッと、スープを吹き出しそうになった。

す・・・すんまへんな。勤務中に。 チーフも御呼ばれに・・・えっ?もう、ない

こうして、和気藹々と年末のお仕事を続行し、 無情にも時間は過ぎていく・・・。

 そして、とうとう。 勤務時間終了! 私と末永さんは、今年最後の挨拶巡り。

 まずは、店長。 「お疲れ様でした」

 「今年一年、大変お世話になりました」 と、店長。

私は何もお世話していないので、 「ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」

「いえいえ、そんな

売り場へ出ると、西村チーフが、うどんを並べていた。 そういえば、チーフに うどんを頂いたことがあったっけ。

西村さん、色々ご迷惑をお掛けしました」

 「いや、僕には別に・・・」 (ん?僕には・・・他には?)

 「発注、とばして、申し訳ありませんでした!深く、反省しております。 それから・・・ですね。売れずに廃棄になった 外国製の お飾りパスタ、副店長が (売れたと勘違いして!)いっぱい発注しちゃったんですよ」

 西村チーフは、ぷっと吹き出した。 この後の会話は、業務上、すまないが、省略いたす。

 最後の上司は、副店長。

 「・・・ご迷惑をおかけしました・・・」 と、挨拶する私の隣で、末永さんは、笑い出した。

「みんなに謝ってまわって・・・

「そう。懺悔の年末じゃみんなに迷惑かけたし」

 「それじゃ、私も・・・。たくさん、欠品出して、申し訳ありませんでした!」

あれ?末永さん。欠品したら、棚に他の商品を並べて いつも誤魔化す・・・って。 いちいち副店長に報告しなくていいよ、黙ってたら、バレないって言ってたのに。

 スタッフの懺悔を一人で受ける南副店長。

ちょっと、困ったような表情です。

「良いお年をお迎え下さい!」 と、最後に挨拶し、一人、固まったまま売り場にたたずむ副店長をあとにした。

 次は、スタッフの岸辺さん。 梅子さん。 カトちゃん。 川石さん・・・に、それぞれ挨拶。 「良い、お年を!」 と、カトちゃんに言うと、

 「鈴木さんも、良いお年を!」 と、笑顔で答えるカトちゃん。

 「ほんとね、みんなにとって、良い年にしないとね!」と、岸辺さん。

 私は、迷っていた・・・。 カトちゃんにも、懺悔すべきかどうかを・・・。

(ごめんね、カトちゃん。君の18番が北島三郎の『風雪流れ旅』だと、スタッフ全員にバラしたのは、私ですっ!

名残惜しい気もするが、 年越しそば・・ あんこもち・・ 御菓子・・を購入し、お店を後にした。 いっぱいの感謝を込めて。

 『お世話になりました!来年も 良い年でありますように!』

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お客様は神様です!

2008-02-12 20:01:35 | Weblog

バックから一歩、売り場へ出て行くと、

「あれえ~、私って、こんなに人気者だったのかしら?」

と、勘違いしそうなほど、声を掛けられる。

お昼を回った頃、上品なお客様が、聞きにくそうに荷出し中の私の顔を覗きこんだ。

「あのー、ちょっと、お尋ねしますが・・・。砂糖は・・・もう、ないんですか?」 ああ、また砂糖。

「申し訳ありませんが、売り切れました。開店前から、並ばれてる方が多くて・・・」

私は、申し訳なさそうに、答えた。

すると、何故か、お客様は、急に、打ち解けた感じで、

実はですねえ、他の店舗へ今朝、行ってきたんですよ。そちらも、もう、売り切れでねえ。ここは、本店だから、もしかしたら・・・って期待したんですけど、遅く来る方が悪いわよねえ。ごめんなさいね、お仕事中に、邪魔して」

いえいえ、そんな・・・。また、お越し下さい」

癒しのオアシスのようなご婦人が去ったあと、背後から、おじさんの声がした。

「ちょっと、ねーちゃん。鏡餅の下にしく昆布があるやろ?あれ、どこね?」

振り返った私は、一瞬、ぽかんとした。

「昆布・・・ですか? 餅の下に・・・ですか?」

シダか、なんかの葉じゃなくて? 昆布とは、初耳な・・・。

「毎年、ここで、買いよるんよ。久しぶりじゃけなあ、この店へ来るのは。昨年も、あったやろ?」

「昨年・・・(私、ここに居ませんでしたから)実は新人でして」

新人なんて言っていいの 思わず、そう言ったものの、即、後悔した。

「新人なら、分からんな」

立ち去ろうとする、おじさまを呼び止めた。

「鏡餅は、入り口横です。お正月コーナーは、そちらですからご案内・・・」

振り返った おじさんは、かなり、急いでいるようだったが、片手を上げて答えた。

「そうかい、いや、いいよ。自分で行ってみるから ありがと!」

「***どこですか?

「はい、ご案内します

・・・をざっと数十回繰り返した。

「お忙しいのに、すみませんねえ」

「わざわざ、ありがとうございます!」

と、おっしゃって頂くたびに、わたくし、疲れも吹っ飛び、元気を頂いておりまする。

ありがとうございます。

こんな瞬間こそ、お客様=神様です!

中には、「」 (返す言葉もない)というケースも稀に・・・。

そんな時は、記憶から消そう。

「貴方も、忙しいんだから、わざわざ、案内してくれなくても、いいのよ。どっちか、言ってくれたら、自分で行くから

ご案内しようとする私の腕を引っ張って、そう おっしゃって下さったご婦人もいました。

年末で、人を掻き分けねば、なかなか前へは進めないので、 この際、お言葉に甘えさせて頂くことに・・・。

今年一年、(私にとっては半年)

時には(特売日や年末など限定期間)

闘牛化しつつも (たまには結構!)

当店へ足を運んで下さり、

「がんばってね~」

「ありがとう」 などなど励ましのお声を掛けて下さった、数多くのお客様。

心から、御礼申し上げ・・・ 来年も、また来てね  

Comments (2)
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年末の闘牛祭 2

2008-02-11 20:46:38 | Weblog

お店が開店すると、 何やら 入り口付近で、「ごおおおおおつつつつつつ・・・・・」 という何かが押し寄せて来る殺気を感じた。

 闘牛化したお客様の群れだ

中には、よたよたとした足取りの方もいらっしゃる。

どうか、転ばないようにお気をつけ下さい!

大半のお客様の目的は、特売の砂糖のようだ。

「砂糖は?」と、数十回、お尋ねがあった。

売り場中央通路に『特設コーナー』があり、 そこに砂糖も てんこ盛りにされている。

ハマグリ君が砂糖を台車に乗せ、行き来している姿を何度かお見かけした。

そのたびに、ハマグリ君 目がけて殺到する 主に老男老女の群れ。

ハマグリ君って、こんなに人気者だったんだ。

「押さないで下さいっ!サインは後でね、サインは

とでも言いたげな表情のハマグリ君である。(?)

その間、私は漬け物を出していたのだが、矢木さんと岸辺さんが手つだってくれたので、早く終了。

定番商品のカップラーメンを荷出ししていると、冷凍食品も入荷された。

「冷凍食品、きたよ~」

という、岸辺さんの呼びかけに反応し、私とハマグリ君、そして普段、見慣れない夜間バイトの男の子が冷凍食品の荷出しを開始。

今日のお客さん、殺気だってるね! さっき、荷台を引っ張ってたら、偶然、お客さんの肩に触れたんよ。『すみません』って謝ったら、その人、自分の肩を手で 『振り払った』のよ!」

「ええ~  そんな、ばい菌じゃ、あるまいし。『お払い』しなくたって・・・。すごい人がいるもんですね。いやだな~」

通りかかった店長が、スタッフの一人に指示を出した。

「特売のジュース、底上げして!」

冷凍食品を出し終え、定番商品を出していると、 再び通りかかった店長が、お城納豆を6ケース引っ張ってきた。

「あっ、鈴木さん、納豆なくなったから、出してくれる?」

えっ?開店して2時間で、納豆がなくなった

あんなに今朝、たくさん出したのに。 バックへ行くと、 岸辺さんと矢木さんが、闘牛客の話題で談笑していた。

すなわち、お払いの話題。

ここで働き始めてから、こんなにバタつくのは、初めてだ。 皆、疲れて見える。

その時、私は、店長の 呟きを聞き逃さなかった。

「ふうっ・・・。タバコ吸いたい・・・

タバコは諦め?いったん、深呼吸した店長は、バンと、私が運んでる途中の荷物をたたき、

「よし!ハマグリ、お前、カゴに行け

と、闘牛士のような風格で指示を出した。

一度は疲労感漂う雰囲気に包まれたグロッサリーの控え室(??バックのことね)だったが、 店長の一言で、 スタッフは再び、闘牛祭モードである。

店長に指名を受けたハマグリ君が、先頭を切って、売り場へと突進して行った・・・。

ご健闘をお祈りします!

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年末の闘牛祭 その1

2008-02-10 18:58:35 | Weblog

昨日は、雪。

今日も予報では、雪。

朝一勤務なので、雪が積もると出勤困難な状況に。

だが、ちらつく程度で、積もらなかった。

ほっ。

7時50分に売り場へ降りて行くと、 これまでの人生で、見たことがない大量の納豆群が、デ~ンと居座っている。

納豆で、ぎっしり詰まった台車は、私のような細腕のレデイー(・・ン?何か言った?) が渾身の力を込めて押しても、ちょっとや、そっとでは、びくともしないではないか!!

しかも、冷蔵ケース(棚)の真ん前に置かれた箱入り納豆群は、 私が補充する為に必要なスペースまで、占領している。

「どっ・・・どいてくれえ! いつから納豆は、こんなに偉くなったんだ

今日は、デイリー商品が、通常の約3倍入荷されたらしい。

私は文字通り、『納豆に埋もれながら』荷出しを続行する事を余儀なくされた。

一度でいいから、納豆群の変わりに、これだけの札束に『埋もれて』みたいものだ・・・。

納豆並べが、どうにか終わり、在庫分をバックへ引く。

大型冷蔵庫の前には、先客のチーズ、牛乳、ヨーグルト、豆腐の在庫たちが、 中へ入りきれずに泣いていた。

(*注意 涙だ・・・と、当初、勘違いしたのは、実は、常温に1分間だけ放置された為に発生した水滴だった

私のすぐ後には、カトちゃんとパンの大群が控えている。

そのあとには、うどん と店長が・・・。

ダンボールの大群が・・・。

もう、らめらあ~。

見渡す限りの草原へ、ぴゅ~んと、飛んで行きたい。

納豆を道つれにして・・・?

とにかく、スペースがないよ、スペースが

納豆をどうにか冷蔵庫にしまい、ダンボールの山をプラットホームへもって行くと、こちらでは、定番商品の山脈の麓で立ち往生している高田さんの悲鳴が聞こえてきた。

「モ~。どうモ こうモ ならん 

あれ?高田さんが、牛に見える。

きっと先日のクリスマスに薩摩牛を食べたからであろう。

私は、ダンボールを入れる専用台車を探し、辺りを見回した。

何処にもない。

「あっ、ダンボール用の台車なら、この山積みされた10キロの米の後ろにあるよ!米、のけないといけんよ、米

「はははっ・・・

米台車・・・。

米10キロ入りが、ざっと数えただけでも、50個はありそうな・・・。

これをのけろだって ご冗談でしょう。

勿論、高田さんはジョークを言ったのだが、 気が付くと私は、隣の空いてる台車の上に乗り、 横からダンボールを投げ入れた。 夢中だったので、

うおおおおっ・・・何してんだい、君!」

と、定年退職後、荷出しのお手伝いに来ている 田園さんに声をかけられるまで、 自分が かつてのハマグリ2号(*注 台車によじ登るサル)になりつつあることに、気付かなかった。

良かったよ。 他の誰にも見られてなくて。

バックへ行くと、店長が私を呼んだ。

「鈴木さん、漬け物、頼んでいい?」

私の恋人、漬け物! 遠い、漬け物三昧の日よ。

なんと お懐かしい対面!

「あの、店長。漬け物を出すと、制服がべとべとに汚れるので、エプロンを使ってもいいですか?」

「はい エプロンでも、手袋でも、何なりと、お使い下さい

「今、更衣室まで取りに行っていいですか?」 「はい、どうぞ。それまでに、これ、台車に積んで売り場へ持って行っとくからね!」

私は2階への階段を駆け上った。

更衣室では、10時出勤の岸辺さんが着替えていた。

今日は、早目に来るといっていたっけ。

「あれえ~、何で、鈴木さん、制服の上からエプロンを・・・?」

 「店長の許可を得たんで~す」

実は、ここでは、『デパートのようなサービスのスーパー』とやらで、 エプロン使用禁止と皆、聞いていたのだ。

だが、こんな、いっそがしい時に、見た目なんぞ、構っていられるものか。

オープン前から、すでに、 「ぜ~ぜ~」 状態なのだが・・・。

さて、いよいよ、『只今より、開店いたします』

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モーレツ社員と「有名よ!」

2008-02-09 22:30:24 | Weblog

今日は、久々に、岸辺さんに命名された『名コンビ』矢木さんと一緒のシフトである。

矢木さんは、昨日、お休みだったので、更衣室で制服に着替えながら、 『昨日は忙しかったか?』 という話題になった。

そこで、すずの長~い昨日の報告が始まる・・・。 (注意ここは、女子更衣室

それがですね~。南副店長、昨日、休日出勤したんですよ。私より朝、早くから来ていて。バックへ行ったら、居る筈のない副店長が、私服で働いてるから、思わず 『ええ~っつ 』って顔したんですよ、私。 でたあ~、モーレツ社員 店長といい・・副店長といい・・・ そしたら、『こんなに荷物いっぱいあったら驚くでしょ!』 ・・・って言いながら、ニコニコ顔で、もう、楽しくって仕方ないって感じで、せっせと蒲鉾類を荷出ししてた! 私が仕事終わって帰る時も、まだ、職場に居ましたよ。 まさか、副店長、とあるスーパーと共に、命尽きるつもりじゃあないですよね

すると、矢木さんも、笑いながら、

こういう仕事があってるんだろうね。楽しんでるもんね、副店長。 接客業や営業は、どうしても合わないって悩む人も結構いるじゃない。 銀行でも、最初は営業にまわされるしね。いつだったか、副店長、夜中まで仕事して家に帰らず、車の中で寝た って言ってたよ!」

うおおおお~っつ

私は、思わず、コアラの遠吠えのような声を発した。

ところで、コアラの鳴き声って、どんなだっけ?

記憶にないな。

仕事熱心なことは、良いことだが、 一つだけ、気になることが・・・。

日本人男性の多くは、仕事と家庭の比率が9対1か、あるいは10対0なのでは? と、時々感じることだ。

「もう、幼稚園、冬休みに入ってますよね。 パパが仕事へ行っちゃった~って、お子さん、泣いてるかも・・って思うとちょっと。 独身のカトちゃんが、最後までいるから、 副店長は、さっさと、帰りなさいって、言ってあげたい衝動に駆られたけど・・・」

すると、矢木さんも、しみじみと、言った。

「サービス業は、人が休みの時、休めないからねえ。 前、社員で、子供の運動会の日に休日出勤してた人がいたんよ。 さすがに、店長が、『お子さんが可愛そうだから』って、途中で帰らせたけどね!」

そ・・・そうか。

店長にだけは、モーレツ社員を 『強制退社』させる力があるのか。

そうなのか・・・。

でも、その店長も 『モーレツ店長』 の場合は、いったい誰が・・・

う~ん。

考えるのは、よそう。 さて・・・。

お昼を回り、今日 入荷されたばかりのカップラーメンを荷出ししていると、 いつものように、二階の本事務所で働いている 『お偉いさん方』が、 続々入場してきた。

「何にしようか、迷うね~」

と、言いながら、嬉しそうに品定めをしている社員の方々・・・。 どうぞ、思う存分、迷ってください。

今回、在庫は豊富に揃っておりますので、 どれを選ばれても、 (あっ・・・そ・・・それは、品薄だから、やめて!)

(そっちにするの?ヤダナ。売れ筋なのに。その隣の、人気ない方にしてほしい) (あーっ、それは、お客さん用に・・・)

(健康に良くないよ、ラーメンはア~麺!なんちゃって

などなど、はらはらドキドキする必要もない。

心ゆくまで、選びたまえ!

遂に、『男前店長』 も、やってきた。

 ど~れにしようかな~

(私の予想・・・ボン  チキンラーメン!)

き~めた! この、新発売のら~めんに しよ~っと

がくっ 

私の予想は、見事にハズレた。

年末じゃんぼ宝くじに当たる確率など、当然ないだろう。

それにしても、今日の店長のセリフは、何故、すべて ミュージック調なのだろーか

まるで、今の私のルンルン気分を映し出す鏡のような店長の お姿である。

さてさて・・・。

最後に もう一つ、 びっくり箱が用意されていた。

ごま塩ヘア (失礼!!)の お偉方様が、ラーメンを選びながら、私に向かってこう言ったのだ。

「グロッサリー、有名よ」

私が荷出しをしていた手を止めて、おじさまを見ると、 彼はニッと笑った。

今、なんて、おっしゃいましたあ 

「えっ・・・?」

と、聞きかえすと、お偉方さまは、もう一度、耳が遠い私のために、リピートして下さった。

「グロッサリー、有名よ。(にっ)」

確かに、『グロッサリー、ゆ・う・め・い・よ!』 と、おっしゃった。

これは、どういう意味であろうか?

そして、あの 『にっ』とした笑いは、何を意味するのであろうか

『グロッサリー、有名よ!』

『ぐろっさり~、ゆうめいよ!』

『ぐう~ろっさりい~、ゆ~名誉~

いや、そんなはずはない。

間違いなく、有名よ!・・・だ。

だが、待てよ。 何を隠そう。

グロッサリーの歴史は古く、 遥か古代から、この地域に生息している。

戦後、日本初のスーパーと言ってよいほど、歴史があるのだ。

市の『地域遺産』に登録されてもおかしくないほどなのだ。

(今度、推薦文を市長に送ろうなかなか、良い考えだ!)

グロッサリー自体、すでに、超有名なのであって、 今更、『グロッサリー、有名よ!』

と、二度もリピートされ、 私個人に知らされる事実ではないような気が・・・する・・・ん

もしかして・・・。 もしかすると・・・。

今頃、有名になったのは、グロッサリー全体の事ではなく・・・ 私個人を指すのでは・・・?

・・・なかろうか?

すなわち、 失敗したてのグロッサリー担当者・・・

アホな担当者・・・

超有名なグロッサリー担当者!

すずちゃん、超ショックですっ

 

今日の結論

『やっぱり、ら~めんは、ア~めんだった』

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「めりーくっ・・・クリスマス」

2008-02-09 00:29:53 | Weblog

クリスマス・・・というには、あまりにも、暖かい日差し。

穏やかな天気。

ホワイトどころか、街中も・・・ 店内も・・・ 真っ赤っか。

何故か、すでに、チョコレートがずらっと並び、 バレンタインを迎える準備が整っているではないか!

その隣には、 ワインと長くつ、サンタグッズが並び、 そのまた隣には、 鏡餅の山がある。

あれ~え・・・? 

今、何の時期だっけ・・・

盆と正月が一度に来たとはよく言うが、 スーパーには、 クリスマスと、正月と、バレンタインが同居しているのだから、 こりゃまた スゴイ。

今日も入荷日だったが、荷物を出して、発注しようとしていたら、 総務課の方が、台車の影から ひょっこり顔を出した。

私の面接をした方である。

「もう、慣れましたか?

「はい、 いや・・・ いいえ 

と、なんとも言えない複雑な返事をするしかなかった!

店長と人事の方は、仲が良いようで・・・ すべて筒抜けでしょうからして・・・

つい、この間の私の失敗も、当然、ご承知で・・・

よって、 今頃、私を採用した事を後悔していらっしゃる・・・ と思う

さて・・・。

2時間 居残り作業をし、 社内販売第2弾

『クリスマスケーキ

を受け取りに、カトちゃんを・・・。

居ない。彼は、今日、休みだった。

南副店長にレシートを手渡した。

「はい、鈴木さん、生チョコね」

副店長が、リストで私の名を探している途中、 魚屋さんがやってきた。

最初は、バイトの兄ちゃんかと、間違えた人である。

彼は、常に、私の為に英語の問題を探し求めている。

『作業の前に、手を洗いましょう』 という注意書きをさして、

「これ、英語で、何ていうの?

「You must wash your hands before you start working!」

「うお~っ じゃあ、これは?」

「****」

「また、何か、探そう・・・

いつも、こんな感じである。

ただ、一つだけ、私が答えられない質問があった。

「さんま は英語で何と言うか?」

「秋刀魚・・・ 知らない

私の言い訳は、こうだ

欧米人は、青魚は、食べない。

白身のフライは、食べるが・・・。

彼らが食べるのは、ツナか、サーモン。

秋刀魚を食べるオーストラリア人をいまだかつて、目撃したことがない。

よって、秋刀魚が話題に上ることもなく、 目にすることもなく、 私の豪州滞在は幕を閉じた。

残念~

今日も、いつものごとく、魚屋さんは、私に英語の問題を出題した。

「夕食のあと、クリスマスケーキを食べます・・・って、英語で言ってみて!

「I am going to have a piece of chocolate cake after dinnar!」 「うおお~っつ 

(ホントは、ランチのあとに・・・と言いたかった。

お腹すいた。 もうすでに、夕方4時・・・)

大袈裟に感心して下さる??魚屋さんの横で、副店長は、ケーキを袋に入れていたが、 急に くるっと私の方へ向き直り、バッと、ケーキの箱を差し出した。

 Merry Christmas

が~ン 

かっ・・・完璧なアメリカン イングリッシュ。

私は、思わず二、三歩、あとず去った。

英語で返答しようと試みたが、 思うように、口が利けない。

 「め・・・めり・・(めりけんこ・・じゃなくて) メリー・・・くっく・・クリス・・ます

ちょ・・・ちょっと待ってよ。

何故、私が なまらなきゃならんのだ

そうだ、そうだった。

私の英語は世界で一番・・・

いや、インドの次に(インド人の皆様、ごめんなさい

ヘンだ・・と言われるオージーイングリッシュ・・・

つまり、オーストラリアなまりの英語なのだった。

負けた・・・ 結局は・・・

副店長の度胸に負けたのだった。

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Merry Christmas!

2008-02-08 10:19:53 | Weblog

昨日、クリスマス・イブは、今年最後の休みで・・・ 今日から年末12月31日まで、連続出勤となる。

年末は、勿論?全員出勤。

さて、連載記事を書いていた為、最近の様子は書けなかったのだが・・・。

23日は、社内販売で予約しておいた 『薩摩牛』の受け取り日だった。

写真しか見ていないので、実物は、どのような お姿なのか、 興味をソソル。

仕事を終えた私は、 サービスカウンターで先に支払いを済ませ、 精肉コーナーのバックへと急いだ。

精肉のスタッフは、ニコニコした人ばかりだ。

この日、接客してくださった おばさまも、いつも笑顔。 娘さんは留学経験があるそうで、

「娘から、せっかくのチャンスだから、英語の勉強しなさいって言われるのよ」

と、笑いながら、 「Good morning!

と私に英語で挨拶する方だ。

ここでは、彼女の事を『いつも笑顔』にちなんで、仮に『ペコちゃん』と呼ぼう。

申し込み書を手渡すと、 「老眼がいるねえ・・・」 と、言いながら、申し込み者リストを開き、私の名前を探していた。

「う~ん」

「・・・」

なかなか、見つからないようである。

そこへ、精肉のチーフ、江原さんがやってきた。

この お二人・・・絶妙なタイミングでギャグをとばす名コンビである。

ある日、ペコちゃんが、

「もう!しょうがないねえ、しょうが!

と言うと、江原チーフが、

「でたあ~。おばさんギャク

と、やり取りしているのを偶然、通りかかった私は目撃した。

この日も、やはり、江原チーフは、

「もう、駄目だねえ・・・ペコちゃんは・・・もう、いいよ」

と、呟きながら、リストを彼女から、受け取った。

チーフも かなり長いことリストを眺めていたが、 私の名前は すぐには見つからないようである。

「あの・・・、私、受け取り日、今日で良かったんでしょうか?」

 「はい、いいですよ。23日です」

(薩摩牛のリストではなく、チキンのリストをペコちゃんが探していた為、すぐに見つからなかったのでした

こうして、お肉を受け取った私は、チーフに言った。

あの・・・私、前から思ってたんですけど・・・」

「・・・?

「オーラの泉の・・・スピリチャルカウンセラーの江原さんに、 似てますね

「・・・

ペコちゃんは笑い出した。

「知ってる、知ってる、オーラの泉の江原さん! チーフも、オーラが出てるよ きゃはは・・・

「・・・

無言で固まっているチーフに、理由を述べた。

ちょっと、恥ずかしい?けど。

 いつも温和で、ニコニコしていて、癒し系というか・・・

それに、悩みを相談すると、じっくり話を聞いてくれそうである。

これは、言わなかったが。

すると、チーフは、ようやく いつもの笑顔になり、

「何をおっしゃるんですか

まあ、分かります。

部署も違うし、ほとんど話したこともないのですから。

いきなり、「お~らの泉・・・」 と、言われれば、面くらうでしょう。

 さて、いよいよ待望の『薩摩牛』とご対面。

末永さんと梅子さんの前で、披露した。

「じゃ~ン

三人、一斉に袋の中を覗き込む。

霜降り肉で、上等そう。

けど、高い。値段が・・・。

年に一度のクリスマス。

他のお肉と交ぜて、すき焼きをし、家族で奪い合う・・・じゃなかった、

「ど~れが、本物の薩摩牛か、当ててみよう」

「お箸に薩摩ちゃんが、引っかかった人は、超らっきーゲームだあ」

これこそ聖夜の夕食にふさわしいではないか

アーメン     

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番外編:ハマグリ君は天才だ!

2008-02-07 13:02:28 | Weblog

昨日、最終回を迎えたばかりのシリーズの番外編である

ミスした私は、行く先々で (売り場、バック、プラットホームを巡る途中) ありと、あらゆる人々に声を掛けられ、慰められた。

最初は、ほぼ、同時に『未発注』と悟った西村チーフ。

荷物が入ってこない方が、副店長が発注しやすいじゃないですか 

とにかく、今日は、平常心で仕事をして下さい!」

今、思い出しても、泣けてくる。

だが、(荷物がこない、荷物がこない、荷物が・・・水曜日までこないっ) まるで、呪いの呪文を唱えるかのように、『荷物が来ない』というセリフが、 頭の中で、堂々巡りをした。

次は、つばめ君。

プラットホームで出会ってからというもの、めったに話しかけてこない彼が、 声を掛け(コケコッコ)、仕事しにくいのでは?と、気に掛けてくれた。

店長も、明らかに この日、私に気を配っていた。

次は何をしようと思っているのですか?」

・・・だなんて、私が ふらふらとハイジ化し、自分で自分が何をしているのか 分かっていないようだと、案じたからであろう。

あとになって、店長の意図に気付くものの、

「定番商品がはいってこない」 という事実は、(クリスマス前は、お客さんいっぱいで、売れまくるかも~)という、将来に対する明るい展望を一瞬にして奪い去ったのだ。

元気が出る筈もない。

気にせんでええ」

と、三回繰り返した川石さん。

「社員はカップラーメンは買わないで!お客様用に、とっておいて~」 という私に、

まあ、そう、気にしなさんな。失敗は誰にでもある!」

と、慰めてくれた高田さん。

乾物の棚は、いっぱいに埋まってるから、大丈夫!足りる、足りる!」

と、私を安心させようとしてくれた、矢木さん。

ざっと数えただけでも、総勢6名である。

しかし・・・。

どの方の、どの慰めの言葉にも、私は元気がでなかった。

そして・・・。

とことん落ち込んだまま、 フランクフルトのハイジ化したまま、 コーヒーを荷出ししていたハマグリ君に会ったのだ。

「俺は馬鹿です

常日頃、彼は自分で、こう言っている。

ある日、南副店長は、

「俺、お前は馬鹿な振りしてるだけかと思ったら、ホントに馬鹿だった

と言っていた。

「いいか? 面接で『日本の首相は?』と聞かれたら、『小泉さん』って答えるんじゃないぞ! 今は、あ・べ・さんだからな 何か、分からない事を聞かれたら、むやみに答えるんじゃない 『分かりません』と言え 墓穴を掘るより、そのほうがいいぞ

面接試験の為の準備講座らしいが、なんちゅうアドバイス・・・。

また、ある時は、 西村チーフも、パソコンの前で発注操作を説明しながら、

「お前、ホントに分かったんか 一回、聞いて覚える奴おらんぞ! 5回も聞く人もいるからな」

と、ハマグリ君をケナシテ?いた。

勿論、これらは すべて、上司のジョーク。

ご愛嬌。

そして、ただ、何となく、 たわいない御喋りをし、 特別、真剣に悩みを聞くでもなく、 慰めるでもなく、 むしろ、 恐ろしいことが待ち受けているかのような話をして聞かせ・・・

(例えば、副店長は首根っこを掴んで・・うんぬん

思いっきり笑わせ、 気が付いたら、いつの間にか、 元気になっちゃってたあ~ 

うそお~ ・・・という具合に、谷底からぴょ~ンと、空まで舞い上がるかのごとく、 あらら、元気になっちゃってたわ、 笑えるし、 楽しめるし、 仕事も普段通りできそうな気分に知らない間に なってしまっているのである!

こんな風に、周囲を笑わせ、元気にするのが、彼のキャラなのである。

恐ろしい話をし、余計に落ち込ませるようで・・・ 実は、無条件に元気になってました!

その後の私は、普段通り、他のスタッフと話ができたし・・・。

すべて、結果オーライ。

こんな すごい才能を持つ彼を天才と呼ばず、なんと言おうか

ありがとう、ハマグリ君。

君こそ お笑いの・・・ あるいは、落ち込んだ人を復活させる天才だ。

グロッサリーの他のスタッフ誰一人、私を立ち直らせることが出来なかったというのに。

君は、特別な努力なしに、 ごく自然体で偉業を成し遂げるとは・・・。

これを天才と言わず、なんと言おうか?

感謝

最後に・・・。

特筆すべき事実は・・・

ホントの馬鹿は、私です。

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